実験室レポート

最近、実験室のレポートが少ないです。秋葉原に行く回数が減った、物を買う回数が減った、車の方に掛かりきり(^^;) なんて、理由がありますが、HPにまとめてないだけで、少しくらいは色々と実験しています。と、いうことで、簡易的にレポートしておくことにしました。主に連載記事(新・電気街日記)からの抜粋になりますが、ご容赦下さい。


BH6(ver.1.0)をATA100に・・・

2002.6.15

随分前から、使用していたHDDはATA66やATA100対応品だったのですが、マザーボードが対応してなくて、ずっとATA33で使っていました。折角CPUをアップグレードしたのですから、体感速度向上には、もっとも効果があるというHDDも高速化すると、効果倍増!?と思ってATA100のIDEカードを買ってみました。

まず、マザーがPC100止まりなので、ATA133は不要です。ATA100は、すでに旧製品なので値段もこなれてきています。相場ではATA133で5000円、ATA100で3000円前後のようです。ATAカードでメジャーなのは、PROMISEなのですが、ATA100で3500円程度、怪しげなメーカーの製品なら2500円くらいからあります。怪しげなメーカーと言っても、使っているデバイスは皆同じなので、大差はないと思われます。Silicom Imageと書かれたチップの乗っているタイプが多いようで、これの乗った玄人志向の製品を買いました(2350円)。正直いって、このブランドは大嫌いなんですが、安ければ何でもいいです(笑)

PCIカードなんで、当然スロットを1つ占拠します。そのまま挿して、IDEケーブルを繋ぎ変えるだけで動作しますが、ATA100には専用のケーブルが必要です。ちなみに、ケーブルは2本付いてきます。今まではHDDリムーバーを使った上に、CDRまでぶらさがっていたので、危険なHDDリムーバは止め、プライマリにATA100専用ケーブルでHDDを1台のみ繋ぎました。CDRは旧来のケーブルでセカンダリに接続しておきます。特にドライバをインストールすることもなく、そのまま再起動し、HDDが読めてしまいました。ただし、ATA100カードはSCSIカードのように、起動時に自動認識して組み込まれるので、マザーボードに乗ったIDEインターフェースも使えてしまいます。しかし、無駄にIRQを消費するだけなので、BIOSで殺しておきましょう。ちなみに、IRQは14〜15以外の番号を占拠します。オンボードIDEが動いていない証拠ですね。

Windowsが起動したら、おもむろにドライバーを組み込みます。組み込まないとATA100にならないのかどうかは不明ですが、組み込むと色々な設定ができるようになります。ただ、設定項目がよくわからんので、そのままデフォルトで使っています(^^;) 早速効果を確かめるべく、HDBENCHを動かしてみました。オンボードIDEはRead=25644 Write=18249だったものが、 ATA100だとRead=38481 Write=27139と1.5倍上昇しました。体感的には、幾らか速くなった気がしますが、さほどの差は感じられません。ただ、HDDをケースに直接取り付けたことにより、HDDのシーク音が高く大きくなり、なんとなく高速に仕事をしている気にさせてくれます(^^;) もっt、HDDを酷使するアプリケーションを使えば効果てきめんなのかもしれません。

結論として、IDEのバス速度が3倍に、ベンチマークが1.5倍になったハズですが、劇的な違いは感じられませんでした。HDD自体が、すでに高速なものだったので、実質的に変わったのはIDEのバス速度だけです。バスの速度だけでなく、HDD自体も高速化しないと、体感できる大きな変化は無いようでした。でも、2350円ですから、やってみてソンは無いかもしれません。CPUゲタとセットで買うなら、マザー交換をおすすめしますが(笑)

最後に、これを交換している最中にAGPビデオカードが死にました(^^;) i740の中古の安物カードなんで、惜しげはないのですが、サブマシンのMillenium/PCIを引っこ抜いて差し替えるのが凄く手間でした(^^;) しかし、2Dのベンチなら、Milleniumの方がi740より速いんですね! ただ、LCDモニタとの相性が悪いようでチラツキます(^^;) そのうちに、安くてソコソコ速いAGPのビデオカードも買わねばならなくなりました。

2002.10.27 追記

ATAカード外しました。理由は、PICスロットが一杯になったこと、5枚ささってたので、そのうち1つのIRQがUSBなんかと共有してしまい、ドライバに支障がでてしまったのが理由です。でも、外しても体感的に遅くは感じません(^^;) やっぱりATA100は、チップセットがサポートしてるやつが無難です。ついでにUSB2.0もサポートしてほしい、でも、Socket370で対応しているマザーなんて無いか? PCIのサウンドカードも外してISAになりました(^^;)


