Nikon CoolPIX 995

ちょっと古い(2001.6発売)ニコンのミドルクラスデジカメを中古(3万円)で買ってきました。デジカメを買うのは5年ぶりです(^^;) 80万画素のC820Lから334万画素への大幅ステップアップです。
写真で見ても分かるように、かなり巨大なデジカメです(^^;) とても持って歩く気にはなりません。でも、マクロにはめっぽう強く、2cmまでの接写が可能です。オマケに、接写しても映像の歪みが小さいのが特徴です。マニュアルで、フォーカス、シャッター速度、絞りを制御したり、撮した写真のシャッタ速度や絞りの値を記録することもできます。持ち歩きには不向きですが、基板の写真なんかを撮るには最適そうなデジカメです。


2002.10.8

マクロの威力

ズームを広角側にして、2cmまで近寄って撮影したノギスの目盛りの様子です。幅2cmの大きさで撮れます。ちなみに、ズームを望遠側にすると1.5cmになります。これで、写真の保存ドット数は、2048x1536ですから、0.007mmまでの分解能を持つことができます。顕微鏡のようですね・・・
ちなみに、C820Lはマクロレンズを付加して幅が7.5cm、分解能は0.07mmだったようで1桁違います。画面の歪みも桁違い・・・
有効画素数 334万画素
撮像素子 1.18インチCCD
最大記録画素数 2048x1536
レンズ 4倍ズーム
(f=8〜32mm F2.6〜5.1)
電子ズーム 4倍
撮影距離 30cm〜∞ (マクロは2cm)
動画 320x240 x30fps x40秒

オートフォーカスとマニュアルフォーカス

995には、オートフォーカスだけでなく、マニュアルフォーカスも可能です。ただ、ピント合わせを小さな液晶でやるのは困難です。液晶の拡大モードでもあれば良いのですが、それは無く、精密にフォーカスを合わせるには、ズームで最大望遠(x4倍)にし、さらにデジタルズームで4倍にしなくてはならないそうです。ちなみに、このままシャッターを押すと、x16倍のズーム画面が記録されます。これでは無意味です(^^;) 事前に距離が分かっている場合に、それに合わせて使うのが正しい使い方のようです。

ちなみに、オートフォーカスにも、標準モード、望遠モード、マクロモードがあり、さらに、画面中央で測定するオート、自分で測定する場所を決められるマニュアル、があります。これらが、どう動作するのか理解するだけでも2日掛かりました(笑)

2002.10.10

絞り優先AE

普通のカメラでは当たり前の機能ですけど、安いデジカメって、この機能はありません。この数年使ってきたDS7やC820Lにもありませんでした。995は、絞り優先、シャッター優先、プログラムAE、マニュアルが可能です。測光も、全体的に調べるマルチ、中央だけ調べるスポット、中央を重視する中央重点、カメラが勝手に判定するAFスポットがあります。
絞り優先だと結構面白い写真が撮れます。昔、フルマニュアル(Canon F1)のカメラを使っていた頃がありましたが、この時は、そんなことも考えて撮影していました。安物デジカメを使うようになって、そんなことは考えなくなってしまったようです(^^;) 絞りを開放と最も絞った状態での、被写体深度の違う2枚の写真を載せて置きます。でも、フラッシュの写り込みも結構違うようですね。カメラが補正しきれなかったのかな?
※左が絞りF10.3、右が絞りF5.1

2002.10.25 追記   絞り優先AEとフラッシュの問題点

995の絞りは、2倍の範囲しか可変できません。広角時は3.5−7、望遠時は5−10(概略値)のような感じです、もちろん、この間は数段階で可変可能です。そしてシャッタ速度の可変ステップも2倍です。室内でフラッシュを使うと1/60 1/125 1/250のいずれかしか選択されません。上の写真の場合はいずれも1/125でした。絞りが2倍違うのに、シャッタ速度は同じ、おそらく内部処理的には、どちらも1/125が最適と判断したのでしょう。右の写真を1/250で撮れば、左と同じ明るさの写真が撮れたのだと思います。プログラムAEならば、絞りで、さらにきめ細かく明るさが調整できるものの、絞り優先AEだと、2の倍数単位でしか明るさ調整できないというのが、上の写真のようになってしまう原因のようです。


