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■ 動物ジャーナル 66 2009 夏

  編集室から


 「もどり梅雨と言われてもねえ」とあちこちから聞えてきます。豪雨、洪水、竜巻までもが一度に襲いかかって、この列島はどうなりますやら。私たちは家族を守って耐えるしかありません。

 初めから暗いことで申し訳ございませんが、六月七月には犬さんねこさんの訃報が相次ぎました。私宅でもふたりを見送り、お寺様では「今月は猫のお葬式が非常に多かった」と。何かみんな誘いあって行ってしまったのかしらと思います。
 このような時、犬飼氏「ペットロス症」はありがたいご寄稿でした。心が静まってゆくようでした。

 さて今回も話題の多彩な一冊となりました。天野氏のアピール、海士町からの告発(の一歩手前)、奈良橋氏の激怒。ひろく社会を見渡し、過去を見きわめて、全員全体の平安を少しでもと励まされます。ヤブにらみもしっかり社会を睨んでいらっしゃいます。

 「帰ってきた子ねこ」もクロ子ちゃんも、猫の不思議さを感じさせます。奥田先生に追求お願いしましょう。久しぶりの「反響」を含め、ご執筆下さいました皆様どうもありがとうございました。御大切に。(青島)