POIのビルド方法について。
POIはOSSなのでソースが公開されており、ダウンロードしてきてビルドすることが出来る。
ソースは基本的にSubversionで管理されているが、GitHubにもミラーされている。
どちらも読み込み専用のリポジトリーだが、GitHubからはプルリクエストを送ることが出来る。
POIのビルドはAntで行うので、Apache Antがインストールされている必要がある。
ドキュメントはApache
Forrestでビルドするので、ドキュメントをビルドしたい場合はインストールしておく必要がある。
GitHubからPOIのソースをダウンロードする方法。
$ git clone -b trunk git@github.com:hishidama/poi.git
$ cd poi
$ git branch -a …trunkであることを確認
POIのソースをビルドするには、ダウンロードしてきたディレクトリー上でAntのコマンドを実行する。
$ cd poi $ mkdir lib compile-lib $ ant compile
ビルド中に依存するライブラリー(jarファイルやzipファイル)をダウンロードしたり作成したりするので、ちょっと時間がかかる。
(ダウンロード元のファイルが無くて失敗した場合は、どこか適当な場所からダウンロードして配置して再実行すればよい)
「.eclipse」や「.classpath」ファイルも存在しているので、Eclipseでプロジェクトをインポートすることが出来る。
(lib類が最初は存在していないので、先にAntでビルドする必要がある)
テストを実行するのもAntのコマンドで行う。
$ cd poi $ ant test
EclipseのJUnitでテストを実行するには、Run ConfigurationでVM引数に「-DPOI.testdata.path=test-data
」を追加しておく必要がある。
フォーク元のリポジトリーの内容は自分の手元には自動では反映されないので、手動で反映させる必要がある。[2014-10-26]
$ cd poi $ git remote add upstream https://github.com/apache/poi $ git remote -v …「upstream」という名前のリモート先が加わっていることの確認
$ git checkout trunk $ git pull upstream trunk
$ ant clean $ ant compile
$ git push origin trunk
$ git checkout wip/hoge …トピックブランチへ移動 $ git rebase trunk …trunkブランチから反映
トピックブランチでソースを修正してプルリクエストを送る方法。[2014-11-03]
$ git checkout trunk $ git pull upstream trunk $ git checkout -b wip/hoge 〜ソースを修正する〜 $ git add src $ git commit
$ git pull upstream trunk $ git rebase trunk
$ git push origin wip/hoge