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■ 動物ジャーナル93 2016 春
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動物虐待防止会より [謹弔]樅の木 ご主人さま
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「健康食品の店・樅の木」さんには、常々食料品、健康補助食品その他おいしくて安全なものを頂いています。犬や猫に有効なものもあり、ずいぶん助けられてきました。
何年前になるでしょうか、当会が初めてバザーを計画しました時、場所を貸していただけるか恐る恐るご主人にお尋ねしたところ、即座に「どうぞ」と。
場所は経堂商店街の一角、文字通り四つ角を占めるお店でしたから、正面を避けて品物を並べても相当のスペースになる、私宅から近く、物を運び込むのも楽で、願ってもない立地条件でした。その上、具体化段階で、人通りを考えればこの日がよいという助言から始り、当日商品?を並べる台に段ボールを次々に出して来て下さるなど、圧巻は、ある動物団体のボラさんが「うちにも寄付して」と頼んでこられたのに対し、「場所は貸すから自分でおやりなさい」と諭されたこと。大変な協力を頂いたことです。
樅の木さんには「治郎」さんという犬さんがいてお散歩仲間が多く、お仲間からの出品も多く、バザーは大繁盛。佐世保、隠岐の海士町から世田谷辺まで、たくさんの動物さんが助けられました。
去年の夏、あまりお見かけしなくなり、九月に入って訃報が伝えられました。赤ちゃんの時の輸血由来のご病気だったとのこと、けれども人助け一筋のお仕事を完了させて、満足のご生涯だったと思います。夫人柿沼敏子様によれば「ふっと消えるように」お発ちになったとのこと。
今は治郎さんとたのしくお過しでしょう。私どもは、ひたすらの感謝を捧げております。 合掌
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