ハド○ン!ハ○ドン!?…それはファミコン版
タイトル:BUNGELING BAY 個人評価(5段階):☆☆ ねたばれマーク 戻るボタン タイトルへ戻るボタン 進むボタン

「バンゲリングベイ」は、「バンゲリング3部作」の一つとして発売されました。
ちなみに、残り2つのゲームは「チョップリフター」と「ロードランナー」です。
(3部作全てがMSXに移植されています…あ、ファミコンにも全て移植されています。)

「バンゲリング3部作」とは、バンゲリング帝国との戦いを3つのゲームにしたもので、それぞれ全く違うゲームです。
(似たような例としては、コナミの魔城伝説シリーズも、同じシリーズで全ての作品が異なるジャンルで構成されていました。)
「バンゲリングベイ」は、カリブ海の秘密工場で新兵器開発を行っている帝国の野望を奇襲により打ち砕くのがゲームの目的です。
「バンゲリング3部作」であるゲームの「チョップリフター」は帝国に捕らわれた捕虜の救出が目的で、「ロードランナー」は帝国内の金鉱脈の略奪が目的です。

ファミコン版のロードランナーは、最後にボンバーマンになるそうですが、あれはハドソンのオリジナルストーリーです。
また、ファミコン版のバンゲリングベイにも、オリジナルストーリーがあるそうです。
(「ケイブンシャ大百科別冊 ファミリーコンピュータゲーム必勝法シリーズ3 バンゲリングベイ」参照→下のリンク先を参照下さい)

アイレムの、アーケード版ロードランナーのサブタイトルに「バンゲリング〜」が付くのも、もちろん同じバンゲリング帝国の話だからです。

ちなみに、製作者のウィル・ライト氏は、このバンゲリングベイ製作過程において、島に構造物が出来ていくことに楽しみを見いだし、ここから「シムシティ」を思いついたそうです。
また、ゲームのジャンルについてですが、シーティングゲームではありません。
マニュアルにも書かれていますが、リアルタイム・シミュレーションなので、きちんと戦略を立てる必要があるんですねー。(工場の破壊の順番。)

前置きが長くなりましたが、このゲームは独特の操作感がイイ感じです。
今ならば、「バイオハザード」系の操作法(ラジコン方式)といえるでしょうが、あの当時、この操作方法(自分の向きに関係なく、スティックを上に倒すと前進・右に倒すと右に旋回)は斬新というか、時代的に早すぎたんですね。
そのためか、ファミコン版は、ク○ゲー扱いになっています。
なお、このMSX版は、スクロールが荒く(8ドット単位)操作性が悪いようですが、それが逆に、高速で飛ぶヘリコプターをリアルに操っている気がするので、自分としては特に問題無く遊べました。
ちなみに、当時は、弟が友達から借りてきたソフトでプレイしていました。
クリアまでには、結構時間がかかった記憶があります。
(MSX版には、2周目はありません…右側の画像で、自機が生きているのにゲームオーバー画面は、クリア直後のものです。そして、最後に認定証のような画面になって、The END.です。)

さて、コモドール64版(オリジナル)は、素晴らしいそうです。
C64(Commodore 64 computer)版が、ウィル・ライト自らが手掛けたバンゲリングベイのオリジナルです。
完成されたシステムに加え、滑らかな動きや迫力のあるエフェクトで、もっとも完成度の高いバンゲリングベイのようです。
驚くことに、C64版は、マップとレーダーを搭載しています。
結局のところ、オリジナルが一番完成度が高かったといえるのでしょう。
もしも、移植版にマップ等があれば、評価も異なっていたのかもしれませんね。

バンゲリングベイ
バンゲリングベイのファン?サイト(攻略も…) ⇒  バンゲリング帝国復興計画
ファミコン版のオリジナルストーリーだそうです ⇒  バンゲリングベイの真実


制作者:G.G.宇宙人

このページの最終更新日 2008年11月1日