古いマザー(BH6 Ver.1.0)で、最新セレロン1.4GHz(Tualatin)を使う

2002.5.31

C300Aを450MHzにクロックアップする時に買ったマザーボード、BH6 Ver.1.0 にTualatinコア搭載のセレロン1.4GHzを載せてみました。このマザーを買ったのは3年半も前のことです。FSB100MHzの450MHzセレロンは、いまでもビデオ再生をのぞけば遅いと感じることはありません。でも、ADSL導入で、全体的にパフォーマンスが要求されるようになったので、最低コストで、さらに1〜2年延命できる対策を取ることにしました。C1400もFSB100です、動作クロックは3倍速くなりましたがFBSが同じなため、HDBENCHではALLで1.5倍ほどの向上でしかないようです。基本OSや、よく使うソフト(EXCEL,MIFES,CAD等)ではC300Aでも遅いと感じなかったので、C1400にしてもさほどの違いは感じられません。でも、IEは、かなり軽くなりました。MPEG再生もかなり軽くなりました。今度は、DISKがネックになってきてるようです。次のグレードアップはATA66かATA100カードですかね・・・

さて、前置きが長くなりましたが(今までのは、前置きだったんだね!)、BH6で使うときの注意点です。
まず、BIOSを最新版にしましょう。といっても、2000年7月版が、BH6 Ver.1.0の最新です。Ver.1.1は別バージョンなので、バージョンに注意が必要です。
ゲタには、PL-iP3/Tというゲタを使いました。Tualatinコア対応品で、ちと高いのですが、特に加工することなく動きます。
C14000で起動させると、ビデオとの相性が悪いのか、画面が乱れます。とりあえず、BIOSはデフォルトに初期化したほうが良いです。
そして、手探り状態で、CPUセットしました。CPUはマトモに認識されませんので、FSB=100、AGP=2/3 Vcore=2.0V あと、クロックチェック機能をOFFにします。
やっぱり、BIOSがCPUを認識できないと色々と面倒です。有る程度覚悟しておきましょう・・・

CPUは出たてのご祝儀価格で12.5K円、ゲタは5K円でした。正直なところ、マザー買い直しても1万円ですし、C1000Aあたりを買って、PC133のメモリにすれば、もっと実効速度は速くなる思います。でも、それやるなら、Pentium4にDDRメモリ版マザーにしても値段差少ないし、面白そうだし・・・ と考えると底なし沼で、ずるずると行ってしまいます(笑) 何処で踏みとどまるかがポイントですかね? 安定志向なので、クロックアップはしていません。というか、メモリもPC100だし、CPUも1.4Gなので、これ以上は、どっちも引っ張れないと思えるので、試す気にもならないというのがホンネです(^^;) 詳細は、CQ誌7月号に掲載予定です。


ADSL導入


住友電気工業 TE4121C

2002.11.25

2002.5.2 導入編

おくればせながら、やっとADSLを導入しました。これだけ遅れた原因は、ISDNのIナンバーで、良く使っていた番号だけに躊躇しました。当分は、固定番号無し携帯オンリーの日々が続きそうです。ちなみに、ADSLは、asahi−net経由でe−accessです。モデムは、どうせ1〜2年以内に別の物に変わるだとうということでレンタル(500円/月)です。実は、自宅は電話局から直線距離で300m程度しかありません。これで速度が出なければウソだろう・・・という環境です。日中にでっかいファイルをDLしたところ500KB/S(4Mbps?)程度のレートがでていました。午後21時頃に「ぷらら」のADSL速度測定で計測したところ2.8Mbpsだそうです。その後の調査でも、3Mbps前後が一般的なようです。ただし、MTUなどのパラメータはデフォルトのままです。局に近い割りには遅いのか、そんなモノなのかは不明ですが、実用上は十分な速度です。懸念された、アナログ電話着信時の切断もなさそうです。とりあえずは大成功のようです。ただ、ちょっとアナログ電話の挙動が変なので、調査が必要そうです。

ルーターの設定は、必要時に自動接続、無通信1分間で自動切断で使っていますが、ISDNだと数秒のうちに接続できていて、タイムラグはほとんど気にならなかったのですが、ADSLだと12秒程度待たされます。1分で切断ですから、結構、ぶちぶち切れるのですが、このタイムラグがちょっと気になるようになりました。延長しないとだめかな? でも、IPがころころ変わるだろうから、有る意味安全だと思うのだけど・・・

セキュリティー面では、「NATルーター簡単設定」で、全部禁止にしてあります。これだと、FTPが通らない場合もあるのですが、FTPソフトをパッシブ(PASV)モードを使うに設定しておけば通常の操作には問題はでません。

