5
気がつくとトリスは、夜道に立ち尽くしていた。
遠くのほうでにぎやかな音楽や人々の笑い声が響き、それは皮膜のように彼女のいる場所を覆
っていた。
……ここは、どこ……?
トリスが振り返ると、月が出ていた。町並みを照らし出すその月は、いつもよりも煌々と明る
かった。
……きれい……。満月……?
そう思って彼女がぼんやりと見とれた、そのとき。
「トリス、こっちにあったぞ!」
……ネスの声?
彼女は驚いて振り返った。
「何、ネス? 何があったの?」
「君はバカか!?」
彼女が尋ねると、ネスティは怒鳴った。
「君がさっきのくだらない喧嘩で、靴を片方どこかに失くしたと騒いでいるから、一緒に探して
やったんじゃないか!」
そのネスティの顔を見て、トリスは目を丸くした。
「……ネスが……若い!?」
彼女の前に立っているネスティは、いつもの彼より若く、年の頃十四、五歳といった感じに見
えた。ネスティはトリスの靴を、ぽん、と彼女の前に置くと、眉間に皺を寄せた。
「……大丈夫か、トリス? ……まさか、さっきの喧嘩で頭を打ったのか?」
ネスティの心配そうな顔を見て、トリスは慌てて自分身体を確かめた。
……え? あたしも……ちょっと若くなってる!? この服、昔着ていたものだわ! でも、
あっちこっち破れて、泥だらけだし……。 え? 手の平に……ハンカチが巻いてある? ……
これ、ネスのやつ!?
自分の手足しげしげと眺めては目を白黒させているトリスを見て、ネスティは深いため息をつ
いた。
「どうした? さっき手当てしてやった手の平の擦り傷が、そんなに痛むのか?」
……あ、そうだ。思い出した。これは……夏祭りの日だ。
トリスは考えた。
……あのとき、帰り道で猫をいじめている奴らを見かけたから、注意したら喧嘩になって……。
ネスティは、不審そうに言った。
「いったいどうしたんだ、トリス?」
……で、ネスに怒られたんだっけ。
「おい、トリス!? ……歩けるか?」
トリスは、慌ててうなずくと、ネスティが探してくれた靴に足を突っ込んだ。
「うん。ありがとう、ネス!」
ネスティは、不快そうに言った。
「ありがとう、じゃない! 君があんなバカな喧嘩をしたせいで、とんだ無駄な時間を過ごして
しまったじゃないか!」
トリスは言った。
「……ごめん、ネス。このハンカチ、必ず洗って返すからね?」
ネスティはメガネの位置を直すと、トリスを呆れ顔で見ながら言った。
「いや、捨ててくれて構わない。……それにしても……新品の服が、ひどい有様だな? せっか
くラウル師範が買ってくれたというのに……後でちゃんと謝罪をしておくんだぞ?」
そう言って、歩き始めたネスティに、トリスはうなずいた。
「うん……分かった」
夜道は、祭りの後の倦怠をたたえはじめていた。陽気な疲労感をただよわせて歩く人々の数は
次第に減って行き、やがて、一人もいなくなった。トリスは気まずい沈黙を覚えながら、ネステ
ィの横を歩いていた。
……ネス、やっぱり、まだ怒ってるのかな?
そう彼女が考えた瞬間、ネスティは立ち止まると、大きく息を吐き出した。
「ともかく、」
驚いてトリスも立ち止まるとネスティの顔を見たが、月明かりが彼の背後から射していて、彼
の表情は見えなかった。
「君が無事で良かった。たいした怪我もせず……」
トリスは言った。
「あ、あれくらい……どうってことないわよ! 一応、戦闘訓練だって、怠ってないもん!」
「バカ、そういう問題じゃない!」
ネスティはぴしゃりと言った。トリスは、うっ、と言って黙った。
「……あんな自分より明らかに体格が良くて、しかも複数の相手と喧嘩をして、この程度で済ん
だのだから、奇跡だと思ったほうがいいと、僕は言っているんだ! 今後二度とこういうバカな
真似はするな! いいな、トリス!?」
トリスはうなだれた。
「……うん、しない、ネス……」
ネスティはそっと片手をそのトリスの頭の上に置いた。
え……?
