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蓮華岳、針ノ木岳

山行日 2004年5月22日(土)、23日(日)
ルート 22日 扇沢−大沢BC−大沢−蓮華岳−大沢BC(泊)
23日 大沢BC−針ノ木雪渓−マヤクボ沢−針ノ木岳−大沢BC−扇沢
天気 22日のち | 23日 
歩行時間 大沢BC−蓮華岳  登り4時間15分、下り1時間30分
大沢BC−針ノ木岳 登り4時間15分、下り1時間30分
一言・・・ 山中間9人と春の蓮華岳、針ノ木岳を目指す


 扇沢〜大沢小屋(BC)〜大沢〜蓮華岳〜大沢〜大沢BC(5/22)

扇沢に8時集合。天気は曇り、山はガスっている。週末ということもあり、登山、山スキー、観光客で賑わっている。登山より山スキーの人達が多い。
共同装備を分け、大沢小屋を目指して歩き始める。扇沢周辺は昨年に比べ残雪量が少ない。夕食時のおかずである山菜を採りながら歩いていき、40分程で大沢小屋に到着。大沢小屋周辺も残雪量は少ない。テント設営場所を決め、雪を削って平にし、テントを設営する。

今日は大沢を詰めて蓮華岳に登る予定だ。ハーネス、ヘルメットを装着し、必要な装備をザックに入れてBCを出発する。大沢を30分程登ると二股に分かれているので、右側の雪渓を登るようにする。ノドの手前からは斜度が急になり、落石も多くなるので、上部の状態を確認しながらゆっくりと登っていく。
標高2200mを越えると雪上のほこりやゴミがなくなり、真っ白で柔らかな雪質に変わってくる。アイゼンも持ってきたが、柔らかい雪質なのでキックステップで登っていく。急な斜面を登り切れば稜線はもう目の前だ。
稜線は所々雪が残っているものの、ほとんど夏道が出ていた。15分程歩いて蓮華岳山頂到着!(実際には山頂手前の祠までしか行ってない)

下り始めた頃に雨がポツポツと降り始めた。急いで雪渓を下ろうとした時、左手より「ガーァ、ガーァ」と雷鳥の鳴き声が聞こえてきたが、周囲がガスってるために姿を見つけることは出来なかった。
雪渓はグリセードや立ち滑りで軽快に下っていく。が、さすがに長時間の下りは足にくる。最後はヨタヨタしながら大沢BCに到着。そのまま山菜天ぷら宴会へと流れ込む。

扇沢ターミナル 登り口 大沢小屋手前から針ノ木雪渓
大沢の急な登り 大沢の急な登り 鳴沢岳と岩小屋沢岳
稜線 蓮華岳山頂(手前の祠) 夕食は山菜天ぷら

 大沢BC〜針ノ木雪渓〜マヤクボ沢〜針ノ木岳〜大沢BC〜扇沢(5/23)

昨夜宴会終盤から雨となり、翌日の天気が心配になったが、朝起きて見れば雲の隙間から陽があたるような天気。テントはそのままにして、今日は針ノ木岳を目指す。
針ノ木雪渓を登り始めてすぐにガスに包まれたが、中腹を過ぎたあたりからガスも消えて視界が開けてきた。雪渓上部の分岐からマヤクボ沢に入っていく。ここから斜度がきつくなるが、雪質が大沢同様柔らかいのでキックステップで登っていく。マヤクボ平(?)なんて名前はないが、広く平らな斜面で休憩後、針ノ木岳の右肩の稜線に向かって一気に登る。稜線に出れば眼下に黒部湖が見えた。
稜線には雪はなく、登山道が出ていた。30分程で針ノ木岳山頂に到着!

下りは針ノ木峠側に少し下ったところから、雪の大斜面をグリセードで一気に下っていく。針ノ木雪渓手前まで急斜面が続くのでおもしろい。針ノ木雪渓に出てからは後ろから滑ってくる山スキーヤーに注意しながら下っていく。
BC到着後テントを撤収し、扇沢まで下る。

朝日があたる大沢小屋 テントは20張りほど 針ノ木雪渓
マヤクボ沢上部から針ノ木岳 針ノ木岳登頂証拠写真 マヤクボ沢で休憩






八方尾根や白馬ジャンプ競技場に近く、温泉まで徒歩1分と便利