実験室レポート 2

実験室レポート1が増えてきて見にくくなったので、新しくページを作りました。


SONY 携帯用ハンズフリーシステム

2003.3.14

SONY製の携帯電話 自動車用ハンズフリーマイク&スピーカーです。近くのパソコンショップで480円だったので買ってみました。DSP内蔵だそうです。

シガーライタソケットに挿して使います。

マイクが首を振るのが、なんとなく良いです。

使う前から、早速、蓋を開けました(^^;)
でも、使う予定は無かったりする(笑)
これがDSPなのか???
基板の裏にも部品が載っています。
なんと、PICが載っています!

2004.12.12

法改正で走行中での携帯電話使用に罰則が付いたので、これを使ってみることにした。買ってから2年近く経って初めて日の目をみることになりました(^^;)

んで、電源を入れ、携帯を繋ぐと、なぜかオフフックする(^^;) おまけに、ビービーとハウリングのような症状を起こすので、終話ボタンを押さねばならない・・・
んで、通話中は、ぶち、、、ぶち、、、っと変な音がする。ん〜ダメじゃんコレ(笑) ソニーはこんなタコな物を9800円の法外な価格で売っていたのか! それとも不良品か???

まあ、今流行りのイヤフォンマイクみたいなやつよりは、マシってもんだけどね・・・ しかし、携帯を接続するのはめんどくさい。


100円ショップのFMラジオ

2003.3.14

460KHzくらいで動くFM復調器が欲しくなったので、100円ショップのFMラジオを買ってみました。

おなじみダイソーのFMラジオです。
ラジオとして使う気は無いのでイヤフォンは買いませんでした(^^;)
でも、普通のイヤフォンでも問題なく使えるようです。
TVも聞けるのは面白いけど、同調がクリティカルで、
とても使い物になるとは思えません。

使っている受信ICは、AM/FM用のLA1800です。
ネットで調べても、あまり詳しい資料が無かったので、
とりあえず買って調べてみることにしました。

まず、局部発振を止めるためコイルを抜きます。
で、アンテナ端子がイヤフォンと混合になっているので、
その周辺のLCを外します。
アンテナ端子から、460KHzを入れて、各部をオシロで調べてみると
やっぱり、まともに受信しません。トランスレスで、フィルタを持って
いないのは、中間段でLPFを使っているからのようで、このLPFの
特性は200KHz以下しか通さないようです。460KHzは全然だめです。
LPFの特性を変えれば良いのですが、時定数の設定方法が
全くわからず、挫折しました・・・
これが100円ラジオの中に入っていた受信IC
LA1800は三洋のICのハズだけど、
これ、ホントに三洋製? どっかのセカンドソース?

サウンドアンサーという謎のユニット

2003.3.12

ジャンパラで買ってきた、サウンドアンサー(ITT-200)という謎のユニットです。何だか分からなかったけど、税込み100円だったので、ちょっと買ってみることに(^^;) どうやら、国際電電(ITT)の番号付加アダプタらしく使い物にはなりません。部品取りになるか調べてみました・・・が・・・

外観は、こんな感じ・・・
他にACアダプタ(トランス式 9V/0.35A)と
4Pモジュラーのショートケーブル付き
バラしてみると・・・
乗ってるCPUは、TMP47C452BF、
マスクROMでDTMFエンコーダ内蔵らしい、
これでは使えない・・・
左の小さなICはEEPROM(93C46)、
左の大きなICには、T35305Fと書いてある。
3.58MHzのセラロック付き、調べてみたけど
何だか分からない・・・
DTMFデコーダかな? チップ部品だから
剥がして使うのも面倒だし、
やっぱ、失敗か・・・

秋月の電球型蛍光灯

2003.2.6

13Wタイプで60Wの明るさ(と書いてある)、値段は300円と格安。量販家電店でも600円程度が限度です。ということで、早速買ってみたのですが・・・

秋月の電球型蛍光灯、
ちょっと作りは安っぽいが、
まあ普通の蛍光灯の様に見える。
ちなみに、電球色と、昼光色が有る。
付けてみると、ちっと暗い!
60Wというより40Wに近い・・・
オマケに新品というのに、
蛍光管が黒くなっている部分が有る!

これは昼光色
こっちは、電球色。
何と割れてる!!!
さすが秋月・・・ 当然点かない!

