「迷い子なカミサマ」シーン２４ 「迷い子なカミサマ」シーン２４トップページ > ページシアター > 迷い子なカミサマ > シーン２４ 【公演データ】
上手のみ照明。地下への階段。
上手台から田中、熊耳、平泉、亜子、あきら、幸恵、ナユタ、佐藤が出てきて階段を降りる。みんなへとへと。
熊耳 「ちょ、ちょっと待って…」
平泉 「相当降りたけどまだ着かないの？」
田中 「まだ中盤です。」
平泉 「え〜？！もう大江戸線の十倍位潜ったのに〜。」
幸恵 「膝が笑って来たわ…」
あきら 「んばべば〜…（疲れた〜…）」
熊耳 「あれ？今「べ」って言わなかった？」
あきら 「んばべべ…べ？」
熊耳 「ほら！」
田中 「回復の兆(きざ)しです。」
亜子 「べも言えるようになったんですね！」
あきら 「ばんばべんべべべばべ。」
幸恵 「あんまりうれしくない。」
あきら 「んばんば！」
幸恵 「そうそう！」
あきら 「べ？ばんべばばんば？」
幸恵 「え？なんでわかるの？あれ？なんでわかるんだろ？」
佐藤 「超能力が覚醒しましたね。」
幸恵 「これが超能力？」
田中 「インタープリター。通訳能力です。」
幸恵 「通訳…」
熊耳 「あの、私のはまだ覚醒してません？」
佐藤、手かざし。
佐藤 「あ〜、まだです。」
熊耳 「そうですか…」
田中 「さ、行きましょう。」
平泉、熊耳の肩をたたく。全員上ハケ。上手明かり消える。
（作：松本じんや／写真：はらでぃ）