△ 「スパイシー・エージェンツ」シーン37


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明転すると、客電。

服部 「ん?どこだここは?」
トカゲ 「客席?」
ミー 「あ〜ここホールだ。前にお芝居観に来た時の記憶だ。」
松木 「エレベーターどっち?」
ミー 「確かこっち!」

トカゲ、舞台を降りてドアを開けようとするが

トカゲ 「駄目だ!鍵かかってる!」
ミー 「こっちからまわろう!」

全員下手ハケ。照明、エレベーター前。全員下手から出て来る。

ミー 「ここがエレベーター!」
トカゲ 「ここ8階?最上階か?」
ミー 「ここしか覚えてなくて。」
服部 「さっきのオーパのトイレの方が下だったな。」
トカゲ 「え〜っとボタンの操作は…」写真
ミー 「リズムですよね?太鼓の達人みたいな。」
納谷 「覚えてます。007のメロディーです!」

納谷、前に出て。ボタンを押そうとするがメロディーがよくわからない。

服部 「なんだよ知らねーのか!どけ!ぴっぴぴぴっぴーぴぴぴ、ぴっぴぴぴっぴーぴぴぴ、ぴっぴぴぴっぴーぴぴぴ、ぴっぴぴぴっぴーぴぴぴ、ぴぴ〜ぴぴぴ〜。」
トカゲ 「なげ〜な。」
服部 「ぴぴっぴぴ〜…」
トカゲ 「まだあるのかよ!」
服部 「ぴぴぴ〜、ぴっぴぴーぴぴぴ〜。」
早乙女 「追いつかれちゃうわよ!」
服部 「ぴぴっぴぴ〜ぴぴぴ〜、ぴっぴぴーぴぴぴ〜。はい終了!」
トカゲ 「よし!」
服部 「これ、全員乗れる?」
納谷 「大丈夫。24人まで乗れます。」


トカゲ 「なんだよ、来ねえな。」

間。

松木 「エレベーター三つもあるのに全然来ないじゃん!」
カーコ 「早く乗らないと奴らが…」

風の音がして、下手から愛、しろ、フラフラの鬼塚が現れる。

カーコ 「来ちゃったよ。」
「弟の能力をコピーしたのね。94点。」
しろ 「ピューロランドまで飛ばされました。」
ミー 「もっと遠くまで飛ばしてよ!」
服部 「飛ばし方難しいんだよ。腰痛いし。」

ポーンという音でエレベーターが来る。

松木 「エレベーター来た!」
金沢 「みんな乗って!麻耶ちゃん奥に!」

みんな乗り込む。

サンダー 「すごい!窓がある〜!」
ローズ 「景色が見えるよ〜!」
「行け!」
しろ 「逃げて下さい!コーン!」

しろの波動でトカゲが飛ばされる

トカゲ 「うあああっ!」
ミー 「トカゲさん!」
コト 「ミー!油揚げ!」

ミー、愛に手かざし

ミー 「はあっ!」
「あ、しまった。」
ミー 「油揚げは頂いたわ!」
しろ 「やりました!コーン!」写真

服部、愛たちに手かざし。

服部 「はあっ!」

風の音がして愛と鬼塚が消える。

服部 「乗り込め!」

服部しろ、トカゲに肩を貸しエレベーター内へ。

(作:松本じんや/写真:はらでぃ)

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