第3話冒頭、首席判事執務室では、ヴォルテックスが「約束の時間より1時間12分47秒の遅刻だ」と言う。
この少し前、龍ノ介たちが執務室に入ってきたのは「午前9時21分」。
最初の龍ノ介と寿沙都の会話の時間を差し引いても、約束の時間は午前8時過ぎあたりだったと予測される。
そして第3話冒頭のムービーでは、何度か時計が映るが、龍ノ介たちが駅から出た時刻は「7時55分」である。
駅から高等法院まで、馬車で5分ほどで間に合ったのか。
もし8時が約束の時間だったとしたら、5分前なのに龍ノ介たちはずいぶんとのんびりしてはいないか。
少し気になるところである。
本作では、セーブ時に「探偵【その1】」「法廷【その1】」といった、現在の進行状況が表示される。
通常、これらの進行状況が変化する時に、強制セーブ画面が入る。
だが、第3話でのみ、「探偵【その1】」→「法廷【その1】」→「法廷【その2】」の間に一切強制セーブ画面が入らず、「法廷【その2】」が終わった時点で初めて、強制セーブ画面が入る。
では、「探偵【その1】」から「法廷【その1】」と、「法廷【その1】」から「法廷【その2】」の境界はどのタイミングなのか?
そんなちょっとしたことが気になる場合は、こまめに中断セーブをして確認するしかないのである。
なお、境界は以下の通りである。
「法廷【その1】」の最初の尋問「目撃したこと」は、全ての証言をゆさぶると話が進む。
そして、ゆさぶっていくと、会話後に陪審員たちが次々と意見を有罪に変えていく。
ゆさぶる順番を変えてみるとわかるのだが、陪審員たちが有罪にするタイミングは、「特定の証言をゆさぶること」とは少し違うのである。
この尋問は証言が5つあるので、それぞれの証言を「証言1」から「証言5」とする。
証言2:フェアプレイ
馬車の中の座席には、あの被告人と
被害者の2人が、並んで座っておった。
証言3:フェアプレイ
すると‥‥被告人が、いきなり
ドテっ腹をナイフで刺したのですよ!
証言4:レディファスト
たしかに‥‥ナイフが刺さってました!
ボク。思わず、悲鳴を上げちゃって‥‥
陪審員たちが有罪にしていくルールは、以下の通り。
以上から、どのタイミングで陪審員が有罪にしてくるか、ふたつ例を挙げる。
このように若干変則的な尋問の流れは、逆転裁判シリーズを通してみてもなかなか珍しい。
法廷【その2】の終盤で法廷に煙が発生し、証拠品であった「乗合馬車」に手が加えられてしまう。
実際に証拠品詳細で調べれば、変化していることがわかる(床の血痕が追加され、モノ入れに入っていた道具がなくなる)。
ちなみに、変化するタイミングは、法廷【その2】が終わったタイミングではない。
法廷【その3】冒頭、被告人控室での龍ノ介と寿沙都の会話が終わったタイミング(法廷再開のタイミング)である。
この後の法廷【その3】では、馬車について調べていたか、
(あの馬車の“モノ入れ”の、中。どうだっただろうか‥‥?)
にて聞かれるが、このタイミングで調べても、モノ入れは空っぽ。
記憶力を試されるかと思いきや、実はここでは「調べてなかった」や「カラだった」と解答しても話は進む。
法廷【その1】で「現場写真」が提出された時に、被害者が変なデザインの帽子を被っていることが気になった方も居るだろうが、この帽子の正体は、法廷【その3】にて判明する。
尋問「《告発》への反論」の、「そもそも。被害者のことなど、知らん!~」をゆさぶり、途中でメグンダルをといつめると、やはりというか何というか、証人のレディファストが作った“独創的な”帽子だったということが明らかになるのである。
だが、この後「そもそも。被害者のことなど、知らん!~」をゆさぶり直しても、結局、フェアプレイもレディファストも被害者を知らないと言い張り続ける(「といつめる」は出来なくなる)。
第3話での細かいネタまとめ。