エンピツ賞
●● エンピツ賞について |
ビックリハウスの芥川賞を合い言葉に'76年 にスタート。
文学賞の最たる権威“ 芥川賞”の名をお借りし、かつ“ 万年筆賞”ではなく「エンピツ一本あれば
文学できる」というノリで『エンピツ賞 』と題する。「権威」に「エンピツ」のイージー感覚をシンクロさせたという、つまりは冗談なのであった。しかし、そんなひとつの冗談が10年間、20回も続き2冊の単行本を出してしまい31033作もの作品を全国の若き天才達に書
かせてしまった現状は、もはや冗談では なくなってしまった。当初の冗談はどういい訳すればよいのだろうか。 |
●●窪田僚君のこと
↑ 窪田氏の作品ネタ帳、コクヨのバインダ ↑その中にファイルされてた受賞作「しづ
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第1回のエンピツ賞発表は、1976年1 月号だった。応募作品は121編。1年後に
は1200 作品 を上回る応募になったから すごい。 そして初物はやっぱりえらいわけで、その中でも、一等賞であるエンピツ賞を受賞したのが3人いた。窪田僚と、里田直久と、戸沼裕史だ。えらいえらい。 |
●●57人のブラッドベリアン |
1977年11月、BHの初の単行本。第1回 と第2回の中の入賞者達57人の作品集。原
田治さんの 装幀で新書館から出版された。 |