S-JIS[2007-06-10/2010-01-14] 変更履歴

J2EE・JavaEE

J2EE(Java2 Enterprise Edition)とは、主にJavaでWebアプリケーションを作る為の仕様。事実上、Javaでの標準。きっと本当はWebの為だけの機能ではないだろうが。
Java5.0になって「Java2」から「2」が取れた為、「Java EE」 (略はJEE)と改名したらしい。

JavaEEのJavadocへのリンク

J2EE(JavaEE)に含まれるもの

JavaEEには以下のような技術・仕様・APIが含まれる。知らないものが多い…。

2010-01-14 サーブレット Java Servlet Webのサーバー側の処理を行うクラス。
2009-12-05 JSP JavaServer Pages HTMLを生成する為の、HTMLに似たファイル。
2008-08-15 WAR Web Application Archive ウェブ用のアーカイブファイル。
2009-12-18 RMI Remote Method Invocation リモートオブジェクトのメソッド呼び出し。
2008-09-27 EJB(EJB3.0 Enterprise JavaBeans  
2008-09-12 EAR Enterprise Archive WARとEJBをまとめたアーカイブファイル。
2008-08-15 JNDI Java Naming and Directory Interface キーに対する情報を取得する方法。
  JTA Java Transaction API  
2008-10-04 JMS Java Message Service 非同期で実行する。(スレッドのようなもの)
  JavaMail    
  JAXP Java API for XML Processing XMLを扱う為のクラス。

J2EEのインストール

JavaのダウンロードページからJavaEEのAPIがダウンロードできる。
インストールするとsdk/lib/javaee.jar等のjarファイルが出来ているので、これをCLASSPATHに加えればjavaxで始まるパッケージのクラス群が使えるようになる。

例えばjavaee.jarにあるHttpServletクラスを使ってサーブレットのプログラムをコンパイルすることが出来る。
が、このプログラムを実行させるには実装されたJ2EEサーバーが必要。

実際には、実装されたJ2EEサーバーが“固有のAPI(J2EEのAPIを含んだもの)”を提供している事が多い為、その場合はJ2EEのAPIをインストールしなくてもよい
例えばTomcat5.5ではcommon/lib/servlet-api.jar、WebLogic10.0ならWL_HOME/server/lib/api.jarに入っている。[/2008-08-14]


J2EEサーバー

J2EE自体は仕様なので、それ単体では動かせない。
J2EEのAPIというものが提供されているが、例えばサーブレットを動かすにはサーブレットコンテナが必要であり、誰か(自分で作っても勿論いいけど)が作った(実装した)ものを使う。

J2EEを実装してJ2EEの仕様を満たしたWebサーバーは、J2EEサーバーと呼ばれる。 (一般にはAPサーバーと呼ばれている気がする)
例えば以下のようなWeb/APサーバーがJ2EEの実装サーブレットコンテナJSPコンテナの機能を提供している)であり、J2EEサーバーの範疇に含まれる。
(厳密には、J2EEサーバーと名乗るには 試験にパスしてライセンスを受けないといけないらしい)


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