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TOP mook 動物ジャーナル バックナンバー 動物ジャーナル67・署名活動を始めました

■ 動物ジャーナル 67 2009 秋

  署名活動を始めました

青島 啓子


『動物ジャーナル66』巻頭に掲げた天野涼子氏の「皆様 起ちあがりましょう」は、四十年近く動物救済に尽力なさった事実を具体的に述べられ、今こそ行動を起すべしと呼びかけられました。
 これに反応し、先ず関西のほうから熱気が押寄せ、署名活動を実現させようということになりました。相談を重ねてたたき台が出来あがり、電話やファクシミリで修正しながら、ようやく要望書本文が完成しました。前ページにご覧の通りです。
 難儀だったのは行動主体の名称でした。愛護団体の運動には「さよなら」を告げようと「〈時〉を創ろう」で宣言してあります。手許のメモには、グループ、つどい、仲間、連、連帯、人々、集団、アクション、行動、運動本部、等々の文字が乱雑に残っていますが、いちばんなだらかな「会」に落着きました。「動物の殺処分をやめさせる」は微動だにしませんでした。

 要望先は早くから総務省と決めていました。その理由は、人間の問題として捉えるべきとの考えに基づくからです。(この視点は新鮮だと、事情通に評されました。)このことをていねいに説明することが大事なので、署名用紙下段に記しましたが、ここにも写しておきます。

ご署名くださる方々へ──総務省に要望する理由

 この度のこの署名活動は?さまよう動物たち?の救済に携わる人々の間から起りました。「殺さないでほしい」は動物のためでもありますが、人間の自然の感覚でもあります。行政の殺処分反対は単に?愛護団体?に担当させておくべきでなく、普通の市民感情・心の問題として捉える必要があると考え、提出先として、人間の問題を扱う、即ち「直接国民生活に広い範囲にわたって関わり、同時に行政機能全体を管理する」のが職務とされる総務省を選びました。
それ故いわゆる愛護団体とは無関係。個々の良心の表明として署名していただきたいと思います。

 ここまでの作業はすでに八月半ばから始っていました。
 要望書の書式は確定しましたが、肝心の総務大臣の名前がずっと空欄のまま、やっと新内閣の顔ぶれ決定をみて、即刻書き入れ、コピーを作る、
原動力となった方々へ発送する、以降は疾風怒濤(少し大げさ)の勢いとなりました。
 折しも間近にバザー開催を予定していましたので、品物ご提供の依頼文と共に署名お願いも付けてしまいました。その方々からの返送を筆頭に、続々と集りつつあります。用紙の追加を求められるなど、ほんとうにありがたいことです。
 今回本書をお届けする皆様にも同封しております。是非ご協力下さいますよう。
 また、この署名活動を大きくする方策につき、名案をお寄せいただければ幸いに存じます。

 今までに署名を集めて下さった方から或る質問が伝えられました。「殺処分をやめたらどうなるのか。どうするのか書いてない。と聞かれた」と。同様の問いは複数の方から届きました。
 皆様はどうお考えでしょう。
 私は、憚りながら、その議論に入り込んでもらえたら?こっちのもの?と思います。どうすれば廃止できるか、ある程度「〈時〉を創ろう」に述べました。他にも当然いろいろな工夫が案出されるはず、衆知をあつめて実現すればよいことです。
 ひそかに思いましたが、この種の質問はいわゆる?愛護の人?で、?愛護運動?に染まって何がしかの知識からの発言かと。それを否定はしませんが、私たちのこの署名活動はもっと本源的なもの、純粋に動物と人間の平安をねがうものです。
 この活動の趣旨をぎりぎりまで切詰めた表現に
すると、「あなたは、殺すことに賛成? 反対?どっち?」ということになるでしょう。
 今は、ひたすら推すのみと考えます。

集約された署名用紙の扱いについて

 署名用紙はすべて総務省に届けます。コピーをとることは致しません。
 報告、お礼状を出すために、送られた封筒を保存し、そのご住所にお送りする予定です。
 第一次集約を十一月末としておりますので、それまでに集った署名は十二月早々に提出します。その後の分は、今のところ来年一月中旬を考えております。

以上

要望書(署名欄3名)pdf書類 要望書(署名欄10名)pdf書類