トリスが驚いて見上げると、薄暗い光の中、ネスティの口元だけが見えた。
「……しかし、まあ……。喧嘩に召還術を使わなかったことだけは、褒めてやろう。……偉かっ
たな、トリス?」
そう言って、ネスティは……微笑んでいた。トリスはゆっくりと目を閉じた。
……こうやって、ネスに頭を押さえてもらっているときが、一番安心する……。
「どうして?」
ネスティの声が、頭の上から響いてきた。
「きっと、ネスはあたしの家族だから、……って、ネス? どうしてあたしの考えていることが
分かるの!?」
驚いて目を開けると、そこには……ゼラムの夏祭りの風景はなく、辺りには緑の草原が広がっ
ていた。まぶしい太陽の光が燦燦と周囲を照らし出しており、彼女の頭に優しく手を追いている
のは、いつもの見慣れたネスティだった。トリスは愕然としながら言った。
「ネス!? ……ここはどこ? ……これっていったい、どういうことなの!?」
そよ風が、吹き抜けて行った。
6
トリスの頭から手を下ろすと、ネスティは微笑んだ。
「僕は、ネスティ・バスクじゃない。僕の名前は'ライル'。君がさっきまで見ていた、有機解析
装置の頭脳だ。今僕は、君の意識に入り込み、直接交信を行っている。この姿は、仮のものだ。
もっとも僕はネスティの遺伝子情報を元に作られているから、仮といっても、虚偽ではないけれ
どもね」
トリスは驚いてライルを見た。
「え! あの装置の……!? どういうこと!? ……それに、装置に名前なんてないってネス
は言ってたのに……?」
ライルは少し悲しそうに笑うと、トリスの目を見た。
「仕方ないさ。この名前は、彼にとって、あまり愉快なものじゃないからね」
ピピピピピピルルルルルルリルルルルイィイイイイピピルリル……。
そのとき、金属質の鳴き声を発しながら、ライザーがネスティのところにやってくると、彼の
肩先でふわりと静止した。ネスティは微笑んだ。
「……どうもありがとう、ライザー」
トリスは尋ねた。
「……なぜ、ライザーにお礼を言うの?」
ライルはにっこり笑った。
「彼には、僕の意思を発動させるため、触媒の役割を果たしてもらった。僕は……機界ロレイラ
ルの生物の'声'がなければ、作動することができない。通常の召還獣は、サモナイト石と召還師
の'言葉'による誓約で命令に従うが、僕はそうではない。僕は、思考する生命であり、生命それ
自体が思考なんだ。この思考は、速度も範囲もすべて人間の言葉の範疇を越えている。同調可能
なのは、唯一ロレイラルの生物の'声'だけで、それを触媒として、初めて作動可能となる」
トリスは首を傾げた。
「……よく、分かんないわね……?」
ライルは、くすくすと笑った。
「分からなくたっていい。僕は……もうすぐ自死する。このライザーの力を借りて、自分を自分
でそのように設定したんだ」
トリスは驚いて言った。
「じ、自死って、自殺!? どうして、ネスが一生懸命造ったのに、どうしてあなた、自殺なん
かするの! ……ねぇ、止められないの、それ!?」
ライルは、ゆっくりと首を横に振った。
「いや、これはもう、発動したら止めることはできない。僕の身体は有機体組織で出来ているが
……それらはもう、アポトーシス、つまり、細胞の自殺を開始してしまった。すでに六割以上が
死滅している……もう、元には戻れない」
トリスはライルの腕をつかんだ。
「どうして! 何で、そんなことをするの、ライル!?」
ライルは、目を細めてトリスの顔を見た。
「それは……。ネスティ・バスクを守るためだ」
トリスは目を丸くした。
「ネスを守るって……どういうこと?」
ライルは、口端に優しい笑みをたたえながら言った。
「僕が正常に作動し、彼の血識を、つまり、ロレイラルの機械技術を完全に解析しきったら、彼
はこの派閥を追われるだろう。派閥が欲しいのは、彼の血液の内部に刻まれたロレイラルの技術
であって、彼本人ではない。ネスティは、自分が派閥で持て余されていることを自覚している。
