皆様からのリクエストにおこたえする名作劇場。
ああ、あの作品、ああ、この作品。
埃まみれのバックナンバーから掘り当てました。

 

今月は、ブログでとんねるずの結成を検証しているファイアーさんからのリクエスト。

貴さんが賞を取った1980年6月号、エビゾリングショウの報告ページです。

 


←1980年3月30日に西武劇場にて行われたエビゾリングショウ。3分間で審査員を笑わせたら勝ち。つまらなければ、巨大なサジが投げられる仕組み。(サジを投げるの意味)司会はおすぎとピーコ。審査員はツービートに三遊亭楽太郎さんに赤塚行雄さん。それと、BHの新旧編集長。 私らヒラは舞台の袖で見ていた気がする。
たけしさんは一人で会場に来て、始まる前に静かにお弁当を食べていて、きよしさんが反対に愛想よかったことを記憶している。
写真上から尾崎&中田のにぎやかコンビ(パルコ賞)、最年長の馬場弘之(特別賞)、とぼけた魅力の布施勝弥(特別賞)


←大賞は結局竹中直人さんがとった。この頃彼はまだ学生。ここに出る前からテレビで芸を披露したりしていた。BH賞もこの前に進呈していたと思う。彼はいつも謙虚で真面目。編集部に遊びに来ても「笑いながら酔うおっさんやって」と言われれば、すぐやってくれた。
石橋さんに関しては、左上のキャプションにもあるように、惜しくも大賞は逃したが、若さ溢れる演技で会場を笑殺したとある。いろいろな物まねをして次点のパルコ賞を受賞している。
のりさんは客席に大勢の友達と来ていたが、受賞後に貴さんが「僕の友人も物まね上手いんですけど、ちょっと呼んでいいですか?」と言って舞台に呼んだ。照れながらも、和田アキ子や五木をやって受け特別賞をとった。二人とも高校卒業したばかりで、はつらつとして可愛かった。それにしても、キャプションには左端の“飛び入りB君”がのりさんなのは笑える。特別賞なのにB君としか出ていない。
このイベントは入場無料だったようで、主催者の自信の無さを表している。実際は大盛況で満員だったのにね。それでも、人材発掘が難しいのか、この回だけで終了している。余談だが、予選にはデーモン小暮もいたと聞いている。もちろん、素顔だったようだ。

 

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