2002.10.17

格安の2CR5

650円の2CR5 995の電池は2CR5というカメラ用リチウム電池です。定価は1800円、ちょっと高いカメラ屋だと1500円程度はします、量販店では1200円程度。で、安い店は無いかと調べていたら、千石電商で650円(税込み)で売っていました。現在売られているロットの使用期限は2007.7ですが、これが新しいのか古いのかは不明です。その隣に、低温時2倍長持ちと書かれているタイプも少し高めで売られています、電池容量が変わる訳ではないので、これで十分でしょう・・・

ちなみに、2CR5だと100枚くらいしか撮れないそうです。

2003.4.7 追記
半年にして、ようやく買ったときに貰った2CR5が、撮影不能になるほどに電圧低下しました。これも、1月ぐらいに、AC電源のつもりで付けっぱなしにしたのが主因ですから、普通に使えば、もっと持ったかもしれません。ちなみに、電圧低下してくると、撮影毎に液晶画面が消えます、処理時間も遅くなります。C820Lが、そんな症状だったけど、そのせいかな? ちなみに今までの撮影枚数は1118枚
レンズキャップも買った



中古品はレンズキャップの無かったので買ってきました。秋葉原のマップカメラで270円でした。

ACアダプタの自作

純正のACアダプタは高価なので自作しました。出力8.4Vという半端な電圧ですが、秋月の9Vのスイッチング式ACアダプタを改造して8.4Vに変更して使っています。ここまに気にせずとも、9Vままでも使えるとは思いますが・・・ 995のDCジャックは、極性統一の10V以下用のタイプです。ストレート型だと、ケーブルがレンズにかぶってしまって上手くないので、L型の物を買いましたが、995のDCジャックは奥まったところにあってL型のプラグが上手くささりません。そこで、プラグのプラスチック部を削り、ちゃんと刺さるように改造しました。 抱かせる抵抗は100KΩ1/6W
形状が小さいものが良い。
できれば金属被膜が良いが、
ここの抵抗は少々コケても影響が
少ないので、カーボンを使った。 ↓

L型DCジャックは
こんな形状

せり出したプラ部分を削る

根本のプラ部分も少し削る
秋月のACアダプタ(9V/1.2A)は
850円、8.4Vへの改造は、
内部の抵抗、R10に並列に
100KΩの抵抗を抱かせればOK

L型DCプラグ(極性統一)
10.4V以下用は千石で70円

2002.10.23

連続撮影は?

C820Lは、液晶モニタを付けていると処理速度が落ちてしまい、シャッタを押してから、AF→撮影→記録で、次にシャッタを押せるまでに14秒ほど掛かってしまう。速写性が悪くって、動く物を撮りたい時などは、大いに不満というか、使い物にならないくらいに不満だった。では、995はどうかと言うと、設定によって大きく変わるが、自分が多用している設定(1280x960 1/4 ハギワラ32MB/CF)では実測4秒だった。バシバシ撮れるとはお世辞にでも言えないが、のんびり、停止している物を撮っている分には十分な速度だと思う。C820Lの時の癖か、撮影したあとは、その写り具合を見るために、書き込み中の液晶モニタを眺める習慣がある。が、995では、その時間が実質2〜3秒程度となり、十分確認する時間が取れない。といって、再生モードに戻して見るのも面倒なので、さっさと次の写真を撮ってしまう。その失敗例の代表的なのは、上のACアダプタの基板の写真、外光でテカっているのだが気づかなかった(^^;) アダプタの蓋を閉めてしまった跡なので、再びバラして撮影するのも面倒なので、そのまま掲載している(笑)


2003.4.8

危ない実験

2CR5電池は高い、でも充電式電池はもっと高い、なんとか安上がりな電池が使えないか色々物色していたら、ジャンクの3.6V/1Aというリチウム電池が1個50円で売られていました。容量は少し少ないけど、2個直列こ繋げれば使えるかも? ということで実験してみました。が・・・

まず、使い終わった2CR5を分解します。
この電池は、2本の円筒型電池を組み
合わせて作ってあるので、電池を無理矢理
回して、配線をねじ切ります(^^;)


