1980年代のファルコムといえば、真っ先に思い出されるのが、「ドラゴンスレイヤーシリーズ」ではないでしょうか。
この、「ロマンシア」は、そのシリーズ第3弾です。
…が、画像のオープニングにあるように、「ドラゴンスレイヤー3」ではなく、「Jr.」です。
(のちに、「4」が発売されたあとに、改めて「3」と位置づけられました。)
ちなみに、少人数のスタッフで1ヶ月という短期間で開発されたそうです。
『ザナドゥ』がA級ならばこちらはS級というぐらい高い難度を誇るゲーム…というのは、公式ホームページに載っている言葉です。
いや、ホント、難しかったというか、最後の最後でクリアに至りませんでした。
あのドラゴン…どこまでも追いかけてくるんですよね。
あれ、どうやって倒すんですか。(遠い目)
ゲームシステムは。一度でも間違えるとゲーム自体を最初からやり直さねばならない嫌がらせに近いトラップや、まったくノーヒントの謎など、「難しければ難しいほどよい」という当時のパソコンゲーム界では、よくあったものです。
(太陽の神殿〜アステカ2〜のトラップも、そんな感じ。アーケードでは、ドルアーガーの塔なんてのも、知らなきゃクリア出来ないゲームでしたね。)
さてさて、この「ロマンシア」には、「原作」とも言うべき小説があります。
1735年、フランスのパリで出版された、ギョーム=ヒヤシンス・ブージャンの「ファン=フェレディン王子のロマンシアへの驚くべき旅」です。
(発表当時の雑誌広告には“ファン・フレディ王子の驚くべき旅”というサブタイトルがついていましたっけ。)
なお、MSX版とMSX2版には、主人公がファン・フレディ王子からセリナ・レビ・ラウルーラ王女に変わるという裏技があります。(下、参照)
ゲーム中のメッセージも、変わります。
MSX2版では、さらにステージ構成全体(キャラもアイテムも!)が別のものに切り替わるそうです。
[裏技]
- コンティニュー
ゲームオーバー時に「SHIFT」を押す
- セリナ姫版
MSX版→タイトル画面に「GRAPHキー」+「*キー」
MSX2版→起動時「SELECTキー」+「*キー」
…だそうです。
|