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◆◆◆◆ 市立藤井寺駅南駐輪・駐車場 ◆◆◆◆ |
(しりつふじいでらえきみなみちゅうりんちゅうしゃじょう) 藤井寺市藤井寺1-846-5 管理:指定管理者「アマノマネジメントサービス株式会社 大阪支店」に委託 所管:藤井寺市都市整備部まちとみどり保全課 TEL:072-939-1272(道路水路管理・地籍・自転車担当) FAX:072-952-9504 近畿日本鉄道南大阪線・藤井寺駅より南へ約140m 徒歩約3分 府道190号・藤井寺駅前郵便局の向かいを東に入る 約140m進んで右折し約50m南下すると輪駐車場入口 24時間利用可能(有料) 敷地面積 3,537.29㎡ 開設:1996(平成8)年4月(2021年末立体駐車場撤去) |
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① 市立藤井寺駅南駐輪・駐車場入口(北より) ここから入る駐車場は定期利用者用。右側はブクンダ 公園。正面建物は駐輪場。 2022(令和4)年4月 |
② 一時利用者専用駐車場(北東より) 2022(令和4)年4月 この駐車場は残存している仏供田池の上に造られている。池は防火 用水池として今も利用されている。右側後方はブクンダ公園の桜。 |
もとは「ため池」だった公共施設 藤井寺駅南駐輪・駐車場は、ブクンダ公園の南側、市立第3保育所の東側に 接しています。この3つの公共施設は、ブクンダ池(仏供田池)というため池を 埋め立てて造られました。 経済高度成長期の昭和40年代、藤井寺市では急速な人口増加があり、学校・ 幼稚園の新設と共に保育所の新設も求められていました。また、マイカー時代 の到来により、駅近くに公共駐車場の新設も望まれていました。藤井寺駅の周 辺は、当時どんどん市街化・商業地化が進みつつあり、駅のすぐ近くにこのよ うな公共施設を一度に造ることは、普通なら困難なことだったと思われます。 幸いにも、藤井寺駅から徒歩2,3分で行ける場所に、江戸時代から残るため 池がありました。それが仏供田池ですが、この池を利用することで、藤井寺市 では最初の都市公園となるブクンダ公園(当初は「ちびっこ広場」)、新設が急が れた第3保育所、駅近くの駐車場、という課題を一挙に実現させることができ ました。 ![]() 仏供田池は明治中頃以降に様々な変遷をたどってきていますが、詳しくは別 ページ「ブクンダ池跡地」を参照してください。 |
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③ ブクンダ池跡地に造られた公共施設 赤線の範囲が、昭和40年代まで存在した仏供田池の範囲。 〔GoogleEarth 2017(平成29)年5月〕 文字入れ等一部加工 |
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藤井寺駅南に造られた駐車場は、開設当初は屋外の平面駐車場で、埋立地を整地しただけで未舗装の状態でした。何となく、空き地に駐 車しているような感じだったことを覚えています。やがて、常に満車状態が続くようになり、立体化の改修・建設工事が行われました。上 の要項欄で「開設平成8年度」となっているのは、この立体駐車場開設の時期のことです。元の市営藤井寺駅前駐車場は、1983(昭和58)年 4月に開設されています。 立体式に改修された藤井寺駅南駐輪・駐車場ですが、一方で、平面駐車場も利用されてきました。この部分は、調整池兼防火用水池とし て残してあった仏供田池の一部です。駐車スペースの不足から、ここも駐車場として利用するように改修されました。現在は24時間利用 できるコインパーキングとして運営されています。ただし、仏供田池自体は今でもこのコインパーキングの下に生きています。つまり、池を おおってるコンクリート地面が駐車場なのです。駐車場の西側には、消防水利用の採水口が4口設けられています。 藤井寺駅南駐輪・駐車場リニューアル 2021(令和3)年11月1日から、開設後25年経った藤井寺駅南駐輪・駐車場では、老朽化に伴う立体駐車場の解体工事が行われました。跡 地は平面駐車場となり、2022(令和4)年4月1日からは定期利用者専用駐車場として利用されています。東側駐車場(池の上部)は一時利用者 専用駐車場となりました。 ![]() |
◆◆◆◆ 市立土師ノ里駅前駐輪場 ◆◆◆◆ |
(しりつはじのさとえきまえちゅうりんじょう) 藤井寺市沢田3-6-44 TEL・FAX:072-937-8430 管理:指定管理者「公益財団法人藤井寺市地域サービス公社」に委託 所管:藤井寺市都市整備部まちとみどり保全課 TEL:072-939-1272(道路水路管理・地籍・自転車担当) FAX:072-952-9504 近畿日本鉄道南大阪線・土師ノ里駅より北西へ約40m 徒歩約1分 土師の里交差点(国道旧170号・府道12号)北西角に入口 駐輪場入口横に公衆トイレ有り 利用時間:午前4時50分から翌日午前0時50分(1月1日から1月3日は午前8時から午後8時まで)(有料) 敷地面積:959.6㎡ 延床面積:1,524.8㎡ 駐輪台数 1,218台(内70台は原付用) 開設:2003(平成15)年4月 |
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駅前一等地の駐輪場 土師ノ里駅前駐輪場は、文字通り交差点をはさんだ駅前にあります。 下の写真は、GoogleEarthの3D化機能による疑似鳥瞰写真です。駐輪場 は土師ノ里駅と向かい合った角地にあります。自転車を預けて電車で通 勤・通学する人にとっては実に便利な場所にあります。横断歩道を渡れ ばそこが駅ですから。駐輪場が造られた場所は、それまでは何も施設は なく、草地状態で少しばかり果樹のある土地でした。駅前の交差点角地 で、商業用地としては高い価値を持っている土地だと思われ、そのうち 何かの店舗でもできるのでは、と思っていたら、気がつけば駐輪場がで きていました。駅前一等地の駐輪場です。藤井寺市サイトの「藤井寺市 公共施設カルテ」を見ると、土地は市の所有となっているので、市が買 |
