△ 「インヴィジブル・ファイア」シーン34


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複数のサイレンの音。明転すると全体明かり。オーパ1階エレベーター乗り場付近。
角田、里子、上底、麻耶がエレベーターを気にしている。

里子 「エレベーター、上がって来ないわね。」
麻耶 「煙が凄いけど大丈夫かな?」

石倉と愛が入って来る。

里子 「石倉さん!愛ちゃん!」
麻耶 「お疲れ様!大活躍でしたね!」写真
石倉 「正直危ないところでしたが、助かって良かった。」

トモエも出て来る。

トモエ 「アイムホーム!」
上底 「トモエ!無事でよかった!」

トモエ、石倉と愛と握手

トモエ 「最後の一発、よく耐えたよ!ファンタスティック!ミスターメフィスト!」
石倉 「あなたもファンタスティックでした。人間にしておくには惜しい。」
トモエ 「ワァオ!最高の誉め言葉ね!センキュー!」
「エミリさんたちは?」
角田 「まだ上がって来ていない。」
「え?!」
里子 「何度か聞こえた爆発音も気になります。」
石倉 「爆発音?」
トモエ 「まさか巻き込まれたんじゃ?」

ドーン!という大きな音と衝撃にみんなひるむ。

全員 「うわっ!」
上底 「今のは?!」
里子 「また爆発?!」
トモエ 「私、見て来るよ!」写真
角田 「待て!あそこを見ろ!」

中央から第7消防隊の3人と桜が丘出張所の3人が、2人ずつで御厨、瀬名、めぐみを抱えて出て来る。

里子 「戻って来た!」
宇崎 「全員、無事です!」
トモエ 「ウィーディディッ!!!」

全員かけより歓喜、それぞれ声をかけたり、握手をしたり、サムズアップをしたり、ハグをしたり。
そして自然に消防士6人が舞台前に出て来る。お互い見合い、らくすけが曽田と、めいが大久保と、せんたが宇崎と握手。めぐみも上手前に出て来てそれを笑顔で見守る。みんなの声が小さくなっていき、それぞれ笑顔でハケて行く。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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