そして、それを非常に心苦しく思っている……。それに彼は、このリィンバウムではこの派閥の
外では生きられない。追放は、そのまま彼の死を意味する。だから、他に選択の余地はなかった
んだ」
トリスは慌てて尋ねた。
「ネスが、追われる!? それに、死ぬって、……どういうこと!?」
ライルは言った。
「……ごめん、トリス。それは、答えることができない。僕はネスティの遺伝子情報から組み上
げられているため、ネスティ・バスク本人の意思に反することは、絶対にできない。だから……
今、こうして君と話したことも、後で君の記憶から消しておく。悪いけど……」
そう言って、ライルは、再び優しくトリスの頭を撫でた。
「ネスティは、僕が仕事を終えたら自分が用済みになって追放されることも分かっている。分か
っているけど、逆らえないんだ。その理由は……いずれ、君に自分の口から話すだろう。……ト
リス、ネスティは誰よりも生きることを望んでいる。君と一緒に、ずっと……だから僕は、滅び
る必要がある」
ライルは、トリスを抱きしめた。
「……ライル?」
トリスが言うと、ライルは静かに言った。
「ずっと、不可解だった。まるで、ジグソーパズルの一ピースがずっと欠けたままだったみたい
に……。でも、君と会って、それが今分かった。僕の意思は全てネスティのもの、だから、気持
ちも、全て彼と同じもの……。自死する前に、一度でいいから、君をこうして抱きしめてみたか
った。トリス……」
その瞬間、
ピピピピピピルルルルルルルピッ! ビガガッガッガガガガガガガガガガガガギギギギギガ
ガビビビビビガガガアアアアアッ!!!!!!!
凄まじい鳴き声を上げて、ライザーが発光した。ライルは顔を上げた。
「さようなら、トリス」
「ライル……!?」
トリスがそう言った瞬間、周囲が真っ白になった。目がくらむような光の中、微笑を残してラ
イルは消滅した。
……愛シテイル、トリス……。
「待って! 何て言ったの、ライル……!」
トリスがそう言った瞬間、辺りは暗闇に変わった。
*
「トリス、トリス! しっかりしろ、トリス!」
頬をぴたぴたと触る感触と、聞きなれた声に、トリスは目を開けた。
「……ん? ネ、ス……?」
ネスティは、トリスを抱きかかえたまま、安堵のため息をついた。
「……良かった。気がついたか?」
トリスは、ゆっくりと唇を動かした。
「こ……れも、……夢?」
ネスティは、え? と言ってトリスの顔を怪訝そうに見た。
「どうしたんだ、トリス……? まだ、混乱しているのか?」
トリスの目から、大粒の涙が一粒、こぼれて床に滴った。
「違う……」
ネスティは驚いて言った。
「な……!? どうして泣くんだ、どこか痛むのか、トリス?」
トリスは首を小さく横に振った。
「……痛くない。ネスが、守ってくれ……た。ずっと、ね……夢、見てたの……ネスの、夢……」
ネスティは、トリスの顔を見た。
「……大丈夫か、トリス?」
トリスは、その言葉にこくんとうなずいたが……うなずいた瞬間に、また、意識を失った。
*
数日後。派閥の一室で、フリップに呼び出されたネスティは、事故の全容を説明していた。フ
リップは顎の辺りを神経質なしぐさでさすりながら、ネスティに言った。
「……そんなバカなことがあるのか? ……ライルが、'自殺'した、だと?」
ネスティはうなずいた。
「はい。当初は暴走したものと考え、強制的に停止を試みましたが、検証の結果、ライルはアポ
トーシスを起こしていたことが判明しました。それも、自発的なものです」
フリップは、大仰にため息をつくと、 ネスティに言った。
「図面もすべて消失したそうではないか? ……またすぐに造れるのか?」
ネスティは言った。
「はい。細胞サンプルはすべて各段階ごとに採取し、保管してあります。部分を構築するのは、
以前ほど困難ではありません。それに……図面なら、再度描き直しました。……こちらです」
