●●エンピツ賞傑作選 |
1984年4月、パルコ出版より発行された単行本。帯には『 超文学・準文学と呼び名も高いビックリハウスの芥川賞! エンピツ賞が8年の歳月をかけて25, 025 点の中から厳選した76作品一挙掲載の傑作選!』とある。 ◎しづこちゃん=窪田僚◎ヨーカン切り=里田直久◎「 ふー。とりあえず、38作品一挙早打ち!(校正 なし)指つった・・・。 後は近い内に。 ◎はエンピツ賞、○は候補作、*は特別 賞。 |
●●森脇広平君のこと
●●森脇君から届いたメール |
第11回糸井重里賞、第14
回三遊亭円丈賞、 第16回椎名誠賞と、いづれも審査員特別賞。その他 に入選作品3本、佳作が1本。4年間で7作品も
掲載されているのは稀に見る快挙だ。しかも、最 初の作品は小6の時のものだ。この時のデビュー
は鮮烈だったが、彼にとってのエンピツ賞とは何 だったのか。掲示板にも来てくれた彼は、今回の
企画のために感想メールも送ってくれた。今、彼は33歳。職業はゲームライターである。 “つまるところ、肝心のエンピツ賞を取ってなかったり「エンピツ賞はこういうものだと一人で表現」してたり(第13回総評より。うろ覚え)
、入選してなきゃしてないで総評には名前出してもらったり(たしか第15回)、そんな感じの森脇広平君です。ども。 でもねえ。方法論なんか全く確立してなくて、いわばマグレ当たりの連続だったんですよ。いやマジに。 審査員特別賞いただいた後に依頼で書いたのを入れると1
1 作ほど載せてもらったわけですが、いやあ、思い出すに泣きたくなりますね。とくに、インパクトだけは強い『
台風一過 』なぞは『 大全』にまで収録されちまってますから、涙も床下浸水起こしそうです。 「書き直してえ」 これに尽きます。 ちゃんと文を整えて、膨らませてメリハリつけて。 今にして思うと、ってだけじゃなく当時の自分としても一番好きな話は、実は『うわ』(たしか第 16回)だったりします。 こんな馬鹿話、無責任にポーンと書いてポーンと送れてポポーンと載っちゃう場ちょっと欲しいなあって、気もしますね。 とまあ、自分の話ばっかして恐縮ですが、自分のやつ思い出すだけでいっぱいいっぱいなんですよ。すいませんね、ほんと。
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