秘境の旅 写真館
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旅ノート 南アフリカ・ジンバブエの旅(1993年12月23日〜1994年1月2日)


◎旅の日程◎
1.成田 〜 クアラルンプール 〜
2.〜 ヨハネスブルグ 〜 (プレトリア) 〜 ヴィクトリアフォールズ
3.ヴィクトリアフォールズ 〜 ハラレ
4.ハラレ 〜 大ジンバブエ遺跡 〜 ハラレ
5.ハラレ 〜 ヨハネスブルグ
6.ヨハネスブルグ 〜 ケープタウン
7.ケープタウン滞在(シールアイランド・喜望峰)
8.ケープタウン 〜 ヨハネスブルグ 〜 クルーガー国立公園
9.クルーガー国立公園(サファリ) 〜 ヨハネスブルグ 〜
10.〜 クアラルンプール
11.クアラルンプール 〜 成田


1日目 (成田 〜 クアラルンプール 〜)

年末の成田
12月23日の成田空港は大変な混雑で、団体カウンターに入る人の列がぐるりと一周していました。そんな状況で私たちのツアーは、集合時間が過ぎているのにカウンターの表示も出ていません。不安に思った参加者たちが声をかけあい集まって右往左往していると、ようやく集合カウンタが表示されました。この出来事がこれから始まるアンラッキーな旅の始まりでした。

2日目 (〜 ヨハネスブルグ 〜 ヴィクトリアフォールズ)

プレトリア
ヨハネスブルグ到着後、車で一時間くらいのところにある首都、プレトリアに向かいました。ここは行政上の首都なので、きれいに整備された町並みであまり興味を惹かれるところもありませんでしたが、盛りを過ぎたジャカランダの藤色の花が少しだけ残っていました。

ザンベジ川クルーズ
再びヨハネスブルグに戻り、いよいよジンバブエのヴィクトリア・フォールズに向かいます。到着後は早速夕暮れのザンベジ川をクルーズしました。川の両岸はジャングルでやっと「アフリカに来たぞ!」という気分になりました。でも、水を飲みにくる動物の姿が必ず見られると聞いていたのに、全然見られなかったのはアンラッキーでした。

プレトリア ヴィクトリアフォールズホテルにて


3日目 (ヴィクトリアフォールズ 〜 ハラレ)

ヴィクトリア瀑布
北米のナイアガラ、南米のイグアスとともに世界3大瀑布といわれているヴィクトリアの滝は、幅1.7キロにわたって大地の裂け目のようになったところに滝が落ちています。思っていたより物凄く水量が多く、水煙となって舞い上がった水がどしゃ降りの雨のように降ってきます。カメラを懐に隠していたにも拘わらず、10枚くらい写真を撮ったところで水が入って動かなくなってしまいました。

ヴィクトリアの滝(写真館F)


ヘリはお休み
ヴィクトリア瀑布は幅が広すぎて、上空からでないと全体を見渡すことはできません。そこで遊覧ヘリコプターがあるそうですが、あいにくクリスマス休暇で営業していませんとの事でした。残念。

4日目 (ハラレ 〜 グレートジンバブエ 〜 ハラレ)

グレートジンバブエ遺跡
ジンバブエの首都、ハラレから片道約300キロの大ジンバブエ遺跡を日帰りで訪ねました。このアフリカ人の造った謎の石積み遺跡に大いなる期待を抱いてきたので、前日にカメラが故障したのが非常に悔やまれます。この遺跡は11世紀から19世紀にかけてこの地に住んでいたショナ族やロズウィ族によって建てられた石造建築群です。神殿と呼ばれる建物は、エジプトのピラミッドやマヤの神殿とは異なり、同じ形に切った小さい石の煉瓦を一つ一つ積み上げて造っているので、さぞかし根気のいる作業だったことでしょう。

グレートジンバブエ遺跡(写真館G)


5日目 (ハラレ 〜 ヨハネスブルグ)

ハラレ
ジンバブエという国は日本人にほとんど知られていないので、どんな秘境だろうと思っている人も多いかと思いますが、首都・ハラレは、高層ビルの立ち並ぶ都会でした。1980年までローデシアとしてイギリスの支配下にあったので、イギリス人の造った町の雰囲気があります。でもバザールでは地元の黒人の生活用品や手工芸品が売られていて興味をそそられましたが、ツアーの宿命で時間がなく、後ろ髪を引かれる思いで後にしました。

