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夜景の撮影テクニック -はじめに-


せっかく一眼レフカメラを購入したのだから、夜景を撮影してみたい、という方も多いかと思います。ここは、'99年4月から6月にかけて白鳥大橋のライトアップを撮影した、筆者の経験に基づいて、より印象的なライトアップや夜景の写真を撮影するテクニックを紹介します。初めて夜景を撮影する方にもわかりやすく丁寧に説明します。もちろん白鳥大橋のライトアップに限らず、一般的な夜景撮影でも参考になると思います。なお、夜景に関するリンク集としては夜景webネットワークindexがお勧めです。

夜景の撮影には、長時間露光(少なくとも30秒〜1分程度まで)のできるカメラ、三脚、リレーズを用意します。最近では、低価格のコンパクトカメラにも夜景撮影モードが付いていますが、各種設定をマニュアルで行える一眼レフカメラの方が思い通りの撮影ができます。オートフォーカスはなくても構いません。レンズは、点光源をきれいな円に写したいので有れば単焦点レンズの方が良いですが、現在主流の28mm-70mmF2.8や28mm-135mmF4-5.6でズームレンズでも多少絞れば問題有りません。

三脚も必ず用意します。夜景の撮影は数秒から数分の撮影になりますので、シャッターやミラーアップによるぶれは考えなくて良いことになりますし、使用レンズも比較的軽い標準系のズームレンズがメインとなりますので、三脚は特に頑丈な造りの物は必要有りません。しかし、小型の物はさけ、高さが1m以上(できれば1m50cm程度)の三脚を必ず用意しましょう。展望台などには1m程度の柵が設けられています。三脚の高さが十分でないとこの柵が撮影の邪魔になります。暗いところでは水平を取りにくくなりますので、水準器か水準器付き雲台と、ペンライトも用意した方が便利です。

リレーズは多機能なリモートコードが便利です。シャッターボタンを一度押すとシャッターが開き、もう一度シャッターボタンを押すとシャッターが閉じるタイム機能、シャッターを開けている時間を自由に設定できる長時間露出機能などはあった方が便利です。暗いところでの撮影になりますので、1秒おきにビープ音をならす機能が付いていると便利で、秒数を数えることが良い暇つぶしになります(笑)。なお、このような多機能なリモートコードは個々のカメラ(メーカー)専用になっていることがほとんどです。

フィルムにはISO感度100のリバーサルフィルムを使い、露光時間を変えながら数カット撮影した方がよいでしょう。また、リバーサルフィルムではアンダー気味の方が空の色がきれいに出ることもあります。リバーサルフィルムでの夜景撮影は決して難しくはありません。リバーサルフィルムを使ったことがない方でも、ぜひ、リバーサルフィルムで夜景の撮影に挑戦してみて下さい。以下では、ISO感度100のリバーサルフィルムを使うことを前提に書いていきます。

もちろん、夜景自体の撮影にはフラッシュは必要有りませんが、夜景を背景に人物を撮影したいので有ればフラッシュも用意します。長時間露光すると電池は極端に消耗しますので予備の電池も用意しておきます。その他の小物として、花火を夜景とともに撮影したい場合には遮光板を用意します。遮光板は段ボール紙に艶消しの黒を塗装した物で十分です。花火写真の撮り方としては日本の花火花火写真の撮り方がお勧めです。こちらの方をどうぞご参考にしてみて下さい。

撮影に出かける前に、必ず気象情報をチェックしておきます。またイルミネーションの点灯時間や建物などのライトアップの時間帯、夕日が沈む位置や朝日が昇る位置や時間を地図やこよみで調べるなり、事前に下見しておくようにしましょう。

なお、以下のページではライトアップの参考写真が多いため、画像データの読み込みには時間がかかります。あらかじめご了承の上ご覧下さい。


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