ちなみに中国製、製造後ノーチェックで
店頭に並べているので安いと思われる。
それにしても品質悪い、さすが中国製!
中には、マトモに点灯するのも
有るでしょうが・・・
ちなみに、秋月のHPでは、
転売にもお得と書かれている(笑)
確かに500円で売っても利益は出るね。
でも買った方はたまらない、
こんなパッケージです、
気を付けましょう(笑)

買うなら秋月で・・・
悔しいので、初期不良だった蛍光灯を
分解してみました。鋸でまっぷたつ!

切断中、手を切ってしまった、呪いか?
ちゃんとインバータを構成しています。
ただ部品は粗悪そう(笑)
トランスはガラ巻、コンデンサも安物そう、
大丈夫かな・・・ 火を噴かないかなあ・・・

でも、最近の安物品(中国製)は、
みんなこんな感じですね。

10W球くらいなら点くかな?

他にも、48Wで250W相当の明るさという大型タイプもあって面白そうだけど、怖くて1200円は出せないなあ・・・

2003.2.11 追記
照度計でテストしてみる。点灯直後はやっぱり暗く、10年前に買った電球型蛍光灯の2/3の明るさ、しかし、回路が暖まって来ると同等レベルの明るさになる。また、60W白熱電球と比べると1桁暗いが、これは配光パターンの違いかもしれない。

2004.2 某日追記
とうとう完動していた電球も壊れた、内部で接触不良を起こしていたようで、点いたり点かなかったりしていたが、直に全く点かなくなり廃棄・・・ 寿命は1年だった。購入当時から黒く変色していた部分は、さらに黒くなり赤黒く点灯するようになっていた。10年前に買った国産メーカー品は、まだ健在だけど、粗悪中国製は短命だなぁ


秋月 1.5V電池白色LED投光キット

2003.2.1

100円ショップのペンライトに組み込んでみた。
ニブル球と同じ大きさに組み立てる。
配線が、ペンライトの外筒に触れないように気を付ける。
入らない時は、ICやトランジスタのモールドも削る。

携帯用USBモデム

IO-DATA
USB-H64
コレガ
CG-UMDMPDC

2002.12.15

携帯電話用USBモデムが1個1000円くらいで売られていたので、ちょっと改造して使えないかネタ向けに買ってきた。コレガ CG-UMDMPDCは、M37640というワンチップCPUを使っていて、いじりようが無い、IO-DATA USB-H64はAN2136という汎用USBコントローラを使っていて、ナカナカ面白そうな素材ではあるのだけど、連載向けにはヘビーすぎる内容なので、ネタ向けには使えそうにない・・・ 玉砕の名残と、今後の希望(AN2136)を託して、写真だけ撮っておきました・・・ うー、別のネタを探さねば・・・


紫外線LED

2002.11.28

秋月の紫外線LED(OSSV531)を買ってみました。1個200円なので遊びで買っても惜しげはありません。点灯すると少し暗い紫色の光を発します。定格は3.6V/20mAだそうで、白色LEDと同じです。径は5mmで放射角はかなり狭めです。出力は22mWで波長のピークは430nmだそうです。付属に240Ωの抵抗が何本か付いていましたが、15mAの定電流ダイオードを使ってみました。単3×4の電池ボックスに電池を3本入れ、空いている部分に、LED、CRD、SWを付けます。

紫外線といっても、特に使い道が無いので、蛍光塗料に当てて遊ぶ程度です(^^;) 蛍光マーカーに当てると浮き出して見えて面白いです。蛍光灯の蛍光面では変化ありませんでした(^^;) 白色LEDに当てても白くはなりませんでした(^^;) オシロスコープに当てると緑色に光ります。TVのブラウン管に当てると僅かですが残光が見えます。目に見える紫色は、結構綺麗で、蛍光マーカーの色も鮮やかなのですが、デジカメでは綺麗な色には見えないようです。紫外線消去ROMでも消してみると面白いけど、もうROMなんてほとんど焼かないから、やっぱり出番は少ないかな?


マウスの修理

2002.11.22

以前、1000円くらいで買ったエレコムのノート用光マウス、買って半年で塗装が剥げたけど、小振りで軽くて使いやすいので、ずっとデスクトップ用に使っている。使用頻度が高いせいか、左のボタンにチャタリングを起こすようになってしまった。1クリックのつもりが2クリックされてウインドが2枚出てきたり、開いたウインドが閉じてしまったりして気持ちが悪い。光学式は、位置決め部分はメンテナンスフリーだけど、ボタンは相変わらず機械式なので、やっぱり劣化するみたい。


まず、バラす

ホイールは右のロータリーエンコーダで
固定されている模様

引っ張ったら抜けた・・・

半田吸い取り機でスイッチを外す
取れないので無理矢理引っ張ったら
スルホールが抜けたかも(^^;)

壊れたスイッチ
マウスのボタンにはマイクロスイッチが使われている。
規格品なのか、もう、10年も前から同じ形状をしている。
いや、古い物ほど品質が良い、最近のは、かなりボロ!
だから、古い未使用のジャンクマウスを買ってきて、
スイッチ交換すると良いかもしれない。
自分の場合、使わなくなった使用頻度の低かった
マウスから外して使った。クリック感が結構良いが
左右で感じが変わって気持ち悪いかも(笑)

というわけで、復活!