ちなみに、電池は分解不可です、
自己責任でどうぞ
上は2CR5から抜いた電池、
二酸化マンガン・リチウム電池と呼ばれます。
特徴は大電流を取れること、
端子電圧は公称3Vです。

下はジャンクの東芝ウルトラリチウムです。
塩化チオニル・リチウム電池を呼ばれます。
特徴は小電流を長時間取れること、
端子電圧は公称3.6Vです。
電池を抜くと、骨組みだけ残ります。
ちなみに、これは東芝製電池です。
三菱製は、ちょっと加工しにくい
格好をしています。
組み合わせたのが、左の写真です。
端子電圧は実測7.3V、
新品の2CR5は実測6.5Vと0.8V高いのが
気になりますが、試しに995に入れてみました。
が、動かない・・・・・

塩化チオニル・リチウム電池ではデジカメは
動かないようです。うーん、残念・・・

くれぐれも追試しないように(笑)

2003.5.10

ファームエアのアップデート

買ったときから、ファームウエアのバージョンが1.5でした。これは、製品出荷時のまんまです。ちなみに、最新版は1.7ですが、すでに1年近く前にリリースされてます。ファームウエアはインターネット上で公開されているので、何時でもバージョンアップ可能なのですが、専用USBケーブルが無いとできません。といって、それ以外使い道がない専用品を買うのも馬鹿らしく思えます。ニコンのサービスセンターに行けば無償でバージョンアップしてくれるらしいので、そのうち行こうと思いつつ、半年以上経ってしまいました(^^;) で、今日、やっと1.7にバージョンアップしてきました。色々と改善されているそうですが、体感的には差がよく分かりません(^^;)


2003.9.3

雷を撮ってみました

今日の雷は凄かったです。あちこちで電車も止まったようです。雷のピークも過ぎた頃、ふと思い立ってデジカメで撮ってみました。もちろん、稲光に合わせてシャッターを押しても遅すぎます。そこで、三脚に載せ、マニュアル設定で、シャッタ速度2秒、絞りF3で固定、シャッターを押しまくります。数十枚撮った中で、まともに写ったのは、この1枚だけでした(^^;) もっとも、雷も終わりかけで、空電は多い物の、落雷するものはほとんど無い状況ですので、雷のピーク時なら、この方法でも結構撮れると思います。ちなみに、雨に濡れるのがイヤなので、室内から、ベランダの葦簀越しに撮影しています。おまけに窓の水滴まで写り込んでいます(^^;) こんど、雷が来たら、真面目に撮影してみるるもりです。
2003.9.10

月と火星が接近

月と火星が接近するという、9月9日20時40分頃から、デジカメで撮ってみました。デジカメ単体で、光学+デジタルの16倍ズームの映像です。月も結構大きく綺麗に写っています。ちょっとぼーっとした感じに写るのは何故でしょう? 原因不明です。左の写真はトリミングしただけで無加工の映像です。
SHUTTER : 1/60sec
APERTURE : F5.1


下の連続写真は、火星が月から段々離れて行く処を取りました。このくらい明るく撮さないと、火星が写りません。
SHUTTER : 1/8sec
APERTURE : F5.1
20:33 21:17 21:57 22:35 25:02

2004.5.16

電池交換

旅行に持っていって名所を撮りまくったら、電池(2CR5)が無くなったので交換しました。千石でマクセルの製品が590円です。1年半前より、少し安くなったようです。しかし、電池は1年持ったようですね(笑) 普段はACアダプタを繋いであるので、全くなくなりません。連載が終わって、出番が減ったというのも影響しているんでしょうね・・・ ちなみに、この1年半で撮った枚数は2200枚ほどです。

右の写真は、松本城天守閣の天井の様子です。ぶっとい丸太と、寄せ木で作られている構造に惚れて撮ってみましたが、ノンフラッシュでシャッター速度は数秒です。動く物は流れて撮れています。


2004.6.20

CF購入

ハギワラのZシリーズを買った、64Mで1780円(税込)だった。今まで使っていたのがXシリーズの32Mだから、速度も容量も倍になった感じかな? 何時もXGAサイズで500KB程度だし、外に持ち出さずに使うので32Mで困ったことが無いのだけど、高速化は少し御利益がありそう(^^;) 書き込み時間は実測2秒弱といった感じ、最新のZ−proシリーズなら1秒で書けるかも?