白馬岳
山行日 |
2004年6月11日(金) |
ルート |
猿倉−大雪渓−白馬岳−白馬大池−栂池 |
天気 |
のち |
歩行時間 |
10時間
6:00 猿倉 11:50 白馬岳 16:00 栂池自然園 |
一言・・・ |
白馬岳の様子を見にいってきました |
|
|
猿倉〜大雪渓〜白馬岳 |
今年の白馬岳初登り・・・なのだが、いきなり朝寝坊してしまい30分出遅れてしまった。猿倉へ車で移動している時に朝食を済ませ、6時に猿倉を出発。ブナ林を抜けると広い登山道に出る。登山道脇の雪解けしたところからは、サンカヨウやニリンソウが咲いていた。
御殿場からは登山道が狭くなり、白馬尻の少し手前から雪渓に取り付く。白馬尻にある小屋(村営白馬尻荘、白馬尻小屋)は現在組立中だ。白馬尻で小休止した後、大雪渓を登っていく。三号雪渓から先にはベニガラがまかれていた。葱平は夏道が出ていたが、トレーニングのつもりで右側の雪渓を登っていくことにした。アイゼンをはいてないので、ピッケルで確保しながら急斜面を避難小屋まで直登する。葱平を夏道で登った場合、再び雪渓に取り付いてからベニガラに従って歩けばよい。
避難小屋を過ぎてお花畑のあたりから夏道が出ていた。避難小屋周辺も含め、残雪量はかなり少ない。お花畑を歩いていると、黄色い花を発見!ミヤマキンバイだ。その横にハクサンイチゲとウルップソウが咲き始めていた。イワベンケイはつぼみ。雪解けが早い分、高山植物の開花もかなり早い。
稜線に出てからツクモグサを次々に発見!白馬岳に向かうに従ってその量はだんだん増えてきて、白馬山荘から上部では一面ツクモグサが咲いていた。見事な満開!今が見頃だ。
<お花>
猿倉−白馬尻
ニリンソウ、サンカヨウ、オオカメノキ、エンレイソウ、シラネアオイ、キヌガサソウ、ショウジョウバカマ、
イワカガミなど
お花畑
ミヤマキンバイ、ハクサンイチゲとウルップソウが咲き始め、イワベンケイはつぼみ
稜線
ツクモグサ満開、ウルップソウ咲き始め、オヤマノエンドウ
|
 |
 |
 |
白馬岳 |
白馬尻小屋と白馬岳 |
白馬大雪渓
(写真をクリックすると拡大) |
 |
 |
 |
避難小屋 |
お花畑の様子
(写真をクリックすると拡大) |
ミヤマキンバイとハクサンイチゲ |
 |
 |
 |
ウルップソウ
(写真をクリックすると拡大) |
(左)杓子岳 (右)白馬鑓ヶ岳
(写真をクリックすると拡大) |
白馬岳山頂 |
|
白馬岳〜白馬大池〜栂池 |
稜線に出てから雨が降り始めたため、白馬山荘でカッパを着た。風もあり寒く感じる。
白馬岳から先もツクモグサは満開で、これほど咲いてるのを見るのは初めてだ。ツクモグサ以外にも多くの高山植物を確認した。量的には少ないが、この時期でこれだけ咲いているということは、今年は雪解けが早く暖かいということか。夏の水不足が心配だ。
稜線では高山植物以外に雷鳥にも多く出会えた。白馬山荘の手前で2羽、白馬岳を越えてから数ヶ所で数羽、合計すると10羽以上。これほど多くの雷鳥に出会えたのも初めてである。
白馬大池も雪解けは進んでいた。夏道に従って歩き、白馬乗鞍岳へ。白馬乗鞍から天狗原までは一面雪だ。夏だと1時間30分以上かかるところを、わずか10分で天狗原まで下り降りる。やはり雪の下りは快適だ。ただし雪上歩行に慣れてない方は夏道以上に苦労するので注意が必要。
天狗原から栂池自然園へも所々残雪があり、ベニガラがまかれているもののルートを見失いやすいので要注意!また雪の踏み抜きにも注意するように。
<お花>
稜線
ツクモグサ、オヤマノエンドウ、ミネズオウ、ウラシマツツジ、イワウメ、コメバツガザクラ、ヒメイチゲ、
ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、キバナシャクナゲ、ミツバオウレン、コイワカガミ、ショウジョウバカマなど
天狗原−栂池自然園
ワタスゲ、チングルマ、ミズバショウ、コミヤマカタバミ、リュウキンカなど
|
 |
 |
 |
夏毛に変わりつつある雷鳥 |
ツクモグサ、ただ今満開です
(写真をクリックすると拡大) |
(左)白馬鑓ヶ岳 (右)白馬岳 |
 |
 |
 |
白馬大池の様子
(写真をクリックすると拡大) |
白馬乗鞍から天狗原を撮影 |
コミヤマカタバミ |
|