神保町 昼食ニュース

2005年1月号

〜〜〜あけましておめでとうございます〜〜〜

2005年1月1日記

2004年を振り返る

 2004年1年間の昼食の記録を別ページにまとめてみた(→神保町2004年の昼食)。
 神保町付近で昼食を食べたのは218回で,2001年,2002年の各209回,2003年の215回より多く,2000年の223回に比べて少ない。店の数は2001年の102店,2002年の119店,2003年の121店から124店に増加した。分散化は相変わらずで,1軒の店に年間1.76回(「別格」の更科を除くと1.6回)しか行っていないという勘定になる。1回しか行かなかった(というより行けなかった)店は82店にものぼる。

 店別の回数のベストテンは次のとおり:
順位 店名 回数 2003年順位 一口コメント 場所(住所は地図上での推定)
1 更科 19 1 更科本流の由緒ある店 錦町3-14/五十通り
2 天鴻餃子房<錦町> 8 2 神田餃子屋チェーン 季節の餃子 錦町3-14/五十通り
2 武膳 8   九州豊前のうどん ごぼうの天ぷら 小川町3-11 インペリアルビル半地下
4 コロンブス・ハウス* 5 - 自然食品・地方産品の店 昼は手打ちそば 錦町1-14
4 紅龍* 5 - 博多担々麺の専門店 神保町1-2/「橋」の先の角
6 はせ川 4   昼の魚定食一筋 錦町3-20/ビルの1階奥
6 山頭火 4 3 旭川ラーメンのチェーン店 小川町3-9/五十通り
6 升屋 4   今風の落ち着き空間 小川町3-10/元千代田ちょん寿司
6 神田アフガン食堂 4    唯一のアフガン料理店 おだやかなカレー 小川町3-11 インペリアルビルの隣
6 暖暮 4   博多ラーメン ねぎごま 錦町1-14/五十通りの先

 ベストテンのメンバーは,不動の1,2位コンビ「更科」「天鴻餃子房<錦町>」,それに「山頭火」以外は入れ替わった。
 トップの「更科」は,この店に限って私の「2週間ルール」,すなわち2週間は同じ店に行かないというルールの適用除外にしているために回数が多いのだが,結果としては平均では2週間以上の間隔がある計算になっている。
 初めて行った店は35店だった。

◆ 開 店・初訪問

 12月は,それぞれ個性のある3つの店を初めて訪れた。
 まず,三井住友海上南(小川町3丁目北側から駿河台3丁目)の激戦区にある「kiri壺」,先月書いた「鷹ばん」と同じビル(駿河台3-3)の2階にある。やや大人向けの落ち着いた雰囲気で,和洋折衷料理の店らしい。昼食は5,6種類で1000円前後。鶏肉オイスターソース焼(\1,000)を食べたところ,なかなかの充実。若者には量が足りないかもしれない。

 ミヅノの裏,お茶の水インペリアルビル半地下の「武膳」のとなりに,12月上旬,台湾料理の居酒屋「えん」が開店した。ランチは,石焼魯肉飯(るーろーはん),豆腐麻辣鍋など5種類で,800円から950円でデザート(シャーベット)つき。
 石焼魯肉飯は細切りバラ肉入りのご飯で,石焼きビビンバのように混ぜて余熱で焼きながら食べる。おいしいけれど,これだけなのでちょっと単調。デザートの代わりに漬物かちょっと野菜がほしい。豆腐麻辣鍋は,麻婆豆腐を少しスープでゆるくしたような感じの鍋で,ご飯にぶっかけて食べた。

 11月下旬に,漢陽楼通り(正しくは富士見坂;三省堂自遊時間脇を上がる道)右側に「モリちゃん」が開店した。これまでうどん屋が2軒,あっという間につぶれた場所である。焼肉・ホルモン焼きの居酒屋で,ポスターや写真,ホーローの看板などで大正・昭和戦前の雰囲気にしている。
 昼食はモツ煮丼など数種。モリちゃん丼というのを食べてみた。豚カルビの味噌焼をのせた丼で,焼けた味噌のにおいに食欲をそそられて,けっこう分量があったが残さず食べてしまった。

 ほかに,ラーメンの「野さ」が別の店に変わっていたが,混んでいて入れなかった。

◆ その他の動き

 ひさしぶりに「蘭奢亭」(神保町2-12あたり;靖国通りの1本北の道)の前を通りかかったら,昼食は親子丼専門になっていた。メニューは親子丼(\1,000)とその大盛りのみで,直送の比内鶏を使っているという。
 先月書いた「麺心」(お茶の水インペリアルビル)は,予告通り12月から「比内地鶏ラーメン」(\850)を出し始めた。これもこのごろのラーメンとしては濃厚な方だが,前に食べた醤油ラーメンと違ってスープは透明で,後味はすっきりしている。

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