2002.8.25 追記

またまた、右クリックの調子が悪くなってきた。前回のようにウインドが勝手に開いたり閉じたりまではしないものの、アプリによっては、ダブルクリックと同様の症状になる。1年経たずに不具合が出るとは、どうも構造的な欠陥が有るようにしか思えない・・・ スイッチの端子電圧をテスタで確認してみると、確かに右クリックはチャタっているのが分かる。左は大丈夫みたいだが、ホイールのクリック部も弱っているようだ。人差し指で押すボタンは力が入いるので、スイッチにストレスを与えやすいのかもしれない。

マウスのボタンに使われるスイッチは、マイクロスイッチになっている。このスイッチは、比較的電流を流して使うもので、微弱電流だと接触不良でチャタリングを起こしやすくなると聞く。そこで、スイッチに流れる電流を計ってみることにした。端子間に1KΩの抵抗を挟んで電圧を測る、0.54Vなので電流は0.5mA程度、10KΩのプルアップ抵抗が使われているようだ。自作機でも、このくらいの定数を使うことは多いが、マウスのようにハードの使い方はしないせいか問題が出たことはない。ちなみに、ハードに使われる代表に、アーケードゲーム機のスイッチが有るが、これには220Ωが使われている。20mAも電流を流す計算になる。スイッチも大型のマイクロスイッチが使われている。これでも、腐ってくるとチャタリングを起こす・・・

ということで、プルアップ抵抗を1KΩとし、5mA流すことにした。チャタリングは、かなり軽減したが、まだ完治したとは言いにくいので、スイッチも交換、ついでにコンデンサも追加しました。これで、快適になりました、少しは長持ちしてくれると良いのだが・・・

抵抗(1KΩ)は5ピンと16ピンの間、コンデンサは5ピンと8ピンの間に入れました。

2002.9.7 追記

クリックの入りが悪い感じなので、コンデンサの容量を4700pF→100pFに変更しました。470pFだと4700pFと変わらず、100pFだと、僅かにチャタリがある感じです。220pFがベストかな? ただ、クリックボタンのハード的なクリアランスが悪い感じもするので、問題は、電気的な話だけでは無いようです。

2004.5.30 追記

マウスのスイッチらしきマイクロスイッチを見つけたので交換してみました。オムロンのD2F-Dという型番ですが、実は違う(^^;) これはリード線を半田付けする端子になっていました。マウスに使われているタイプは足が出ているタイプです。仕方がないので、スルホール基板に大穴?をあけて端子を通し、パターンに半田付けして無理矢理取り付けました。取り立てて力が掛かるわけではないので、こんなんでもOKです(笑) 結果はクリック感もしっかりでて、いい感じになりました。ただ、交換したのは多用する左だけ、右は、まだ問題を抱えていますが、めんどうで・・・ (笑)


J-PHONE J-SH09 カメラ付き携帯のカメラは?

2002.10.x

ひょんなことで、デジカメ付き携帯電話、J-SH09の触る機会がありました。シャープの31万画素CCDを使用しています。昔のデジカメ、QV10が25万画素、DS7が45万画素だったと思うので、この中間の解像度ですね。保存解像度は、携帯で使えるモードが80x120前後、デジカメモードなる高品質モードが640x480(VGA)です。保存枚数は、前者で1000枚、後者で125枚だそうです。ちなみに動画も撮れます。パソコンに転送することもできますが、シリアルケーブルしか無いようなので、転送時間が掛かりそうです。液晶ディスプレイが鮮やかなせいか、映し出される映像は結構綺麗です。面白いのは、かなり暗い場所でも明るく撮れることと、5cmまでのマクロが可能なことです。ただ、暗い所ではスローシャッターになり持ちにくい携帯の形状もあって、手ブレしまくります(^^;) やっぱりオモチャ的な性能ではありますが、レスポンスもソコソコですから、結構楽しく使えます。

