猿倉〜大雪渓〜杓子岳〜鑓ヶ岳〜鑓温泉〜猿倉 (7/23)
今回は大雪渓〜鑓温泉コースを歩く。
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猿倉〜大雪渓〜葱平〜小雪渓〜お花畑〜頂上宿舎 |
雲が多いものの青空も見えているので、なんとかお天気は期待できそうである。
先日新しいデジタルカメラを購入し、今回初めて使用することになったが、慣れないせいか撮影時に意外と時間がかかってしまう。予定していた時間を少しオーバーして白馬尻到着。白馬尻小屋手前にあるキヌガサソウの群生地は、すでに見頃を過ぎていた。大雪渓取りつきのあたりに咲くキヌガサソウは見頃である。その横にシラネアオイも咲いていた。
7/19と21に大雪渓で落石による事故があった。そのうちの1件は落石を直撃して亡くなっている。今年は例年以上に落石が多いようなので、大雪渓を通過するときには充分注意するように。
大雪渓から葱平に入り、葱平を登っていくが、体が重いのか?それとも疲れているのか?どうもピッチが上がらない。普段ならあまり飲まない水も、今日はガブ飲み状態だ。今回のコースには水場が何ヶ所もあるので水の心配はないが、やはり飲み過ぎはいけない。バテるだけである。
お花畑にもいろいろ花が咲いているが、やはりまだ種類・量とも少なめだ。今月末から8月上旬が見頃のようである。
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白馬尻小屋前 |
大雪渓の様子、正面は葱平
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クルマユリ |
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小雪渓のトラバース
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ハクサンイチゲ |
お花畑の様子
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頂上宿舎〜杓子岳〜鑓ヶ岳 |
稜線に出ると、白馬三山や剣岳がよく見えた。平坦な道は歩きやすく、自然とピッチもあがる。心地よい風も吹いていて、やはり稜線は気持ちがいい。ここでゆっくり昼寝でもしたいものだ。
杓子岳までの登山道脇には、多くの高山植物が咲いていた。シナノキンバイ、イワツメクサ、ミヤマシオガマなど。クロユリも少しだけ咲いていた。杓子岳はピークを踏まずに鑓ヶ岳へと向かう。
鑓ヶ岳への登り斜面でも多くの高山植物が咲いていたので驚いた。ウルップソウ、ミヤマオダマキ、ミヤマキンバイ、他にもいっぱい咲いていたが忘れてしまった。ごめんなさい。
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杓子岳と鑓ヶ岳
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稜線から白馬岳を撮影 |
クロユリ |
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ウルップソウ |
ミヤマオダマキ |
白馬岳と杓子岳
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鑓ヶ岳〜大出原〜鑓温泉〜猿倉 |
鑓ヶ岳から大出原までは急な下りである。途中雪渓を2ヶ所渡ったが、アイゼンをつけるほどではない。大出原上部ではチングルマの群生が素晴らしく、その他にコイワカガミ、アオノツガザクラ、ハクサンコザクラ、ウラジロナナカマドなどが咲いていた。大出原下部はまだ残雪が多く、お花はまだこれからだ。
大出原から鑓温泉への下りは、クサリ場がある難所だ。登山道の幅も狭く、足元は濡れていたりぬかるんでいたりして非常に滑りやすい。私も岩の上で滑って危うく転落するところであった。ここは慎重に行動したい。
鑓温泉小屋は宿泊客で賑わっていた。平日ではあるが、宿泊客も多いようだ。やはり歩いてしかこれない秘湯ということもあり人気がある。私自身もここで泊まったことがない。いつかは泊まってゆっくり温泉につかりたい。そう思った。
鑓温泉からの下りでは、雪渓を3回トラバースした。最初の雪渓では道に迷いやすいため、ベニガラやマークをしっかり確認して歩くようにしたい。また登山道の狭い箇所が多いので、ここでも慎重に歩きたい。
鑓温泉から猿倉へは非常に長い下りである。雑誌や地図などでコースタイムがまちまちだが、早くて3時間、普通に歩いて4時間、遅いと5時間ぐらいかかると思っておいたほうがよい。特に小日向のコルからの樹林帯はうんざりするほど長い。まだかまだかの想いで、ようやく猿倉到着である。
今回の歩行時間 10時間30分
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大出原のチングルマ |
コバイケイソウ |
大出原から鑓温泉への下り
クサリ場が数ヶ所あります |
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鑓温泉小屋 |
鑓温泉の源泉
小屋の裏にあります |
鑓温泉分岐 |
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