大雪渓〜白馬岳〜栂池自然園 (6/5)
白馬岳登山のルートとして最も人気のあるコースを歩いてきました。
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猿倉〜白馬尻 |
お天気は晴れているものの、山頂付近は雲がかかっているためよく見えないが、これからお天気が回復するのを期待しながら登り始めた。10日前に大雪渓まで登ったが、その時に比べると雪解けも進んでいたし、お花もいろいろ咲き始めていた。白馬尻周辺の残雪量は昨年に比べ1m以上少ないが、昨年は残雪が多かったので、今年は平年並みかやや少ないぐらいである。
<お花>
猿倉〜御殿場 サンカヨウ、ニリンソウ、オオカメノキ、ムラサキヤシオツツジ
白馬尻周辺 シラネアオイ、ニリンソウが満開、見頃です
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白馬岳、山頂が雲で隠れてる
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オオカメノキ、ムラサキヤシオツツジ
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白馬尻小屋は骨組みが組み上がる |
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白馬尻荘はこれから除雪 |
シラネアオイ |
オオサクラソウ |
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大雪渓〜白馬岳 |
大雪渓を登り始めた時はガスで前がよく見えなかったが、二合雪渓付近からガスもなくなり視界が開ける。二合雪渓から上部はベニガラがまかれていた。途中、落石が数回あり、雪渓上にも多くの石があったので、雪渓を登る時には足元ばかり見ずに前を向いて歩くようにしたい。雪渓は柔らかめの雪でスプーンカットもまだできていない。ただしこの時期は登山者が少ないため、ステップ状の踏み跡がないので、急斜面をのぼるのはツライ。アイゼンとピッケルは必要である。
葱平の一部は登山道が出ていたが、アイゼンを外すのも面倒なので、雪渓の上を登っていく。小雪渓のあたりで左から右にトラバースするが、既にステップをきってくれてあるので歩きやすい。避難小屋を過ぎてお花畑のあたりも雪に覆われている。枕木の階段のところと頂上宿舎手前は登山道が出てるが、それ以外は雪の上を歩く。
白馬尻、葱平のあたりの残雪は昨年より少ないが、お花畑より上部は昨年より多い。場所によって降雪量や雪解けの程度が違うようである。
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大雪渓の様子
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小雪渓にある避難小屋 |
お花畑周辺、正面上には頂上宿舎
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杓子岳と白馬鑓ヶ岳
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稜線から白馬岳を撮影 |
白馬岳山頂から立山・剣方面を撮影
霞んでたため、よく見えません |
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白馬岳〜栂池自然園 |
稜線はほとんどが夏道で、一部雪のところがある程度。残雪量は昨年同時期に比べ、やや多い。高山植物はツクモグサ、ミヤマキンバイ、キバナシャクナゲが少し咲いているだけで、ほとんど咲いていない。
白馬大池はほとんど雪に覆われている。白馬大池山荘で積雪2mほど。昨年と同じくらいの量。白馬大池から白馬乗鞍へ向かう途中に、コメバツガザクラ、ミネズオウ、キバナシャクナゲが咲いていた。
白馬乗鞍から天狗原までは全面雪。夏だと1時間30分はかかるが、靴で滑っていけるので、わずか8分で天狗原まで下る。やはり雪道の下りは快適だ。斜面を下ったあとしばらくいくと木道が出ていた。
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白馬岳周辺に咲くツクモグサ |
三国境と小蓮華山
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ミヤマキンバイ |
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雷鳥坂から白馬大池を撮影
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白馬大池山荘
2階まで雪がある |
白馬大池、正面は雷鳥坂
奥は小蓮華山 |
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栂池自然園 |
天狗原から栂池自然園まで雪の上を歩いていったが、コースを右にとりすぎたために気が付いた時には沢筋を降りていた・・。雪を踏み抜かないよう慎重に下っていき、ようやく自然園到着。
少し時間があったので、ミズバショウ湿原を歩いてみた。木道は一部でているものの、雪の上を歩くところが多い。コース脇にはロープが張ってあるので、それに従って歩く。残雪量が少なくなっているため、雪を踏み抜いてしまうところもありそうだ。慎重に歩きたい。
雪解けしたところからは、ミズバショウが咲いている。栂池自然園はこれから遅い春を迎えるところだ。
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栂池自然園を上部より撮影
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栂池自然園、水芭蕉が咲いてます
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栂池自然園
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