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猿倉〜大雪渓〜白馬岳〜白馬大池〜栂池 (8/27,28)

お客様からのガイド依頼として、8/27,28の2日間、猿倉〜大雪渓〜白馬岳〜白馬大池〜栂池のコースを案内しました。

 猿倉〜大雪渓〜お花畑〜白馬岳

今回ご案内するのは、津市の喜田さん親子。ちなみに本格的な登山は初挑戦です。

どちらも登山初挑戦ということで、どのくらい歩けるかは未知数。時間的に余裕を持つためにも、【あぎ】を少し早めに出発する。
白馬尻、大雪渓取りつきまで順調に登り、アイゼンを取り付けて大雪渓を登る。大雪渓はかなり雪解けが進んでいるものの、まだまだ残雪量は多く、取りつきは1ヶ月前に比べ100mほど上部から、となっていた。葱平取りつきは雪解けにより危険な状態になっているので、直前から右側の秋道に入るようになっている。現場ではベニガラやロープで指示されているので、それに従おう。

葱平は現在トリカブトが満開だ。そんな中をゆっくりと登っていく。小雪渓はすでに消えており(実際には上部に少し残っている)、夏道を通って避難小屋、お花畑へと登る。お花畑にはまだ多くの花が咲いている。主流は秋の花だが、雪解けのズレにより夏の花が咲いているところもあって楽しめる。
そして無事白馬山荘到着。本日の宿泊人数は100人ほど。8月後半ということもあり、さすがに少ない。受付横では建物の補修工事が行われていた。厳しい環境下にあるため、建物の傷みも早いようだ。


<お花>
■白馬尻周辺
ミソガワソウ、サラシナショウマ、ミヤマアキノキリンソウなど。
■葱平
トリカブト、ミソガワソウ、タカネヨモギ、ミヤマアキノキリンソウなど。
■お花畑
シロウマリンドウ、カンチコウゾリナ、ミヤマアケボノソウ、ムカゴトラノオ、ミソガワソウ、トリカブト、ミヤマアキノキリンソウ、エゾムカシヨモギ、ヨツバシオガマ、イワツメクサ、ウサギギクなど。

猿倉を出発
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白馬尻小屋前 サラシナショウマ
白馬大雪渓 葱平より大雪渓を撮影
8/21より秋道を通る
トリカブト
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ミネウスユキソウ 白馬山荘到着!
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工事中の白馬山荘

 白馬岳〜小蓮華山〜白馬大池〜栂池

朝から最高のお天気!早速御来光を見に白馬山荘横のビューポイントへ。5時15分、眩しい光とともに太陽が姿を見せる。
朝食をすませ準備を整えて表に出ると、ヘリで補修工事用の荷揚げをやっていた。これはチャンスとばかりカメラをかまえて間近でヘリを撮ろうと思ったが、想像以上の風圧を受けて、シャッターを押す前に逃げてしまった。

白馬山荘を出発し、白馬岳、三国境、小蓮華山と歩いていく。途中何度もうしろを振り返り、北アルプスの眺望を満喫する。雷鳥坂を下り、白馬大池山荘前でちょっと早めの昼食をとる。
白馬大池山荘出発後ガスがかかり始め、白馬乗鞍岳に着くころにはあたり一面ガスで何も見えなくなってしまった。白馬乗鞍岳からの下りに20mほどの雪渓を通過し、ゴロゴロした大きな岩の間を下り、天狗原到着。小休止後に栂池自然園まで下山する。

2日間お疲れさまでした。

<お花>
■稜線
トウヤクリンドウ、ミヤマコゴメグサ、コマクサ、イワツメクサ、タカネナデシコなど。やはり数・量とも少なくなっている。
雪解けの遅いところからは、ミヤマアズマギク、ヨツバシオガマなどが咲いていた。
■白馬乗鞍岳−天狗原
雪解けの遅いところから、ハクサンフウロ、ヨツバシオガマ、ウサギギクなどが咲いていた。


御来光と雲海 白馬山荘にヘリで荷揚げ
奥は立山・剣岳
白馬岳山頂にて
逆光ですね・・スイマセン
白馬三山
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今日の眺望は最高!
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白馬大池、雷鳥坂
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白馬乗鞍岳山頂 ウサギギク 天狗原までの長い下り




八方尾根や白馬ジャンプ競技場に近く、温泉まで徒歩1分と便利