神保町 昼食ニュース

2000年3月号


  移転: はせ部 九州
  閉店: 庄屋 中華楼
  昼食開始: 智爺坊

2000年2月27日・3月1日記  

神保町早春賦

 2月臨時号に書いたように,「再開発」による新ビル3棟の「建築計画のお知らせ」が16日,掲出された。
 取り壊しへの動きはまだないが,夜になると道路で何か作業している。11月の区道廃止条例可決を受けてのことだろう。

 地域内の飲食店でいまも営業しているのは,出雲そば,えーわん(おでん;昼食はなし),松寿庵(そば),柳屋(そば)といったところである。松寿庵では,意地を見せて(?),アルバイト募集の貼り紙が出ていた。

 町中の動きを追いかけている間に,小学館ビルの中でも変動が起きた。


◆ 小学館ビルの変動

 小学館ビルの地下には数軒の飲食店があるが,その最大の店だった「ニュートーキョー 庄屋」が撤退した。同じフロアにあった九州パブ「さんくす」と喫茶「サンクス」(この2つは,中でつながっていて,同じメニューを出していた)が「合併」して「居酒屋 九州」となり,その庄屋の場所で3月1日から営業を始めた。内装は庄屋のときとほとんど同じで,昼のメニュー(皿うどん,長崎チャンポンなど)もさんくすと同じである。
 その並びにあった「中華楼」が,いつのまにか消えていた。もしかしたら,もうだいぶ前なのかもしれない。

◆ 移 転

 2月号に書いた予定のとおり,和食の店「はせ部」が2月15日から新店舗で営業を始めた。カウンター席が前の店より減って3席ほどになり,あとはテーブル席と畳の席である。16日に行ってみたところ,昼のメニューは前と同じで,夜も前と同様の営業だという。カウンター席は開店祝いの花束置き場になっていた。

◆ 昼食開始 

 「ラドリオ」のある横町の「智爺坊(ちゃぼ)」が,12月から昼食を始めていたことに,最近気づいた。カレー500円,焼き魚定食・煮魚定食が600円と安いが,内容はなかなか立派である。
 ここには昔,「チャボ」という店があり,昼はちょっとしゃれた昼食もやっていた。当時の言い方ではスナックということになるのかもしれないが,夜は行った覚えがない。閉店になったのは70年代のうちだったように思う。その後ずっと閉ざされていたが,3年ぐらい前だっただろうか,発音を受け継いだ今の智爺坊が開店した。洋風のインテリアだが,中味は和風の料理が多い。
 三省堂書店の西側の小さい出口の向かい側,焼酎の「兵六」の脇を入ったこの横町は,レンガの壁,敷石と小さな植え込みなど,味のある小径である。

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