北アルプス白馬発 後立山連峰登山情報 by 白馬八方の宿 ペンション【あぎ】 HOME ペンション【あぎ】 スキー情報 白馬情報 登山情報 くらふと studio M i-hakuba 掲示板 連絡先


登山情報
登山情報【あぎ】登山ツアー登山口アクセスバス時刻表山小屋温泉交通


白馬岳・鑓温泉

山行日 2004年7月14日(水)〜16日(金) 2泊3日
ルート (14日) 猿倉−大雪渓−お花畑−白馬山荘(泊)
(15日) 白馬山荘−白馬岳−杓子岳−鑓ヶ岳−大出原−鑓温泉(泊)
(16日) 鑓温泉−猿倉
天気 (14日)のち  (15日)のち  (16日)
歩行時間 (14日) 6:30 猿倉  8:00 白馬尻  11:40 葱平  14:30 白馬山荘 (歩行 8時間)
(15日) 6:00 白馬山荘  6:15 白馬岳  12:30 鑓温泉 (歩行 6時間30分)
(16日) 7:15 鑓温泉  10:40 小日向コル  11:25 猿倉 (歩行 4時間10分)
一言・・・ 梅雨明けしたはずなのに・・・雨・濃霧・強風の悪天候でした

 (14日) 猿倉〜大雪渓〜お花畑〜白馬山荘

今回ご案内するのは、登山歴4年目の中村さんご夫妻。白馬の山に登るのは初めてです。

「海の日」三連休前の平日ということもあり、猿倉はひっそりとしていた。山はガスで見えないが、日差しがありまずまずの天気。準備を整え、猿倉を出発する。鑓温泉への分岐を過ぎ、ゆっくりと白馬尻まで登っていく。
白馬尻小屋に到着後、支配人から登山道の状況、天気の具合など情報を仕入れ、小屋を後にする。白馬尻周辺ではキヌガサソウが満開で見頃を迎えていた。昨年に比べ2週間早い。
雪渓に到着後、アイゼンを装着し、雪渓に入る。ここ数日の雨で雪解けが進み、落石も増えているようだ。上部からの落石に注意しながら大雪渓を登り詰める。葱平上部で昼食をとった後、お花に囲まれた葱平を登って小雪渓へ。小雪渓の残雪量は少なく、このまま雪解けが進むと連休明けには夏道が通れそうだ。小雪渓を渡るころから雨が降り始め、上へ登るに従って稜線から吹き下ろす風が強くなり、頂上宿舎に着く頃はガスで視界が悪くなっていた。麓は晴れているが稜線は悪天候だ。
頂上宿舎で雨・風の様子をうかがいながら、小降りになった時に白馬山荘まで登る。今日は悪天候の為、白馬岳へは明日の朝登ることにする。

出発前・猿倉
(写真をクリックすると拡大)
オオレイジンソウ オタカラコウ
キヌガサソウ 大雪渓の様子 大雪渓で撮影
(写真をクリックすると拡大)
クルマユリ 小雪渓の様子 お花畑を撮影

 (15日) 白馬山荘〜白馬岳〜杓子岳〜白馬鑓ヶ岳〜大出原〜鑓温泉

2日目。天気は昨日と変わらず。ガスで視界は20m程度。雨は降ってないが風がかなり強い。とりあえず荷物を白馬山荘に置いて白馬岳へ登る。15分ほどで白馬岳山頂到着。残念ながら濃いガスの為、視界悪し。何も見えない。
時々強い風が吹くが、稜線を歩ける程度の風と判断し、予定通り鑓温泉へ向かうことにする。稜線も視界は悪く、周囲の景色は何も見えない。西から吹く強風に耐えながら、時々足元に咲く花をチェックして進んでいく。小鑓を過ぎたあたりから風が一段と強くなったので、鑓ヶ岳の山頂を踏まずに大出原の分岐を目指すことにする。
大出原に入ってしばらくは吹き下ろしの風があったが、雪渓を渡った頃から風もなくなったので、チングルマやハクサンコザクラをチェックしながらさらに下っていく。
大出原を過ぎると、今度は岩場・鎖場が続く。雨で岩が濡れていて滑りやすいので、慎重に行動する。鎖場を過ぎて小屋が見えてからも足場の不安定なところを通過するので、最後まで気を抜かずに歩く。そして鑓温泉到着。宿泊の手続きを済ませた後、遅い昼食をとる。2時を過ぎた頃から雨もやみ、温泉を満喫。登山の途中で温泉に入れるのは最高だ。

白馬岳山頂
(写真をクリックすると拡大)
ミヤマシオガマ 濃霧の登山道
タカネツメクサ イワベンケイ イワオウギ
ウルップソウ アオノツガザクラ チングルマ
大出原の下り ハクサンコザクラ 鑓温泉までもう少し
鑓温泉の源泉 露天風呂 露天風呂からの景色

 (16日) 鑓温泉〜猿倉

3日目、最終日。お天気は早朝より大雨、しかも雷まで鳴っている。天候の回復を待ち、ちょっと遅めの7時15分に小屋を出発。途中、雨が降ったりやんだりの繰り返しで、カッパを着たまま歩き続ける。
雪渓のトラバースでは落石に注意しながら一人づつ渡るようにした。小日向のコル手前で鑓温泉小屋に別れを告げ、あとは猿倉まで樹林帯の中をひたすら歩いていく。猿倉手前でやや強い雨にあたるが、無事猿倉到着!

3日間、悪天候の中お疲れさまでした。

鑓温泉・出発前
(写真をクリックすると拡大)
鑓温泉の足湯 タテヤマウツボグサ
長い長い猿倉への下り キヌガサソウ コバイケイソウ





八方尾根や白馬ジャンプ競技場に近く、温泉まで徒歩1分と便利