△ 「宇宙海賊とヒミツの星」プロローグ4


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字幕「3013年」またザッピングし、音楽がかかる。
字幕「3015年」字幕が消えると上手サスに少年アーモンド・マンテルが立っている。

アーモンド 「いや〜良かった〜、やっとこっちに来ましたぁ〜。皆さんスミマセン、今回のお話は頭から混線状態で…おっと失礼。皆さん初めまして!あ、お久しぶり!の方もいますね。僕はアーモンド・マンテル。31世紀の世界で宇宙を駆け巡る銀河一の宇宙探偵!…の、助手をやっています。そしてその銀河一の宇宙探偵がこの人!」

アーモンドが下手を指さすと、下手のサスにジャスミン・セナが立っている。

アーモンド 「我らが探偵長、ジャスミン・セナ!ある事件がきっかけで、僕を拾ってくれた恩人でもあります。」
ジャスミン 「この優秀な助手のアーモンドは、実は皆さんと同じ時代の人なんです。皆さんのいる2019年には5歳。5年後の10歳の時に難病にかかり、コールドスリープにされて約千年後の我々の時代に目覚めたんです。」写真
アーモンド 「そのある病気というのが「ジニアス・シンドローム」。」

後ろに字幕「ジニアス・シンドローム」

ジャスミン 「別名「天才病」。ある日突然、何か一つの能力が飛躍的に発達するのですが、発病して1年以内に必ず死んでしまうという奇病。突然現れたこの病気はあっという間に世界中に広まり、治療法や薬が開発されるまでの間、患者はコールドスリープにされたのです。」
アーモンド 「でも薬が開発されたのは、それから100年も後の事。」
ジャスミン 「その100年間でコールドスリープにされた患者は約一万人。その時代には、コールドスリープカプセルは宇宙で保管されていたのですが、度重なる戦争で半分は行方不明。千年たった今でもかなりの数がみつかっていません。」

字幕消える。

アーモンド 「僕の入ったカプセルは偶然見つけてもらえたんだけど、過去の記憶が失われていました。少しでも過去を思い出したい僕は、コールドスリープに入る前の記憶を探す『ブレイン・ジャーニー』という最新医療を受ける事にしました。では、早速今から行って来ま〜す!」

アーモンドがハケると同時に上手のサスが消え、音楽も消える。

ジャスミン 「過去を思い出す治療。これがこれから起こる大事件の始まりになるなんて…。それでは皆様、ハラハラドキドキ危険な旅のスタートです!」

下手のサスも消え暗転。音楽と同時に映像スタート。
オープニング
字幕「不等辺さんかく劇団 プロデュース公演2019」
宇宙空間、様々な星や爆発や宇宙船が飛び交い、タイトル「宇宙海賊とヒミツの星」一度暗転し

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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