2002.5.10 バージョンアップ

ファームウエアがアップデートされたそうなので、早速DLして試してみました。今回の改善点は、TE4121Cの下にぶら下がっているパソコンに、ADSL側と同じグローバルIPをDHCPで割り当てられる機能です。ルーターを越えられないネットワーク系アプリケーションが使えるようになります。特定のMACアドレスを持つパソコンだけ、グローバルIPと同じアドレスを割り当てる機能もあるので、普段のWeb用と、実験用の2台のパソコンを同時に動かして試すことができるの、結構便利です。ただし、当然ながら、グローバルIPを貰ったパソコンは、他のパソコンと違うセグメントに置かれてしまうので、そのままでは他のパソコンと通信ができません。逆に言えば、セキュリティが上がって良いかもしれません。

2002.5.11 速度測定


TCPのパラメータ、MTUとRWINを変更すると速度アップできるというので、ちょっとやってみました。MTUは1パケットのパケット長、RWINは一度に送信するパケット数(バイト数)です。TE4121Cをルーターとして動かす場合は、MTUはTE4121C側で設定されてしまうので、大きな意味は無いようですが、RWINは速度に大きく関わってくるようです。

Win98のデフォルト状態で約3Mbpsの速度が出ていました。ファームをバージョンアップすることで、無調整で3.5Mbps程度出るようになったのですが、さらに、MTU=1500、RWIN=61440とすると、6Mbps以上が出ます。7Mbpsに近づくことも多いようです。ただ、時々、全く通らなくなることがあり、数秒〜10数秒間フリーズするような状況に陥ります。どうやら、回線途中にバーストエラーを発生させる機器があるようです。色々と試した結果、常時安定して通信するためには、RWINは12Kバイト程度にしておく必要があるようで、この設定にすると、3.5Mbpsしかでません。結局、デフォルトと大差ありませんでした・・・

2002.5.30 マシン速度の向上と測定回線速度

メインマシンをセレロン1.4GHzにしました。クロックで3倍、HDBENCHで1.5倍速くなっていることになります。これで、回線速度を測ると、ピークで4.6Mbpsに及ぶことがあります。全体的に測定値が数100Kbps上がりました。マシンパワーの違いが測定値にも表れているようです。実は、今も、旧世代の10BASE−HUBを通してルーターに接続されているので、この部分での速度落ちもありそうです。100BASEにすると、さらに上がるかもしれません。ちなみに、MaxMTU=1454 RWIN=12000 の設定です。ここをベストにしたときの速度は理論値に近づきそうです。

NTTによると、もよりの電話局まので回線距離は880m、減衰は17dBだそうです。直線距離では300mしか離れていないけど、回線距離は3倍も必要なんですね・・・

2002.6.24 久々にパラメータ設定の見直し

とある場所で、eAccessのMTUは1478が速いというので設定してみました。ついでに、RWINもいじってみました。
で、x44(65032)でやってみると、これが結構通ります。ほとんどノーエラーで通りました。ただ試した時間が夜10時なんで、外来ノイズが少なかったのと、逆に回線が混んでいるようで、ピークで6.5Mほど、ベンチで多かったのは6M弱の数値でした。でも、遅いときは4M程度まで落ちます。
次は、x22(32516)で試してみると、x44とほぼ同じです。やっぱり回線が混んでいてレートが上がらないようです。ただ、1度だけひっかかりました。パケットが短い方がひっかかるってことも無いでしょうから、たんなる偶然なのかな?
その次は、x11(16258)です。さすがにここまでくると遅いです、5M強ってところです。ただ落ちることはなく、悪くても4Mくらいで下げ止まります。
そこで、x16(23648)ということにしました。これでも一応、6Mオーバーもでますが、全体的には5M半ばです。でも、ひっかかることも有りました(^^;)
2002.6.25
日中の測定もしてみました。夜と大差なしです。ノイズの影響は少ないようです。今日はたまたまだったのか、ファームのバージョンアップで改善されたのかは不明です。
2002.6.26
今日は、某ベンチサイトで、1発目の画像を出す際に必ずフリーズする現象が発生し、x8〜x11の間で調整してみました。結果x10でなら大丈夫だったので、現在、この設定にしています。x11でダメでx10ならOKというのも、単なる偶然の産物なのかもしれません・・・ どっちにしろ、遅くても常に安定か、たまに落ちるけど劇速か、究極の選択を迫られそうです。もっとも、最近は、どのサイトも帯域制限かかっているのか、ADSLユーザーが激増したのか、あまり速くなくなりました。正直、RWINは幾つでも、さほどの違いはありません。
2002.6.28
夕方の時間帯に、ADSLの速度が落ち込む模様、理由は不明だが、RWIN x10でもダメだった、 x9で遅いながら通る感じ。ピークで4.5M、平均は3M程度まで落ちる。宵の口になれば、まだ、回線状況が良くなるので、極端に下げてしまうわけにも行かない。レートに応じて、自動的にRWINが可変してくれる機能が欲しいが、レジストリいじるだけでは、再起動せねばならず面倒・・・ そういえばADSL高速化ソフトが売られているが、動的にMTUとかRWINをいじったりできるのだろうか? MSのTCP/IPドライバに干渉せねばならず相当困難なハズなのだが・・・ もし、レジストリいじってるだけなら、ぼったくりだな(笑)
MTU=1478時の通信速度
RWIN x MTU 平均レート ピーク値
16258 x 11 5.5M弱 6.1M
23648 x 16 5.5M強 6.1M
32516 x 22 6M弱 6.3M
65032 x 44 6M強 6.5M

