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字幕『3時25分 墨田区押上 スカイツリー建設現場入り口』明転。
妖怪チームこっそりと現れる。
ブラム 「ワァオ。モウコンナァニ、デキチャテルンデスネェ。」
ブラム、いつのまにか黒服に蝶ネクタイ姿。
鬼太朗 「あんたいつの間に着替えたんだ?」
里子 「結界は第1展望台まで張られてませんが…」
ネム 「我々が来る事は百も承知で待ち構えてるでしょうね。」
里子 「それでもコースは限られます。展望台までのエレベーターは業務用も含めて7機ありますがワナが張ってあったら逃げようがありません。」
鬼太朗 「使えねえな。」
里子 「何かあった時に一番対処しやすいコースは、中心のシャフトを巻く様に設置してある非常階段です。」
鈴木 「じゃ、ボクもそこから!」
里子 「無理よ。我々妖怪なら楽に登れるけど、人間なら何時間もかかるわ。」
鈴木 「え…」
里子 「鈴木、悪いけどあんたはまた地上と地下をお願い。」
鈴木 「わかってます。ボクはボクのできる事を。行って来ます!」
鈴木みんなに敬礼してハケる。
里子 「第一展望台まで350m。一気に上がります。そこからは私が先頭で結界を切りまくって進みます。後はチーム毎に作戦遂行です。」
ネム 「展望台だけて7階建ての建物くらいあるのね。」
鬼太朗 「このどこかに儀式の間が?」
里子 「それは入ってみないとわかりません。」
ネム 「急ぎましょう!」
全員ハケる。暗転。
(作:松本仁也/写真:はらでぃ)
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