パソコンへ転送するためのケーブルが無いので、パソコンに取り込んでの評価はできませんが、そのうちやってみます・・・


500円のGPSアンテナを試す

2002.10.8

秋葉原の「電子工房の店」というジャンク屋の、店先のワゴンの下に放置されている500円のGPSアンテナを試してみました。シャープ製で5cm角程度の、ちょっと前のアンテナです。自分のカーナビはNVX4という初期の頃のモデルですので、アンテナは9cmもある巨大なものです。小型の物は感度が良いということですし、小型なのでルーフガラスの隙間に取り付けられそうなので買ってみました。アンテナのコネクタも、NVX4と似た形状なので使えそうです。
ちなみに、この店、パソコン系のジャンクばかりで、特にCDROMの在庫が多くあります。使え無さそうなのばかりなので(使えそうなのは高価)見向きもしなかった店ですが、GPSのアンテナも有るとは・・・ 大量在庫で、埃まみれです(^^;) そのうち値下げされるかも(笑)

使ってみた感じでは、特に変わりなく使えます。感度が良いか悪いかは、悪い条件下でないと分からないので、なんとも言えません。しばらく使ってみないと結論は出せそうにありません。でも、小型なので、何処にでも設置できます。安いから惜しげも無いので、車外に出しておいても良いかもしれませんが、配線を引き出すのが面倒ですね(^^;) もうちょっと使ってみてから追加レポートします。

※右の写真はNVX4付属のアンテナのコネクタです。シャープの物と見た目は違いますが規格は同じです。

2002.10.25 追記

しばらく使ってみました。純正アンテナと比べて、補足までの時間が短縮された気はします。また、ビル陰でも見失うことも少なくなった感じです。ただ、駄目なときは駄目ですから、劇的って感じではありません。このへんは、GPSレシーバのファームウエアの古さによるものかもしれません。なにしろ7年前のカーナビなのですから・・・


Windows98を簡単にバックアップする方法

2002.9.30

Windows98が入った60GBのHDDのシステムを入れ替えるために、暫定的に、旧システムを4B/HDDにバックアップしてみました。結構簡単にバックアップできますので、覚え書きとして書き残しておきます。まず、システムは以下のようになっています。

ATA100カード/プライマリ 60GB/HDD
ATA100カード/セカンダリ 4GB/HDD + CDROM(CDR)

プライマリ(マスタ)の60GBに入ったシステムだけ(3GB)を、セカンダリ(マスタ)に4GBに移します。
まず、4GBをWin98/DOSでフォーマットします、FAT32でOK、非DOS系(Win2Kなど)で使用したHDDの場合はFDISK /MBRも必要です。システムのコピーして、HDDから立ち上がるかテストします。

テストは、プライマリの60GB/HDDの電源ケーブルを抜くだけです。ATA100カードはスレーブから起動します。これで、DOSが立ち上がればOKです。

次は、60GBに入ったシステムをコピーします。自分はWindows上から、WinFDを使いましたが、不可視ファイルなど一切がコピーできるツールが必要です。XCOPYもオプション次第では使えるそうですが詳細は不明です。その際、IO.SYSMSDOS.SYSもコピーします。ただし、スワップファイル(WIN386.SWP)はコピーしてはいけません、通常は、C:\WINDOWSの中にあります。

再び、スレーブから起動させて、Windowsがちゃんと動くか確認しましょう。高価?なツールを使わずとも、結構簡単にバックアップできます。ちなみに、Win98SE、Win98MEでは未確認です。


電波探知機 「周波数カウンタ SCOUT」 でデジピータの監視


左:CI-VインターフェースCX12、右:周波数カウンタSCOUT

2002.8.29

何年も前に、オプトエレクトロニクスのSCOUTという周波数カウンタのリポートをした。高感度な周波数カウンタに、広帯域アンテナを付けて、周辺で発生する電波の周波数を測定する装置で、受信した電波の周波数を記憶する機能を持っている。周波数カウンタというより、電波探知機の色が濃い製品だった。400個分のメモリを持っていて、CI-Vでパソコンにデータを吸い上げる機能も持っている。小型なので、結構持ち歩いたし、自宅でも色々使っていた。ただ、バッテリで使用するのが前提で、ACアダプタで通電しっぱなしにするとニカドが過充電になるのため、もっぱら電池で使用していた。出番もさほど多くなく月に1度あるかないかだったが、ニカドはセルが死んでしまい使用不能になってしまった・・・

