オーディオ日記 第40章 はじめに音楽ありき(その6)2017年5月9日


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現在JPLAYはWindows Server 2012R2ベースの Triple PC構成 (Audio PC、Control PC、Server PC)で運用しているが、Audio PC、Control PCはいずれもCoreモード(ディスプレィ無し)にしている。既に安定的な運用に入っているので設定等いじることもないのだが、ちょっと迂闊だったのはWindows Serverの試用期間が後どの位残っているのか判っていなかったこと。

昨日のことであるが、一連のプレイリストの再生が終わったところで、Kinsky経由新たに曲目をプレイリストに投入したところ再生が始まらない。あれっと思って確認するとAudio PCの電源が切れている。何か不調かな、おかしいな、と思いつつも再起動だけしてそのまま。夜になって、今度はプレイリスト再生中に一端再生を止めて、別の曲を再生しようとしたところ、こちらも再生が始まらない。おやっ? またAudio PCの電源が切れている。Audio PCのハードウエアが何か不調になったのかな、、、

よくよく考えてみると、Audio PCは設定してからもう久しく何も弄っていないので、もしかしたら試用期間切れ?と思い当たった。Windows Server 2012R2の場合は、この試用期間(180日)が経過した以後は1時間で自動的にシャットダウンすることは判っていたが、今回のケースでは2時間近い再生を行った後にシャットダウンしているので、最初はそうと思い当たらなかったのだが、確認してみるとやはり試用期間が過ぎている。試用期間に関する状況は、当該PCにリモートデスクトップでサインインして、次のコマンドで確認できる。

slmgr -xpr  (試用期間の期限表示)

このコマンドの応答として、以下の画面のように「通知モード」という状態になっている場合が期限切れである。

期限切れ状態の表示:
Windows 2012R2 slmgr

有効期限内の表示:(切れる日時が示される)
Windows 2012R2 slmgr

(注記)slmgrコマンドはその他に以下のようなオプションがある。
 slmgr -dli (簡易表示)
 slmgr -dlv (詳細表示)
 slmgr -rearm (試用期間の180日間の延長指示、3回まで延長可能)

JPLAYによるHybernateモードでの音楽再生中は、この「試用期間切れであれば一時間でシャットダウンする」という機能がどうも適用されないようで、再生停止(Hybernateモードからの復帰)がトリガーになってシャットダウンが行われるものと思われる。(確認の実験をしていないので推測を含む)

さて、当方のJPLAYの構成であるが、複数台のPC運用など好ましくないと考えつつも、半ばヤケクソ気味(?)で現状3台構成となってしまっている。まぁ考えてみれば、マルチアンプシステムのためにパワーアンプがゴロゴロしている状況と同じやもしれず、音を優先するのであれば四の五の云ってられない、ということなんだろうと多少自嘲している。JPLAYにおいては、Audio PC、Contorol PCのいずれをもCoreモードとすることが経験的に最良と判ってきたため、ここははずせないのだ。なお、2台構成も可能であるのだが、当方の場合は2台構成ではちょっと困る事情もある。それは長大なプレイリストを予め作成しておき、upplayからプレイリストを選択した上で、さらにランダム再生を指示する部分。iPAD上のKinskyやKazooからはこの予め作成済のプレイリストに対してランダム再生を指示することができない(投入はできるが)のだ。そのため、3台目となるServer PC上でupplayを起動して、その指示を行ってあげる必要がある。なお、upplayは音楽再生が始まったらすぐ止めてしまっている。(このため、Server PCはGUIモードの運用。なおupplayの起動、ランダム再生の操作はリモートデスクトップを使用して、iPAD上の操作で行うことも可能ではある)

upplayにてプレイリストを右クリックにして「Rnadom play by tracks」を指定 :
upplay random play

Control PCはJPLAY Streamerの処理に専念させ、Serverとしての処理(当方はMinim Serverを使用)ならびに音源ファイルの変換処理(特に DSFからWAVへの変換 )から解放してあげた方がやはり音の純度や静寂感の観点からアドバンテージがあるように感じられる、というもうひとつの理由もある。ここは音の観点からも捨て難いのである。

このJPLAYの3台構成からの送り出しで、指向性の観点から主としてベリリゥムツィータの 受け持ち帯域の見直し を行った4wayシステムで聴く音楽の心地良さ。ここに至るまでの紆余曲折はいろいろあるが、この透明度とともに凛とした高域感に裏打ちされた音楽を聴けるなら最早これまでの苦労など語るに如かず、であろう。だがここで思う。この高域感に見合うよう低域のアンプはブリッジ接続(BTL駆動)で使いたくなる。もう一台パワーアンプが必要なのだが、、、3台のPCと5台のパワーアンプで音楽を聴く、それは尋常なことなのだろうか?

4way構成の設定備忘録(2017年5月9日更新)
項目 帯域 備考
Low Mid-Low Mid-High High
使用スピーカー
ユニット
- Sony
SUP-L11
FPS
2030M3P1R
Sony
SUP-T11
Scan Speak
D2908
-
スピーカーの
能率(相対差)
dB 97 (+7) 90 (0) 110 (+20) 93 (+3)
定格値
パワーアンプでの
入力絞り
dB -7.0 0.0 -12.0 -8.0
設定値
SP側での
アッテネーション
dB 0.0 0.0 -12.0 0.0
(L-PAD抵抗)
DF-55の
出力設定
dB 0.0 0.0 +1.3 +1.3
Analog Att
OFF
スピーカーの
出力(想定)
dB 90.0 90.0 87.3 86.3
合成での
出力概算値
クロスオーバー
周波数
Hz pass

250
250

800
800

2500
2500

pass
Low Pass

High Pass
スロープ特性
設定
dB/oct flat-12 12-12 12-24 24-flat Low Pass
High Pass
DF-55 DELAY
設定
cm 27.0 55.5 0 38.0 相対位置と
測定ベース
極性 - Norm Rev Norm Norm JPLAY
環境下
DF-55 DELAY COMP
(Delay自動補正)
- ON 自動補正する
DF-55デジタル出力
(Full Level保護)
- OFF 保護しない


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