2002.8.29 最近、遅くなった・・・

8月半ばあたりから、俄然通信速度が遅くなった・・・ 電話局の経路の間に何かできたり、同じライン上に汚いスプリアスをまき散らすヤフBBでも通ったのかとも思ったのだが、asahi-netにあるHPへの通信速度は遅くない。どうやら、asahi-netが混雑してきて、外へでる出口が詰まっている感じ・・・ そういえば、むかしFLET’s ISDNを初めてしばらくしてから、急に遅くなった頃が有った。asahi-netが外への出口を太くしてから、一気に解消した覚えがある。確か、7〜8月は、ADSL新規加入者の特典が多かったハズ、これで大幅にユーザーを増やしたのかもしれない。こんな状況で12Mのサービスを始めるのだろうか? 別に12Mのプランに興味がある訳ではないが、先が思いやられる・・・

2002.9.25 最近、接続できなくなった・・・

遅くなったと思っていたら、最近は接続できなくなったり、接続に異常に時間が掛かるようになりました(^^;) 以前も、朝10時頃とか、夕方6時頃は、接続に時間が掛かることがあったのですが、今は、時間帯関係無く接続できないケースが50%以上です。常時つないだままではセキュリティーが心配なので、モデムは10分間で自動切断する設定にしてあり、メーラーを動かしておくと、10分に1度ポーリングに行くので、常時接続できるという仕組みにしてあるので、結構頻繁に接続&切断するのですが、それがかなり手間取るようになりました。おまけに、勝手に切断されてしまいます(^^;) この数日は、PPPが切れてもネゴシエーションに行かなくなってます。局側がそういう設定にしてあるようです。それで、余計に接続に時間がかかるようです。
これは、ASAHI−NETが悪いというより、E−ACCESSに問題が有るようです! 最近は、FLETS ADSLも安くなってきたので、NTTに乗り換えるかなあ・・・ なんて思うようになりました。そのうちコスト計算してみるかな。

2002.10.19 接続性が良くなったが・・・

接続に時間が掛かって使いにくかったので、ずっと常時接続したままだったが、最近は、異常に時間が掛かるようなことは無くなった模様。再び、必要な時に接続する方式に戻した。あと、RWINを上げても、引っかかる事は少なくなった感じ。12M対応で、局側のファームウエアが良くなったのかな? しかし、速度が遅くなったのはそのまま(^^;) e-accsess側は対処できたけど、asahi-net側はダメtなままですね。どっちにしろ、12M化してもasahi-netのバンド幅が狭すぎて、能力は十分に発揮できないのは明白だなあ(笑)

やっと、8Mから12Mへの変更について受付が始まった。12M化しても月額料金が上がるわけではないので、変更すること自体は問題無いのだけど、変更料に3000円(12月からは5000円に値上げ)かかるそうな。あと、モデムを返送しなくてはならないらしいから、コミコミ4000円かな? 御利益といえば、モデムが新しくなって、ノイズ特性が上がるのではないかと期待されるくらいで、通信レートなんかは向上する見込みは無さそう(笑) ただ、3000円ならいいかな? と思わなくもない。とりあえず、値上げ前の11月末まで、気長に考えることにしよう・・・

2002.11.16 ADSL 12Mって・・・

変更費用3000円だけと思って、変更の手続きに付いて調べていたら、NTTへの費用が別に3000円余り必要とのこと。たぶん12Mにしても、さほど速くなるとは思えないので、やーめた(^^;) きっと、プロバイダごと変更したほうが、割引セールが使える分、安くなるだろう。でも、そこまでしたいと思わないので、当分現状維持だな。

2002.11.25 asahi-netの速度も上がってきた

12Mにしても、asahi-netの速度がボトルネックで、速度は上がらないだろうなと思っていたが、ここにきて、大分改善されてきた模様。時間帯にもよるが、以前の平均レート(RWIN=16258で5.5Mbps)がでるようになってきた。12Mにしても少しはマシになるかもしれない。といっても、6000円以上の一時負担をする気にはなれないので、現状維持の方針には変更ナシ。
覚え書き レジストリの、MTU、RWINの場所と変数名
MTU
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet
\Services\Class\NetTrans¥0000
MaxMUT 1478

RWIN
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet
\Services\VxD\MSTCP
DefaultRcvWindow 任意の数値

