TOP > Ace Attorney Investigations: Miles Edgeworth解説 Flight I-390, Second Floor First Class
ミツルギ
(エアポケットか‥‥)

Edgeworth
(I suppose turbulence is
to be expected on a flight.)

エアポケット/turbulence
turbulenceは乱気流の意味。エアポケットとの違いはよくわからない。

ミツルギ
(エレベータなど、たいした
シロモノではない!)

Edgeworth
(It's just an elevator! I'm a
grown man now! I need to
behave like one!)

「もう大人なんだからしっかりしなければ」というようなことが追加。

映画「愛と雪国のサンバ」は「License to Love, Laugh, Maim, and Murder」

ミツルギ
(ドウヨウしているのか、ケイゴが
おかしくなって来たな)

Edgeworth
(She's trembling, and the lacked
on "please" at the end...
Sounds like I've got her.)

「彼女は動揺してpleaseと言うのを忘れたな」
日本語の敬語表現は「お」「ご」を頭につけたり、ですます調にすること等で表現するが、英語の場合、pleaseを付ければ丁寧になる、という約束以外は場の雰囲気で適切な言葉や表現を用いることで丁寧さを表現する。
ゆえに、いちるの敬語表現に関するネタは結構変更されている。

???
“ボウガンムチ"! そうだ。
ニホンゴではそういうはずじゃあ!

???
Insolvent! Yes, I am pretty
sure that's how you say it in
English!

ジンクことLeblancのインチキことわざ。
insolventは破産の意味。正解はinsolent、傲慢の意味。

「時ハガネなり」→「Time is money」(間違ってない!)
「モクシテカタラズ」→「No compliant」(compliantは聞き入れるの意味)
「トンデヒニイルマツムシヤ」→「Fox in the duck pen」
最後は、Edgeworthが「Fox guarding the henhouse」だと修正する。「狐に鶏小屋の番をさせるように危険なこと」の意味。

コノミチ
プロの検事として
断言できますでしょうか?

Teneiro
Do you pinky-swear you
do, on your honor as a
professional prosecutor?

pinky-swearは指切りのこと。pinky fingerが小指、swearが約束。

コノミチ
この人物はゴーユーエアラインの
ソウシ者、川崎 剛勇でございます。

Teneiro
This is a bronze statue of
the founder of iFly Airlines,
Mr. Hugo Ifly.

ゴーユーエアライン→iFly Airlines
Hugo Iflyの由来はYou go iFly(iFly Airlineに行こう)ではないかというのが、海外BBSの見解。

ミツルギ
うム。その‥‥かなりトンガった
デザインだな。
シラオト
トンがりすぎですよぉ~!

Edgeworth
Um, well... It does have a
very sharp design sense.
Meele
Ha ha, "sharp"?
Like stinky sharp cheddar,
maybe.

英語でもsharp、つまり「とがっている」と表現しているが、Meeleの返答は「ニオイのキツイチェダーチーズって感じですよね~」、sharpを「キツイ」の意味で使っている。ダジャレ。

ミツルギ
なんとも毒々しい‥‥
いや、独特なデザインセンス。

Edgeworth
The design has a certain...
je ne sais quoi about it.

je ne sais quoiはフランス語。直訳だと「何だかよくわからないもの」の意味で、英会話では、よくわからないけど魅力がある、引きつける、という意味で、ややおどけた表現として使うらしい。

ジンクの尋問では、機内の時刻が重要になる。
日本版では中継地の西鳳民国に時間が合わせていたが、北米版では出発地点のボルジニア時間に合わせてある。
日本版ではこの飛行機は日本に向かっているのだが、北米版ではアメリカ・カリフォルニアが舞台なので、カリフォルニアに向かっているため、このような変更がされた。
(作中でカリフォルニアに向かっているとは述べられないが、逆転裁判 蘇る逆転の北米版では、作中で舞台がカリフォルニアであることが明らかにされている)

日本版:ボルジニア→西鳳民国→日本
北米版:ボルジニア→西鳳民国→アメリカ・カリフォルニア

証拠品の「西鳳民国の給油」(北米版では「Refueling in Zheng Fa」)の詳細を見ると、日本版では、タイムスケジュールは西鳳民国時間23時~翌日11時まで、12時間分。
北米版ではボルジニア時間夜10時から翌日の夜10時まで、24時間分。

日本版では御剣が「西鳳民国と到着地の時差はおよそ3時間」と説明するが、北米版では「ボルジニアと到着地の時差はおよそ9時間」。
アメリカ・カリフォルニアは太平洋標準時(PST)なので、9時間の時差ということは、ボルジニアはUTC+1。
ボルジニアはヨーロッパの小国、という設定なので、UTC+1に問題はない(ドイツやフランスと同じ)。

ラストは、日本版と北米版で異なる展開になる。
日本版では、機内ショップの探索が終了すると、機内アナウンスが流れて飛行機の到着を告げるが、北米版では機内ショップにTeneiroがやってきて、機長がこれ以上の調査は中止するように言ってきたので席に戻ってください、と言うシーンになる。
これは上記の通り、日本版と北米版では飛行機に乗っている時間が異なり、日本版では調査が終わる頃が到着時間になるのだが、北米版では調査が終わった頃でも着陸まで10時間以上あるため。

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