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基本は肌色 |
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黒ストッキングの表情を決めるもの黒のストッキングは透き通り具合がよく分かります。糸の細さ、透明度、編み方などによって、色の濃淡やコントラストが決まります。デニールが低くても必ずしも透明度が高くなるわけではありません。左の画像はCapri15です。ナイロン100%のプレーン編みは15デニールでもこんなに透き通っています。サポート・タイプにくらべて、クリアで、ガラスのような透明感が脚に輝きを加えます。右の画像はKUNERTのfly&careです。こちらは40デニールです。脚のシルエットが強調されますますが、タイツにくらべると立体感があります。極端な比較ですが、薄さによる効果が歴然としています。もちろんどんな装いでも薄ければそれでいいというものではありません。その時のバランスによって選択すべきものです。ストッキングの各色の中で黒はその存在感、つまりストッキングをはいていることを最もアピールします。スマートに見せるということだけでなく、脚の表情が全体に与える効果を考えて選びたいですね。
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CERVIN Capri15 |
KUNERT Fly&Care |
私がストッキング選びの細大のポイントとしているのは透明感です。
デニール数が低ければ透明感が高いというわけではありません。夏用のデニールの低いストッキングが各社から出ていますが、必ずしも透明ではありません。むしろさらっとした肌触りや通気性を重視して、しかも同時にサポート感を維持しようとしていますから、以外に透明感は低いと思います。一口に透明感といっても、編み方によって印象は異なります。たとえば、ゾッキ・タイプは、どちらかというとおとなしめです。ゾッキは透明感に劣ると思っていましたが、イビチのヴェールスなど最近出たハイゲージのゾッキは、なかなかのものです。
ストッキングの命は「透明さ」にあると思っています。デニールが低ければ透明というわけではありません。サポートよりも、ノン・ストレッチのほうが透明なのは糸にあります。サポートでもDCYよりもSCY、ゾッキよりも交編というように編み方にもあります。ただこれはあくまでも一般論で、ゾッキでも透明なのもあります。
透明度とは物理的、透明感とは心理的なものだと思いますが、あまり区別して使っていません。
光沢・艶
これは偏に糸の性質です。
光沢の強い糸を入れて濡れたような艶を出すのを「艶系」と言いますが、これはインポートの独擅場だと思います。Le Bourget 'Voilance'
、filodoro 'AURORA''Etra'、CdR 'Sevlla''Vidrio'が代表格で長く支持されています。
国産品でも光沢のあるものもありますが控えめでかえって効果を十分に発揮していないと思います。脚が太く見えるのを気にして、光の帯が作る脚線美を見失うのは残念なことです。
Le Bourget 'Voilance'
Le Bourget 'Voilance' 編み目
国産肌色ストッキングの実力 〜ストッキングの幸う国〜 |
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