2003.8.28
 ポートスキャンの次は・・・

最近、ADSLルーター(モデム)の自動回線切断が動かない、よくよくしらべてみると、ルーターがICPMを通しローカルホスト向けにNATしてしまうようだ。TCPの外部起動は禁止しているので反応しないのだが、ICPMは通してしまう。モニタしていると1分に数回という頻度で来るようだ。昔はTCPのポートスキャンが多くてICPMなんか来なかったのに、今は盛んなようだ。ICMPでは存在確認くらいしかできないようにも思うのだが、うっとしいので、フィルタで切ることにした。これで自動切断が有効に動くようになった。

1280x1024が表示できる、IO-DATA A16H(G) 液晶ディスプレイ


最も安価な16インチ液晶ディスプレイ

2002.4.28

ドットヌケが少ないとウワサだったIO-DATAの液晶モニタを買ってみました。価格comなんかでIO-DATAの評価をみると、賛否両論あって不思議な気がします。この両者の言い分を両方理解できる体験をしましたのでレポートしておきましょう。
確かに値段的には格安です、16インチクラス(正確には15.7インチ)では最も安い製品です。それなのに、なぜかドット抜けが無くて良いという評判が出回っています。実際に初期のころの製品はそうだったようですが、現在はそうでも無いようで、ドット抜けがど真ん中にありました(^^;) 品質は他社製品と同じになったようです。ま、今までが異常だったのでしょう。値段を考えれば、それでも十分お買い得感があるかもしれません。液晶の反応速度も25mSと速くCRT並の快適さです。色合いはCRTと比べると悪い悪いですが、まあ、液晶全般に言えることなので高価な製品でもさほどの物ではありません。使い勝手はマズマズ、ただ、ローコストに押さえるため、ちょっと安い作りであるのは確かです。安くてそれなりの製品ではあります。
さて、IO-DATAが酷評される意見に、サポートの悪さが上げられています。サポートなんて、不具合でもなければ誰も電話しませんから、不具合のなかった人は、良いメーカーだと絶賛できますが、問題あってサポートに電話をした人は驚くかもしれません。なにしろ電話が全く掛かりません!ホント、トラブルが有った人には同情します。まあ、宝くじみたいなもので、直ぐに電話が掛かる人もいるでしょうが、自分は数日間掛けっぱなしで結局掛かりませんでした(^^;) これを買ったZOAという店は、初期不良交換の場合、メーカーに電話をするようにと言っていましたが、これを知ってて言ったとしたら、この店も結構クサイ店ではあります(笑) 結局、IO-DATAはサポートの悪さが評判の悪さに繋がっているようです。サポートに期待せず、自力で何でも解決してしまう人なら、安くてそれなりの良いメーカーかもしれません。サポートが必要な人には向かないメーカーです。

ちなみに、A16Hの後継と言われるモニタ(A16G)は、反応速度が45mSと遅くなってるようです。もし買うなら、旧製品(A16H)も視野に入れておきましょう・・・


A4 Tech社製 3980円の光学式ワイヤレスマウスは使い物になるか?


3980円の光学式ワイヤレスマウス

2002.2.25

ワイヤレスマウスって結構高い、MS製なら1万円、その他、有名メーカー物なら6000〜7000円が普通のようである。が、これは3980円と妙に安い。どんなものだか使ってみることにした。詳細レポートは、例によって某誌に掲載予定なので、ここでは概略と、長期使用レポートを掲載していきたいと思う。

まず、無線式のワイヤレスになっている。赤外線式のワイヤレスマウスは使い勝手が悪くて、最近ではさっぱり見なくなった。今のトレンドは無線式である。どの周波数帯を使用するか、将来的にはBlueTootsになるのだろうけど、現状では混沌としている。一般的なのは300〜900MHzを使ったタイプ、しかし、この安物は27MHzを使用している。ただ、この周波数を使うのは、このマウスに限ったことではなく、最近の安価なワイヤレス製品に一般的な話のようである。どっかで規格が決まっているようだ。

次に肝心なのは、光学式マウスの中心部分のイメージセンサだ。このセンサをまじめに設計するには、結構難しいと思われる。マウス屋ごときに手が出せるものでは無いと思われる。このマウスで使用されているのは、Agilent Technologies社のHDNS-2000というイメージセンサだ。ビデオカメラなんかのイメージセンサを作っているメーカーが出している製品で、マウス専用に設計されPS/2の出力まで持っている。ワイヤレスでなければ、あとは何も要らないという製品だ。

使用レポートとしては、ワイヤレスマウスは結構便利である。光学式というのもなかなか便利な物である。ただ、マウスパッドの模様を選ぶようで、気に入らないパッドだと動きが悪い。何が気に入らないかは、人間の感覚とはちょっと違うので推察しにくいが、特定の柄が嫌いなようである。光学式マウスが、みんなこんなものなのか、HDNS-2000だけの話なのかは不明だ。ただ、この辺を特性を知っておけば結構便利である。

