壊死性歯周疾患
壊死性歯周疾患(=えしせいししゅうしっかん)は歯間乳頭部の潰瘍形成や壊死、黄白色の付着物(偽 膜=ぎまく)、疼痛を特徴とする疾患です。
細菌の混合感染により起こりますが、スピロヘータ(Treponema sp.)と紡 錘菌(Fusobacterium sp.)が多く検出されます。
宿主(患者)の抵抗力の低下、例えばHIV感染(エイズ)、栄養失調、心理的ストレスや睡眠不足などと関係があるとい われています。
壊死性潰瘍性歯肉炎から支持組織の喪失がみられるものは壊死性潰瘍性歯周炎として区別されます。
(第91回歯科医師国家試験C問題より)
最終更新2012.12.28