死んだニカドが入っていると、ACアダプタ使用時に加熱して危険なので、中のセルを外してみた、もちろん電池では使えなくなったのだが、ACで通電しっぱなしで使うことができるようになる。そして、つけっぱなしにしておくと、自宅のデジピータが動くたびに動作して、運用状態がよく分かる。周波数を表示してくれるので、他の電波と区別できなくなることも少ない。

この機能に、ちょっと魅力を感じてしまった背景には、今デジピータに使用しているリグが、PMT−192というデータ専用トランシーバだからだ。このリグの操作はRS232Cポートから行う。いま、どの周波数で運用しているかも外からは分からない。実は、結構不安だ・・・ なんらかのトラブルでリセットがかかり、CALLチャンネルにでもスキップしてしまうと、かなり致命的な問題になる。しかし、SCOUTを使えば、発信している電波を、ちゃんと管理できそうである。デジピータの431.00から逸脱した電波を受信したら、警告音を出すとか、不在時は無線機を強制的に落とすとか、色々手段を取ることもできそう・・・ とりあえずは、キャプチャモード(記録保存)で動作実験中。

昔は秋月にもSCOUTを置いていたようだが、すでに無くなった模様、ただ、リポートのために提供を受けた「カツミ電機」では、まだ取り扱っているようだ。ちっと高いようにも思うが、HPもあるようなので、入手相談は私でなくこちらで・・・ http://www.t3.rim.or.jp/~katsumie/index.html

Delphi で CI-V を使って SCOUT をコントロール

2002.9.3

Delphi ver.6は無償で公開されている。RS232Cコンポーネントもフリーであるので、RS232Cのアプリが比較的楽に作れる。そこで、SCOUTをCI-Vを使ってコントロールするプログラムを作ってみることにした。実は、本格的?なwindowsアプリを製作するのは初めてだったりする(^^;)

SCOUTは、フィルタモードやキャプチャモードを持っているが、CI-Vを使うには、これらのモードでは使えない。仕方がないので何も機能のないノーマルモードで使う。ノーマルモードでは、プリスケーラが軽く発振するためめちゃくちゃな数字が表示されている。もちろん、CI-Vから得られる周波数もデタラメ・・・ しかし、電波が受信されると、その周波数にロックされる。つまり、表示のチラツキが無くなったときが、何かを受信したときである。

このしくみを使ってwindowsで、キャプチャ機能を再現した。ノウハウとしては、カウンタ値は±1を許容させること、周波数検出は3度以上同一周波数を受信した時にすること、SCOUTのゲートタイムを1KHzモードにしたときのゲートタイムは64mSでCPU処理タイムが75mSになるらしいので、シリアル制御は100mS毎にしてある。これでうまく周波数検出してくれるようだ。現在、製作したアプリのデバッグ中、キャプチャは周波数だけでなく、受信時刻、受信時間(0.1秒単位)も記録できる。希望があればプログラム(500KB程ある)を公開してもよいのだが、Delphi6のバイナリーや、RS232Cコンポーネントの再配布条件が分からない(^^;)


旧 FEXT PLL (CPUクロックアップ用クロックジェネレータ)で遊ぶ

2002.8.28

ハムフェアで、旧FEXT PLLキットを頂いたので作って遊びました。FEXT PLL 97は、買ったのですが、これは存在を知りませんでした(^^;) どうやら1995年に配布されたようです。97との違いは、コントロールがフルロジック回路になっていること、発振器はDIPパッケージになっていること、発振(制御)可能周波数が99.9MHzまでであることです。周波数をUP/DOWNするのは同じですが、起動時の周波数をロータリーSWで設定できるので、旧版の方が便利に思います(^^;)

ちなみに、CPUのクロックアップをする予定はありません(^^;) でも、数MHz〜100MHzまで連続可変できる発振器は、実験用なんかには凄く便利そうです。出力がTTL(正確にはCMOS)レベルですので、無線機関連の発振器には流用できませんけど、デジタル回路の実験用には最適です。でも、最低発振周波数が数MHzなのは使いにくいかな? 1/1000くらいのプリ素ケーラーでも作ろうかな(^^;)

手持ちの周波数カウンタ(10〜2800MHz)で調べてみたところ、16.8〜95MHzまで0.1MHz単位で正確?にカウントできています。16.8MHz以下はカウンタの特性上の問題で測定できないようです。95MHz以上がカウントできないのは、VCO用ICをソケット付けしたせいかもしれません。手持ちのカウンタが100MHz以下では感度が低いため正確な計測はできていないように思います。なにしろ、隣接させて測定すると、300MHzあたりをカウントしてしまうので、基本波より高潮波域の方がゲインが高いことがわかります(^^;)