もちろん、欠点もある、それも、かなり致命的だと思われる欠点が・・・ それは、ワイヤレスゆえに電池駆動であるということ。光学式は結構電気を食うようで、みな充電式になっている。このマウスはUSBインターフェースから充電する仕様になっているのだが、マウスインターフェースはPS/2である。PS/2とUSBが必要なのだから、かなりマヌケな仕様だ(笑) それより悪いのは、2.5時間の充電に対して、2日間ほどしか電池が持たない事! 電池が無くなって使えなくなるのは、何時も突然だと言うことである。充電制御回路も結構タコなようで、時々、充電終了時間が妙に短くなり、当然使用時間も極めて短くなる。ひょっとすると、付属の電池がタコなのかもしれない。ただ、ちゃんと充電できることもあるので不思議だ! ちなみに、放電終了電圧は1セルあたり1V程度、充電終了電圧は1.3V程度のようだ。

2002.3.3 追記 使いものにならん、買わない方がいいかも?

最近では、充電完了時間が凄く短くなってしまった。もちろん、放電時間(使用時間)も使いものにならないくらいに短くなった。ただ、この充電時間を無視して、そのまま通電(充電?)続ければ、それなりに充電されるようで電池は少しは長持ちする。つまり、充電時間が短くなるのは、電池の劣化というより、充電終了電圧の認識の問題のような気がする。とはいえ、今まで通りの2.5時間では全然充電されない。1日ほったらかし、くらいの気持ちでいないとダメなようだ。いずれにしろ、これは不良品か?と思えるほどに使いものにならない!

2002.3.4 追記 電波は、どれだけ飛ぶか?

どれだけ電波が飛ぶのかは、なかなか分かりにくい特性を示します。見通し外の隣の部屋でもOKなこともあれば、ダメなこともあります。逆に、わずか20cm横でも、金属製の遮蔽物があると、全く飛ばないことがあるようです。現在、金属製の机の角でマウスを使っているのですが、受信機を机の横、直線距離にして20cmだけど机の板のせいで見通しにならない場所に置いてみましたが、マウスが机の中心の方(角とは反対方向)へ動かすと、動作不良になる点がありました。HF帯なので、それなりに回り込むのかと思っていましたが全然だめなようです。また、電池が減っているときは、見通しでも1m離れると動作不良になることがあります。といって、CRTやパソコンの横では全然ダメなので、目下は、マウスに並べて受信機を設置してある状況です。なんのためのワイヤレスなのか? 前使ったUHF帯ワイヤレスマウスは、CRTやパソコンの上に置いても、結構遠くまで使えてました。HF帯がダメなのか、この製品がボロなのかは不明ですが(笑)

2002.4.2 追記 左遷・・・

今日、秋葉原へ出かけたら、同じ若松通商にて、このマウスが2980円で売られていた(^^;) やっぱり、これはダメ製品なんですね・・・ 電池の持ちは相変わらずです。やっぱり充電回路がタコなんでしょう・・・
実は、本日、メインパソコンのマウスを、このワイヤレスマウスから、ノート用ワイヤー付き光学マウス(999円で買った修理上がり品のM-GP2WSRSV)に変更しました。ノート用なのでケーブルが細くとりまわしがラクですし、小型軽量なのでマウスの操作も軽々とできます。ウインドウズのシステムの操作やIEの操作には、この方がいいです。やっぱり、ワイヤレス光学マウスは電池が重くて使いずらいです。とはいえ捨てるのももったいないので、サブマシン用に使うことにしました。メインマシンから左遷ということで、レポートも、これでオシマイです。


PIC用クロックに、セラロックは使い物になるか?
1個40円のセラロックの発振周波数を検証してみる

2001.9.27

PICを使って何か試作するときには、水晶発振子が必要ですが、発振子以外に2個のコンデンサも必要です。水晶発振子が安くなったとはいえ、汎用周波数物で半分ジャンクのような商品で1個100円程度、正規物の新品を買うと数100円は必要です。10pF程度のコンデンサが2個必要なので、配線も面倒ですし、ついつい在庫を切らしてしまうことも多くあります。

秋月には1個40円のセラロックが売られていて、上は50MHzから、PICでよく使う20MHz、10MHzも揃っています。もともと、セラロックは周波数確度や安定性が悪いので、無線機などの発振器には余り使用されません。ただ、最近は、良くなってきたと聞いていますし、100ppm(0.01%)程度の誤差で良い場合なら、水晶を使うのは勿体ないかなとも思えます。

以前、値段につられて使用してみたのですが、プログラム中にタイマ割り込みの周期が計算通りに出てきません。原因を調べてみたところ、PICのクロック自体が大幅にずれていました。このことで少々疑心暗鬼になり、セラロックって、ホントに使い物になるのか、秋月で10個ばかり買ってきて発振周波数を検証してみることにしました。

