菊地敏之(きくちとしゆき）

1960年、横浜市生まれ。10代前半から近郊の鷹取山でクライミングを始め、17歳でベルニナ山岳会入会。クライミングの基礎をじっくり教え込まれる。 以後日本クライマースクラブに籍を移し、日本のアルパインルートを数多く登攀。主な記録は谷川岳一ノ倉沢烏帽子奥壁大氷柱初登攀など。
フリークライミングの洗礼を受けた80年代初頭からは主な活動をそちらに移し、ショートルート、マルチピッチ問わず数多くのフリールートを登攀。特にヨセミテには1982年以来数多く訪問し、彼の地のクライミングの影響を強く受ける。主な記録はフェニックス、コスミックデブリな どの5.13クラック、アストロマン、センチネルロック・シュイナード＝ハーバート、エルキャピタン・ウェストフェースのオールオンサイト登攀、エルキャピタン・ノーズのワンデイアッセント、フリーライダーへのトライなど。
その他、 ヨーロッパ各地でもスポーツクライミングを多数実践。96年カラコルムヒマラヤ･トランゴタワー登攀。国内では2001年瑞牆山アレアレア（10p、5.12ａ）、2008年イクストランへの旅（7ｐ、5.13ａ）開拓など。

元クライミンング･ジャーナル編集長、元オペル冒険大賞事務局長
現（公社）日本山岳ガイド協会　日本フリークライミングインストラクター協会所属