Asakusa Frameworkの実行環境としてVanillaを使う機能。
|
|
AsakusaFW 0.9.0(2016/12/6)で、Asakusa Frameworkの実行環境としてAsakusa Vanillaを使う機能が加わった。
0.9.0時点では試験的機能という扱いだったが、AsakusaFW 0.10.0で正式機能となった。[2017-12-08]
(vanillaという単語は、「普通の」とか「ありきたりの」という意味らしい)
Asakusa Vanillaは、AsakusaFWの実行エンジンのリファレンス実装。
Javaのみで動く。(他の実行環境(フレームワークやプロダクト)を使用しない)
Vanillaは主に単体テストの実行に使う目的で、(AsakusaFW 0.9.0時点ではその機能は標準にはなっていなかったが、AsakusaFW
0.10.0ではデフォルトで)フローのテストはVanillaが使われる。[/2017-12-08]
(以前はHadoop(MapReduce)用のスモールジョブ実行エンジンが使われていた)
ただ、運用環境に持っていけば、従来と同じくYAESSやasakusa runを使用して(バッチ名にvanillaを付けるだけで)実行させることも出来る。
Asakusa Vanillaを使うには、build.gradleに以下の設定を追加する。
apply plugin: 'asakusafw-sdk' apply plugin: 'asakusafw-organizer' apply plugin: 'asakusafw-m3bp' apply plugin: 'asakusafw-spark' apply plugin: 'asakusafw-vanilla' //追加 apply plugin: 'eclipse'
AsakusaFW 0.9ではVanillaは試験的機能だったので、Vanillaを使用するには以下の設定も追加する必要があった。[2017-12-08]
(AsakusaFW 0.10.0では不要)
// assembleタスクでVanillaのバッチをコンパイルする asakusafwOrganizer { vanilla.enabled true }
出来上がったバッチを実行するには、YAESSでバッチ名の前に「vanilla.
」を付ける。
$ $ASAKUSA_HOME/yaess/bin/yaess-batch.sh vanilla.ExampleBatch