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④ 市立土師ノ里駅前駐輪場(南東より) 2015(平成27)年11月 スクランブルの土師の里交差点をはさんで土師ノ里駅と向かい合っている。 |
収をしたものと思われます。便利な場所ではありますが、実に贅沢な駐輪場です。 土師ノ里駅の周辺には、もともと駐輪場を造るような土地は乏しく、歩道の一部を 利用して駐輪スペースとしていたような状態でした。当然ながら限られた台数しか駐 輪できません。自然と周辺への勝手駐車が増えていくことになります。その状態を解 消するために造られたのが土師ノ里駅前駐輪場でした。 「藤井寺市公共施設カルテ」には、「設置目的」の欄に『当該施設は自転車等の利 用者の利便に供するとともに、土師ノ里駅前及びその周辺の自転車等の放置を防止す ることにより、防災活動及び通行機能の円滑化を図るとともに、都市の美観を維持し、 安全で安心な生活環境を確保することを目的とする。』とあります。単なる自転車置 き場ではないということがわかります。 土師ノ里駅前駐輪場は土師ノ里駅と向かい合っていますが、その間にある土師の里 交差点は、写真でわかるようにスクランブル交差点になっています。これは1972(昭和 47)年12月に市内で初めて施行されたスクランブル交差点でした。直後に藤井寺駅前の 藤井寺駅西交差点でも施行されましたが、今でも藤井寺市内のスクランブル交差点は |
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⑤ 土師ノ里駅前駐輪場と周辺の疑似鳥瞰写真 (南東より) 〔GoogleEarth3D画 2018(平成30)年5月〕より |
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この2ヵ所だけです。ちなみに、藤井寺市内(当時美陵町)で初めて信号機が設置されたのも土師の里交差点でした。1962(昭和37)年2月のこ とでした。当時町内で最も通行量の多い交差点だったのです。 余談ですが、近畿日本鉄道の駅名は「土師ノ里駅」で、交差点名は「土師の里」です。近鉄は他の駅名でも「○○ノ△△駅」という表記 を用いています。駅名以外では「土師の里」で表記されることの方が多いようです。ついでながら、「土師の里」という地名は現在は市内 のどこにもありません。古来の小字(こあざ)名でも「土師の里」はありません。 ![]() 土師ノ里駅の開業は、1924(大正13)年6月のことでした。戦後になって、土師ノ里駅に隣接する一定範囲が「土師の里」という地区名称に なりましたが、後の新住居表示施行に合わせて道明寺地区(旧大字・道明寺)に編入されました。その後、「土師ノ里駅」の周りを習慣的に 「土師の里」と呼ぶようになったのが一般化したものと思われます。「土師ノ里駅前交差点」ではなく、存在しない地名の「土師の里交差 点」となっているのは珍しいことだと思います。 ![]() ![]() |
◆◆◆◆ 市立ふじみ緑地駐車場 ◆◆◆◆ |
(しりつふじみりょくちちゅうしゃじょう) 藤小山藤美町880番40 所管:藤井寺市都市整備部まちとみどり保全課 TEL:072-939-1272(道路水路管理・地籍・自転車担当) FAX:072-952-9504 小山交差点(府道旧2号・府道12号)より府道旧2号を北へ約600m ふじみ緑地入口より進入 24時間利用可能(有料) 駐車台数 35台(別に大型車 3台) 緑地内に公衆トイレ有り 開設:2021(令和3)年6月 |
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府営住宅地跡地にできた駐車場-大型バスも駐車可 「ふじみ緑地駐車場」は、文字通り「ふじみ緑地」にある駐車場です。ふじ み緑地は元は大阪府営藤井寺小山藤美住宅の敷地の一部でした。この府営住宅 では平成時代の中頃に高層化事業が進められ、10階建ての現在の高層住宅が 建設されました。それに伴って従来の住宅が撤去され、敷地の4割ほどに当た る南側部分が余剰地となり、緑地に整備されました。 2020(令和2)年4月1日には、その緑地の1/3ぐらいを敷地として「ふじみ保 育園」が開園しました。藤井寺市でも高まっている保育園需要に対応したもの で、社会福祉法人・そうび会が運営しています。 緑地の中央部分には無料の駐車場が暫定的に設けられていましたが、2021年 に24時間利用可能なコインパーキングとして再整備されました。「ふじみ緑地 駐車場」の誕生です。 |
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⑥ 市立ふじみ緑地駐車場(南東より) 2022(令和4)年4月 後方に隣接する建物は大阪府営藤井寺小山藤美住宅。写真の 手前側が大型車用の駐車スペース。 |
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ふじみ緑地駐車場には3台分の大型車用駐車スペースが設けられています。これは大型バスの駐車を想定したものと思われます。という のも、この駐車場から200mほど北へ歩いた所には、世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産の一つである「津堂城山古墳」があ るのです。現存部分だけでも全長が300m近くある巨大な前方後円墳ですが、古墳のすぐ近くには駐車場を造れるような場所がありません。 最も近くで駐車スペースを取れる場所がこのふじみ緑地だったのです。津堂城山古墳は古墳公園として藤井寺市が整備を進めてきており、 墳丘に自由に出入りができる数少ない大型前方後円墳です。多くの人に見学に訪れてほしいという思いが込められて誕生した「ふじみ緑地 駐車場」です。 ![]() ![]() |