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大雪渓〜白馬岳〜栂池 登山道の状況 (5/29)

白馬岳登山のルートとして最も人気のあるコースの状況を調査してきました。

 猿倉〜白馬尻

猿倉−御殿場の登山道にはところどころ雪が残っていて、雪解けしたところからはフキノトウが顔を出しています。御殿場−白馬尻の夏道は残雪のため通行困難で、代わりに御殿場からから右下に降りて大雪渓に取り付くかたちになります。
白馬尻の山小屋付近はようやく除雪を始めたところ。白馬尻周辺は例年以上に残雪が多く、大雪だった昨年並みです。
<お花>
猿倉〜御殿場にタムシバ、オオカメノキ、ヤシオツツジ、サンカヨウ、キクザキイチリンソウなど。
白馬尻周辺にシラネアオイ、ニリンソウなど。種類はまだ少ない。

村営猿倉荘 白馬岳、稜線右下には代かき馬の雪型が見える
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白馬尻小屋付近の除雪

 大雪渓

白馬尻から葱平までベニガラがまかれており、それに従って登れます。途中落石が多いので注意が必要。下を向いて歩かずに、前を向いて落石の状況を確認しながら歩きましょう。
葱平はほとんど出ていませんので、引き続き雪の上を歩きます。斜度はかなり急です。(30度以上)
全体的に雪は柔らかく、ザラメのような雪質で、スプーンカットもまだできていません。10or12本爪アイゼンとピッケルは必需品です。

大雪渓の様子
正面の山は白馬岳
大雪渓の様子
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 葱平〜白馬岳

大雪渓、葱平、小雪渓とも全て雪でつながってます。特に葱平から小雪渓にかけては斜度がかなり急になりますので、アイゼン、ピッケルで足場をしっかりと確保してください。
葱平から小雪渓にかけては斜度の比較的ゆるやかな左側を登るようにしてください。小雪渓より上部は再びベニガラがまかれています。
小雪渓より上部は逆に雪が少なく、昨年に比べると1ヶ月以上雪解けが早くて、例年並みかやや少ないぐらい。白馬尻は多いのになぜかしら?
お花畑は登山道が出てます。(ところどころに雪あり) お花はまだ何も咲いていません。

避難小屋の上からお花畑を撮影 お花畑周辺
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杓子岳と白馬鑓ヶ岳
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 白馬岳〜白馬大池

稜線もほとんど登山道が出ていて、雪の残っていることろは数ヶ所です。夏と同じ感覚で歩けますし、お天気が良ければTシャツでOK。ただ頂上宿舎の支配人の話では、5/28朝は吹雪だったそうです。
雷鳥は現在冬服から夏服に衣替えしているところで、上半分が夏色、下半分が冬色です。
白馬大池はようやく一部の水面が現れたところで、まだほとんどが雪で覆われています。
<山小屋の営業>
白馬頂上宿舎、白馬山荘は営業中、白馬大池山荘は6/30から

奥の山は立山剣連峰 三国境 雷鳥坂から見た白馬大池
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 白馬大池〜栂池

白馬大池周辺の登山道は半分以上がまだ雪の下です。池側に落ち込んだ斜面をトラバースする時は、滑り落ちないよう慎重に。
白馬乗鞍岳周辺は完全に夏道です。
白馬乗鞍から天狗原までは雪の一枚バーン、両足で気持ちよく?滑りましょう。わずか10分足らずで天狗原まで降りられます。天狗原は一部木道が出てます。
天狗原から栂池自然園の間も雪が残ってますが、ツガやシラビソ、ダケカンバ等があり、ルートが解りづらいので注意してください。特にガスで視界が悪い時は要注意です。迷い込まないようにしてください。目印の赤い布がところどころありますが、視界が悪ければ発見はほとんど不可能です。

白馬大池山荘
正面は雷鳥坂、左手が白馬大池
白馬乗鞍から天狗原を見下ろす 栂池自然園もまだ雪の中
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八方尾根や白馬ジャンプ競技場に近く、温泉まで徒歩1分と便利