妹の結婚式1(96.10.27〜11.4) 


 96年の秋に、私の妹がアメリカ人と結婚式を挙げるということでニューヨークに行った。結婚式に参加するだけではもったいないので、7泊9日の滞在にして観光もした。私はニューヨークは3回目であったが、今回、日程に余裕があったため、美術館や博物館巡りをしたり、デパートでショッピングをしたり、5番街をぶらぶらしたり、ブロードウェイでショーを見たりと、仕事で来た前回までにはできないことをたくさんした。

 10/29には、アメリカ合衆国の独立と憲法の地であるフィラデルフィアを訪れた。ペンシルベニア州フィラデルフィアはニューヨークの南西約150kmに位置する。

 フィラデルフィアへはアムトラックという列車で行った。アメリカで地下鉄や列車に乗ったのは今回が始めてであった。

 一緒に行ったのは、ガイド役の妹と、父といとこの遠藤研二君と私の4人。鉄道好きの父の列車の旅がしたいというリクエストで、フィラデルフィアに行くことになった。

 これがあの有名なリバティー・ベル。1776年7月4日の独立宣言の時に、独立を告げるために鳴った鐘である。少しひびが入っていた。

 翌1777年には13州が連合してアメリカ合衆国と命名したが、本国イギリスがこれを反乱とみなして戦争となった。ジョージ・ワシントン率いる独立軍は、イギリスと敵対するフランスの協力等によって有利となり、イギリスも1783年にパリ条約を結んでアメリカ合衆国の独立を承認した。

 1787年にはフィラデルフィアで憲法制定会議が開かれ、それまで13州でそれぞれに定められていた憲法を統合して、連邦主義・三権分立主義・民主主義を基本とするアメリカ合衆国憲法が制定された。上の写真は憲法制定会議が開かれたインディペンダンス・ホールである。

 インディペンダンス・ホールでアメリカ合衆国憲法が成立する瞬間。

 インディペンダンス・ホールの中。壁を見ると左の絵と同じことがわかる。中央の女性が説明役のガイド。周りには小〜中学生がたくさんいた。

 この時使用されたアメリカ合衆国憲法の原紙。直筆のサインがなされている。

 アメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンの肖像画。アメリカ人の誇りに違いない。

 この日の夕方、2日遅れで私の母と叔母の遠藤ゆりさんがそれぞれ別々にニューヨークに到着。海外旅行はもちろんのこと、飛行機に乗るのも始めてという母は、旅行代理店の手違いでJFK空港での出迎えが無かったため、自分で空港からホテルにタクシーで行くことになったが、白タクにあって通常数10ドルのところ400ドルもとられてしまった。400ドルは旅行代理店に請求して戻ってきて、笑い話でおさまったが、結婚式や宿泊費を現金で持ってきていたため、一つ間違えば大きな被害となっていた。

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