結論から言いますと、かなりバラついているようです。周波数確度では100〜1000ppm程度、20MHzで20KHzずれる計算です。例えば1mSのタイマ設定をした場合、1uS程度ずれることになします。分周比を計算でなく、実測で合わせ込んで行く場合、タイマ設定は最小200nS単位設定(プリスケーラの設定で変わる)できますから、5カウント分もずらさないと正確なタイミングが取れない計算です。

番号 時刻 周波数(Hz) 誤差(ppm)
1 21:00 833268 -78
2 21:15 834294 1153
3 21:30 833505 206
4 21:45 833402 83
5 22:00 834092 911
6 22:15 833610 332
7 22:30 833733 480
8 22:45 834279 1135
9 23:00 833389 67
10 23:15 833712 455

上の表は、調査するセラロックをPIC16F628につなぎ、クロック発生プログラムで発生したクロックを周波数カウンタで測定すると言う物です。プログラムはシステムクロックに対して1/24のクロックを発生します。20MHzの場合は83333Hzを出力すれば誤差が0ということになります。計測は5分ごと4回で15分間行い、セラロックの発振が安定していることを十分に確認した上で行っています。表に書かれている周波数は4回目の測定値です。同時に電源電圧も計測していますが、あまり因果関係が無かったので割合しました。また、開始時刻の室温が28℃、終了時の室温が27℃でした。再度にもう一度「1番」のセラロックを測定してみると「833252」で-97ppmになっていました。これから考慮すると、全体的に、もっと誤差は増えるかもしれません。測定に使用した周波数カウンタは公称1ppmの発振器を積んだ秋月のキットです。何処まで信用できるかは?ですが、1000ppm程度は平気でずれる可能性が高いのは事実のようです。

所詮は0.1%の誤差と無視できる用途なら構いませんが、そこそこ気になる用途ならば、選別するか(選別しても温度特性は変わらない)、初めから水晶を使う方が良さそうです。


NEC Printy2
シリアル方式 サーマル型小型プリンタをPICで制御する

2001.8.20

PIC16F873でプリンタ出力式の気温記録計に

秋葉原のクレバリーでNECのPrinty2なる、シリアル方式のサーマル型小型プリンタを1980円で買ってきました。Windowsで使えるそうなので、簡単なメモ書き印刷用のデスクサイド・プリンタとして購入してきました。シリアル形式で、用紙幅80mmと小型なので、PICでも制御できそうです。そこで、ネタ向けに、気温記録計に仕立ててみました。(CQ誌2001年10月号参照)

このプリンタは、三栄電機というメーカーのOEM製品のようで、BS-80TSDという名称で売られています。パソコン用プリンタというよりは、何かの製品の印字用に作られた物のようで、シンプルで丈夫です。製品自体は1997年以前の物で、かなり古そうですが、まだサポートしてくれるのが嬉しいところです。ちなみに、左上の写真がPrinty2の全景、右上の写真がSANEIの名前が入った基板の写真です。

主な仕様は以下の通りです。
16ドットで漢字フォント内蔵、デフォルト28桁、半角56桁、グラフィックは448ドット、用紙幅80mm、印字幅63mm、印字速度1.46行/秒、乾電池(単三×4本)使用可能、ACアダプタ付属、待機電流100mA、最大電流5.39A、平均電流1A、外形寸法134x58x180(mm)、重量550g

誌面で紹介したプログラムはこちら


ホイール付きワイヤレスマウス

RF-LINK Wireless 3D Mouse

2001.7.22

前から、ワイヤレスマウスとホイール付きマウスが欲しかったので買ってみました。ワイヤレスは赤外線式だと、受光部の設置が悪いと動作しませんが、電波式なら何処に置いても使えるので便利です。でも、電波式のは種類が少なく、価格も高いのが難ですが、これは安かったので飛びついてしまいました(^^;)

予想通り、ワイヤレスマウスの使い勝手は最高です。うっとしいワイヤーが無いので、絡まったりもせず、邪魔になったら、棚の上に置いてしまうこともできます(無くすかもね)。ただ、この製品は、少々でかくて、私の手には合いませんでした。大柄な人や、アメリカ人の手ならベストフィットするのかもしれません(私の手が小さいだけかも?)。

また、ホイール付きは便利です。やっぱ、これからのマウスはホイール付きが良いですね。ただ、IEなどで、フレームが切られている画面は、何処の画面がスクロールするのか少々分かりづらいです。これは、このマウスの欠点というより、ホイールマウス全体の問題点みたいなので、どうしよもありません。