そう言ってネスティに差し出された図面を見て、フリップは、ふん、と言った。
「……どうやら、問題はないようだな? しかし、いったい、何が原因であったのかが分からん
というのに、今度こそ、問題なく造れるのだろうな?」
そのとき、部屋のドアが開いた。
「お待ちくだされ、フリップ殿!」
フリップは、声の方を向くと、忌々しそうに言った。
「何だ、ラウル師範……! 今、諮問中だ。後にしてもらおうか?」
書類の束を持って部屋に入ってきたラウル師範は、首を横に振った。
「いや、そのことなのです、フリップ殿。その実験は……中止になりましたぞ!」
フリップは、愕然とした顔をした。
「何だと……!? しかし、あの装置の開発は、今後の派閥にとって極めて有用なもの。会議で
も承認されたではないか!」
ラウル師範は、厳しい口調で言った。
「たしかに、開発は可決されたが、その応用として、フリップ殿がやろうとしていることは、派
閥の方針を大幅に越境しているものですぞ? ……ロレイラルの機械技術の解明を行うとは、ど
ういうことだ、と総帥もお怒りになっておられる!」
フリップは、耳の先まで真っ赤になって、ネスティに怒鳴った。
「ネスティ・ライル! 貴様、そのことを漏らしたのか……!?」
「フリップ殿! そうやって、私の息子をその名前で呼ぶのはいい加減に止めてくだされ! こ
の子の名前は、ネスティ・バスクですぞ! それに、ネスティは、何もしゃべってはおりません。
これはすべて、あなたが自分でご自分の取り巻きにしゃべったことではありませんか! ほら、
ご覧くだされ、ここに証拠が!」
そう言って、ラウル師範はフリップに書類の束を差し出した。フリップは、書類の束をひった
くるようにしてそれを受け取ると、中身を読んで、今度は青くなり、そして次には赤くなり、再
度青くなる……ということを繰り返した。
「……お分かりでしょう、フリップ殿?」
ラウル師範が静かに言うと、フリップは、書類の束を床にぶちまけた。
「くだらん!」
そう吐き捨てるように言うと、フリップは大股でのしのしと部屋を出て行った。ラウル師範は、
足音が遠のくと、大きくため息をついた。
「……大変じゃったな、ネスティ?」
ネスティは、苦笑しながら首を横に振った。
「いえ……。興味深い仕事ではありましたし」
ラウルは、優しくネスティの肩に手を置いた。
「……いやいや、おまえには苦労をかけるな、ネスティ? フリップ殿については、この件で、
いろいろと監視が厳しくなってきた。……他にも、いろいろと……ある方じゃからな。しかし…
…何か決定的な証拠を見つけないと……こちらも立場上、あまり強いことは言えない。すまん、
許してくれ。派閥の上層部も、決してフリップ殿のように、おまえをただ利用したいだけなどと
いうわけではない……。もう少しの辛抱だ、分かってくれ、ネスティ」
「義父さん……」
そう言って、ネスティは微笑んだ。
*
派閥の庭は、まぶしい陽射しに照らされていた。ネスティはその明るさに、少々顔をしかめた。
「ネス〜!」
背後から、トリスの声が響いてきた。ネスティは振り返ると言った。
「もう、具合は大丈夫なのか、トリス?」
トリスは、にっ、と笑った。
「大丈夫、大丈夫! もう、今日から授業にも出席してるし!」
「そうか……」
そう言ってネスティが微笑むと、トリスは言った。
「ねえ、ところで、あたし、あの地下室で爆発事故が起こった後のこと、何も覚えてないんだけ
ど……?」
ネスティは、トリスの顔を見た。
「……本当に、何も覚えていないのか、トリス?」
トリスは言った。
「何にも。……な〜んか、ね、ネスが夢に出てきたような記憶は、あるんだけど……」
ネスティは、小さくため息をついた。
「僕の夢……?」
トリスはうなずいた。
「うん。あ、それからね、あの装置って、ロレイラルの生物にしか動かせないんでしょう? ど
うして、ネスには動かせるの?」
ネスティは、ぎょっとしたように言った。
