セルもコピー&ペーストで複写することが出来る。
このとき、単純な複写だけでなく、複写対象を絞ることが出来る。
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セルをコピーして普通に貼り付けると、内容(数式)も書式も全て貼り付けられる。[2008-06-28]
貼り付けるときに「形式を選択して貼り付け」を選ぶと、限られたものだけを貼り付けることが出来る。
以下の方法で「形式を選択して貼り付け」ダイアログを開いて選択する。
形式 | 説明 | 備考 |
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すべて(A) | コピー元の数式も書式も全て貼り付ける。 | デフォルト。 |
数式(F) | コピー元のセル内に書かれた数式だけを貼り付ける。 (色や罫線などの書式は複写されない) |
A1形式の数式だった場合、移動先との位置の差に応じて指している場所が変わる。 →指す位置を変えない方法 |
値(V) | コピー元のセル内に式が書かれていて演算結果を表示している場合、その結果を貼り付ける。 | 計算式の入ったセルをコピーして、そのセル自身に「値」だけ貼り付ける という事も可。 |
書式(T) | コピー元のセルに設定された書式だけを貼り付ける。 | コピー先のセルにあった値(数式)は変わらない。 |
コメント(C) | セルに設定されたコメントだけを貼り付ける。 | |
行列を入れ替える(E) | 縦に並んでいたものを横に、横に並んでいたものを縦にして張り付ける。 | データの並びの方向(行方向と列方向)を入れ替える。 |
セルが別のセルを指している時(「=A1」とか)に そのセルを別の位置にコピーすると、指していた位置も移動した分だけ変更されてしまう。[/2008-06-28]
セルをコピーせずに (F2キーで)セル内に書かれている数式自身をコピーして張り付ければ、(数式が変わらないので)指している位置も変わらない。
しかしこの方法では、1つのセル(セルを1つずつ)しか複写できない。
複数のセルを指している位置が変わらないままにする為には、セルの指し方を工夫する。
普通、セルを指すには「A1」という様に指定するが、変えたくない行・列には「$」を前につけて、「$A$1」といった指定をする。
($を付ける形式を「絶対参照」と呼ぶ。$を付けない通常の形式は「相対参照」と言う。行か列の片方にしか$が付いていないものは「複合参照」と呼ぶらしい。
これらの切り替えはF4キーを使うと便利。[2008-07-26])
A | B | C | D | E | F | G | |
1 | a | bb | |||||
2 | |||||||
3 | |||||||
4 | |||||||
5 | |||||||
6 | ccc | dddd | |||||
7 | |||||||
8 | =A1 | ||||||
9 | =$A1 | ||||||
10 | =A$1 | ||||||
11 | =$A$1 | ||||||
12 | |||||||
13 | |||||||
14 | |||||||
15 | |||||||
16 | |||||||
17 |
↓いずれもA1を指している「D8〜D11のエリア」を下・右・右下にコピーすると、下記のような表示になる
A | B | C | D | E | F | G | |
1 | a | bb | |||||
2 | |||||||
3 | |||||||
4 | |||||||
5 | |||||||
6 | ccc | dddd | |||||
7 | |||||||
8 | a | bb | |||||
9 | a | a | |||||
10 | a | bb | |||||
11 | a | a | |||||
12 | |||||||
13 | ccc | dddd | |||||
14 | ccc | ccc | |||||
15 | a | bb | |||||
16 | a | a | |||||
17 |
↓セルの内容はこうなっている
A | B | C | D | E | F | G | |
1 | a | bb | |||||
2 | |||||||
3 | |||||||
4 | |||||||
5 | |||||||
6 | ccc | dddd | |||||
7 | |||||||
8 | =A1 | =C1 | |||||
9 | =$A1 | =$A1 | |||||
10 | =A$1 | =C$1 | |||||
11 | =$A$1 | =$A$1 | |||||
12 | |||||||
13 | =A6 | =C6 | |||||
14 | =$A6 | =$A6 | |||||
15 | =A$1 | =C$1 | |||||
16 | =$A$1 | =$A$1 | |||||
17 |