このワイヤレスマウスの周波数は300MHz帯だそうです。スペアナの実測では、314MHzで少しワイドなFMって感じでした。飛距離は結構あるようで、数mは大丈夫でした。1家に2台以上あるとハマるかもしれません。他には、433MHz用、900MHz用がありますが、どっちも日本では使いにくそうですね。受信部のアンテナはロッドアンテナで全部延ばすとかなり長めです。マウス部のアンテナは左上の写真のようにループアンテナ風になっています。高周波ユニットは、シールドケースの中にあるのでよくわかりません。制御は、マウスコントローラとしては少し立派すぎるワンチップマイコンらしき物が入っています。ワイヤレスにするので、ちょっと制御が複雑なんでしょうね。電池は、単四2本で入手性が良いのですが、ちっと大きすぎるのはねえ・・・

電波式は電池を喰うのかパワーセーブモードを持っています。しばらくほっておくと、勝手にパワーセーブモードに入ります。このモードに入ってしまうと、赤いホイールを押さないと動きません。慣れないと戸惑うかもしれませんが、使っていないとき、机の振動などでマウスが動き、電波を送信するよりはよほどマシです。

下の写真は、送信部の中身です。やはり高周波ユニットはシールドケースの中に入っています。LEDが2個ついていて、1つは電波を受信したとき点灯します。もう1つは、点灯したとこを見たことがありませんがなんなんでしょうね(笑)


100円ショップのストップウォッチ

2001.7.4

100円ショップで、ストップウォッチを見つけました。時計が有るのだから、有ってもおかしくはないのだけど、見たのは初めてです。デジタル式の、いかにも安物そうなデザインです(^^;) 時計機能、アラーム機能、時報機能なんてのも付いています。さて、肝心のストップウォッチ機能は、1/100秒まで測定、有る程度の時間が経つと表示が変わって、数時間という長いスパンでも計れるのが良いです。このときの分解能は1秒ですけど、長時間測定なら文句はありません。

蓋をあけて中をみてみたとこと、腕時計の中に入ってそうな小さな基板が入っています。きっと、腕時計バージョンもありそうです。というか、腕時計のハードに、ストップウォッチのソフトを入れたような気がする・・・ そのせいで、数字は小さくて見にくいし、電池もLR1130(よくしらない)という小型のタイプなので、電池の持ちが悪そうです。1台実験用の机の上に置いておくと便利そうです。

売ってたのは、竹ノ塚のダイソー、ストップウォッチAタイプ、っていう物のようです。


放射温度計 CT−2000

2000.12.21

新・電気街日記で紹介した放射温度計「CT−2000」のレポートです。主に連載記事の要約ですから、既にお読み頂いた方は読み飛ばしてください。

率直な処、7200円は高いです(^^;) でも、面白いです! 普段計れない処が計れるのと、ほぼ瞬間的に計れるのは便利です。ただ、いままで計らなくて済んだ温度が測れても、面白いだけで実用性があるかどうかは???ですね(^^;) 放射温度計を触ったことが無く、財布に余裕が有るなら一度遊んでみると、目からウロコかもしれません。

スペック上の測定範囲は−20〜420℃と幅広いように思えますが、冷凍冷蔵庫の冷凍室は−20℃以下なので、測定不能ですし、ガスコンロの温度を測定すると、表示が不安定になり最終的には「OL」と表示されるようです。つまり、身の回りの全ての温度が測れるわけではありません。

また、測定範囲は点ではなく面です。面全体の温度を合計した数値になりますので、面の中の一部だけ高温でも正しい数値は計測できません。例えば、ハンダコテの様に発熱する部分が少ない物体は、一体何度なのか正確な処は分かりません。

スペックでは、内蔵のレーザーマーカーは、測定範囲(円)の中心から常に14mmずれた位置を照らすことになっています。しかし、レーザーマーカーの取り付け方法が悪く、1mも離れると数cmずれてしまいます。おまけに、このズレは一定ではありません! これは、私が手にした製品だけの話しなのかもしれませんが、逆に言えば不良品です。それも、意図的に不良な製品を出荷しているわけです! ロットが異なれば問題ないのかもしれませんが要注意です。これは、レーザーマーカーが、サーモパイルと同じ場所に固定されているのではなく、ケースの別の部分に接着されているからです。もし、購入するなら、レーザーマーカーの穴に、レーザーマーカーが接着されていないかどうか確認したほうが良いかもしれません。

以下は、放射温度計で遊んで興味深かった測定結果です。

まず、ACアダプタの温度は40℃と結構発熱しているようです。物によったら無負荷状態でも40℃越えてますから、ムダな電力が消費されていることが分かります。

放射温度計を空に向けて測定すると、曇り空なら数℃程度の温度が計測されますが、雲が無ければ、良く晴れた日中でもマイナス10数℃と計測されることがあります。雲も物体であるということでしょうか・・・ ちなみに、太陽に向けると数100℃と計測されました。