ハラレのバザール(写真館E) ハラレのバザール
バスターミナル バランシング・ロック


6日目 (ヨハネスブルグ 〜 ケープタウン)

ヨハネスブルグ
ヨハネスブルグの市内観光は、治安が悪いため決してバスから降りてはいけないと言われ、車窓からだけの観光でした。もっとも都会だったのであまり面白そうな所もありませんでした。

ゴールドリーフシティ
南アといえば金鉱で有名ですが、ここは金鉱跡がテーマパークになっています。採掘に使っていたエレベータで深さ220mのところにあるトンネルに一気に下り、そこの迷路のようなトンネルでは採掘の様子などが再現されています。入るときに貸してくれるライト付きヘルメットが気分を盛り上げます。

金鉱探検 ンデベレ族の踊り


7日目 (ケープタウン滞在)

テーブルマウンテン
ケープタウンの町の背後に聳えるシンボリックな山、テーブルマウンテンは、あいにくテーブルの部分に雲がかかっていました。山の反対側にあるシグナル・ヒルからは、テーブルマウンテンとケープタウンの町が一望できます。山に雲がかかっていても独特な港町の景色は十分楽しめました。

テーブルマウンテン(写真館A)
ケープタウンのパノラマ


シールアイランド
ケープタウンから車で30分くらいのヨットハーバーから船に乗って、シールアイランド(アザラシの島)を目指します。島はアザラシで埋め尽くされているので、島の近くで船のエンジンをとめて船上からアザラシを観察します。アザラシたちは、じっとしている者、海で泳いでいる者、海に向かって駆け込んでいく者など様々で、見ていて飽きません。

喜望峰
アフリカ最南端として知られていますが、本当はアグラス岬というところが最南端なのだそうです。とは言っても喜望峰は自然豊かな美しい岬でした。この辺りは自然保護区になっていて、猿の群れが出没し、観光客の車のボンネットの上を占拠して渋滞を巻き起こしていました。

シールアイランド(写真館B) 喜望峰(写真館@)


8日目 (ケープタウン 〜 クルーガー国立公園)

クルーガー国立公園へ
ケープタウンからヨハネスブルグへ飛び、そこでプロペラ機に乗り換えてクルーガー国立公園のあるスククーザに着きました。ワゴン車に乗ってロッジに向かっていると、いきなりインパラの群れのお出迎えで大興奮です。でもその後、インパラだけはどこでも見られるとわかったのですが。

サファリ(その1)
夕方、1回目のサファリに出かけました。サファリカーのドライバーが無線で連絡を取り合って動物のいる場所に車を走らせます。”大蛇がいる!”という無線が入り急いでそこに向かっているようでした。蛇なんて見たくないと思っていたら、大蛇が他のサファリカーの車体の下に入ってしまい、それを私の持っていた蚊取り線香であぶり出そうとしたのでした。結局大蛇は出てこないし、この騒動で動物もあまり見られないまま終わってしまいました。

インパラの出迎え さっそうと歩くキリン

9日目 (クルーガー国立公園 〜 ヨハネスブルグ 〜)

サファリ(その2)
動物は早朝に活動するというので、今日のサファリは朝の5時から始まりました。するといきなり象が現れて幸先の良いスタートです。その後もライオンやきりん、しまうまなどを見ましたが、どれも群れをなしていなかったので、ちょっと物足りない気がしました。

キリンとシマウマ(写真館C) クドゥー(写真館D)
森のなかのクドゥー 茂みのなかのライオン

10、11日目(〜 クアラルンプール 〜 成田)

A Happy New Year
1994年の幕開けは、クアラルンプールに向かうマレーシア航空の中で迎えました。機内ではシャンパンが振る舞われ、スチュワーデスは鳴り物を鳴らして盛り上げていました。

マレーシア航空 クアラルンプールのモスク



●参考にさせていただいたもの●
アフリカ旅行情報ノート(蔵前仁一+「旅行人」編集室)
古代文明と遺跡の謎(自由国民社)
旅のメモ(ユーラシア旅行社 添乗員さん)


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