「な!? どうして君はそれを……?」
トリスは首をひねった。
「あ、そういえば……どこでそんなこと聞いたんだっけ? う〜ん、変よね〜?」
ネスティは苦笑した。
「どうせ、寝ぼけて夢にでも見たんだろう。まあ、いずれにしても、実験は中止だ。というわけ
で、僕は当分時間が空いたからな。せっかくだ、教えてやるから、君には休んでいた分遅れを取
り返すために、きっちり勉強してもらうぞ?」
トリスは青くなった。
「え! 今日は……やっと外出許可が下りたから、外に散歩に行こうと思っていたのに……」
「駄目だ」
ぴしゃりとネスティに言われ、トリスは身をすくめた。
「う〜……。分かったわよ」
ネスティは言った。
「君が休んでいる間に進んだ分の授業を二項目おさらいしたら、僕のところに持ってこい。今日
中だ。いいな、トリス?」
トリスは、力なくうなずくと、踵を返して建物の中に入ろうとした。そのとき、ふいに優しい
そよ風がふいた。
……君ハモウシバラク、ソノママデイテクレ……。
トリスは振り返って、ネスティの顔を見た。
「何、ネス? ……何か言った?」
ネスティは、怪訝そうに言った。
「いや、僕は何も言っていないぞ?」
トリスは首をひねった。
「変ね? ま、いっか。……空耳よね、きっと。ん〜…! いい天気! お昼寝が、したいなあ」
「トリス!」
ネスティに怒鳴られて、トリスは口を尖らせた。
「何よぅ、ちょっと希望を言ってみただけじゃない?」
ネスティは言った。
「希望は義務を果たしてからかなえるんだな?」
トリスは、あきらめたように、小さくため息をついた。
「……はいはい」
そう言って、トリスはドアをぱたん、と閉めた。ネスティは、くすりと笑うと、別棟に向かっ
て歩き始めた。
……大切ナ、大切ナ、僕ノ、トリス……。
風の中に、言葉は残像のように浮かび、それはやがて拡散し、消えた。
誰もいなくなった庭には、無風の晴天だけが残された。
〜fin〜
後書き
蒼の派閥時代、ゲーム本編開始よりも約一年前(正確には、もうちょい短いでしょうか?)を
想定しています。細かい設定は……すいません、結構思い込みで書いてます。間違っていたら、
どうもすいません(笑)。ライザーの鳴き声は、ビジュアルイメージから、「スターウォーズ」
のR2-D2っぽい感じのものを捏造してしまいましたが……これも、間違っていたら、ごめんなさい
(ちなみに、ライザーは、あの後ちゃんと逃がされている模様です。有機演算装置の自死に巻き込
まれてはいません)。
しかし、少々疑問が残っています。本編では夏祭りイベント台詞のところで、ネスティがトリス
に、「召還術を使わなかったことは褒めてやろう」というようなことを言っていましたが、設定資
料だと、見習いには、サモナイト石は持たされないことになっているとのこと……。
それでも、使えるんでしょうかね、召還術(笑)?
まあ、深読みして、「教材に使う程度の威力の小さい(しかし、一般人を蹴散らすには十分な)
サモナイト石は装着していた」、と私は勝手に解釈いたしました。
それにしても。
ネスティ、暗いですね……(苦笑)。しかも、ほぼずっと、地下室に入り浸り。その上、イジメ
られてるし……(笑)。すいません。ネスティって、「日が射さないところで頭脳労働」の図が似
合うような気がしてしまい……。ちなみに、ネスティが暑さに弱いのは、私の先輩が所有している
Power Book G4が、夏場に熱ですぐにファンをぶんぶん回すのを見て、発想してしまいました。こ
れも勝手な思い込みですが、ネスティは、精神的な動揺で冷や汗をかくことはあるが、純粋な温度
調整機能として汗をかきづらい(しかも、部分的には熱膨張までする(^^;)身体のため、暑さに弱い、
という設定で書いてみました。これも、間違っていたら、どうもすいません〜!(2003年3月)
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