*** 船長直伝 ***

『田子釣法』

『田子釣法』とは、田子館に代々伝わる門外不出の伝統的な釣法である。
@ メジナの群れには命を掛けて仲間を守る役目があり、これを『偵察隊』と呼ぶ。コマセが撒かれた時に一番はじめに突入してくるのがこの偵察隊である。


偵察隊がコマセを捕食し無事に群れに戻ると、安全を確認したその他のメジナがコマセに沸いてくるのだ。
A したがって、この偵察隊を釣り上げてしまった場合はその他のメジナが警戒しコマセに反応しなくなり、それ以後釣れなくなってしまうのだ。
B つまり、磯に着いてすぐに釣りを始めるのではなく、メジナの群れが安心感を抱いてコマセに沸いてくるまで竿を出さずにコマセを撒き続ける必要があるということだ。


この時、コマセにオキアミや配合エサを混ぜると比重が重くなり、コマセと共にメジナが深場へと沈む。周囲の釣り人が連携を組む必要があると言える。
C また、メジナがコマセに沸いている場合でも、掛けたメジナをバラシてしまうとその他のメジナが警戒してしまい、食いが悪くなってしまう。掛けた魚はバラサないことが重要である。
D まとめると・・・

・釣り場に着いたらすぐに竿を出さない。
・コマセに沸くまでひたすらコマセを撒く。
・コマセは軽く、メジナを表層へ浮かせる。
・掛けた魚はバラサない。
『田子釣法の心得』


 ・偵察隊を釣らないこと
 ・コマセはアミエビのみとする。(配合、オキアミ禁止)
 ・ハリスは3号以上を使用すること
 ・リリースする場合はポイントから離れた場所にすること



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