9月11日 晴れ  扇沢〜東沢出合

◆9月11日AM2:00ころ、扇沢駐車場に到着。車中にて仮眠を試みるが、あまりにも寒くて一睡もできずに朝を向える。前情報では、この時期黒部の気温は夜間は氷点下まで下がることもあるとか。。。先が思いやられる。
◆あまりの寒さに仮眠を諦め、出発準備に取り掛かる。
天気は良く、日が昇るにつれ気温も上昇。黒部は泳ぎ多数との事なのでかなりブルーな気分だったが、これなら何とかなりそうだ。
トロリーバスの待合所には沢山の人だかりだが、沢師は我々だけのようだ。
◆1便のトロリーバスに乗り込み、くろよんダムに到着。ここから『平の渡し』を目指して3時間の道のりだ。
ダムはほぼ満水状態。黒部川の水量も平水以上であることが予想される。
◆AM11:00ころ平の小屋に到着。出船まで1時間あるので休憩を取ることに。
先客のフライマンから情報収集、通過した台風の影響でやや増水気味なるも回復してきているとのこと。イワナの活性も高そうだ!

◆小屋の池に40cm程のイワナが飼われており、運の悪いカミキリムシがその池にポチャリと落ちた。まさかと思った瞬間・・・パシャッ!っと音を立ててイワナがカミキリムシを捕食!・・・うーむ、黒部イワナ恐るべし。
『平の渡し』はなぜか微速前進。ほぼアイドリング状態では・・・?
◆平の渡しの後、さらに2時間ほどで『奥黒部ヒュッテ』に到着。入山届けを提出し上ノ廊下の情報を聞く。難所は数ヶ所あるが、泳げば突破可能とのこと。巻き道もあるが、高巻きは極力しないようにとの忠告を受ける。水量は8月お盆時期と同量程度だが、気温が低いので分が悪いようだ。

◆とっつきにくそうな、いかにも山小屋のオヤジだが、難所の説明を聞いていると我々の身の安全を真剣に考えてくれているのが良くわかる。・・・きっと過去にいく度もの悲劇を目の当りにして来たのだろう。
(残念ながら小屋の写真を撮り忘れてしまった)
◆奥黒部ヒュッテを過ぎ、東沢を下るといよいよ黒部川本流に入渓である。
30分ほど歩いた右岸台地(熊の沢手前)にツェルトを張り、勇んでテンカラロッドを振る。『平の小屋』での出来事を考えると、間違いなくイワナの入れ食いだ!!今日の夕食は、イワナの塩焼き、イワナの刺身、イワナ汁に、イワナの燻製・・・などと妄想は限りなく膨らむが・・・結果は、ナ・ナ・なんとボーズ!!

・・・白米とレトルトカレーでさびしく夕食を終え、明日の爆釣を祈って就寝。zzz
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