和歌山 夜回り会 - 文書
練習ですよ
これからは、少しづつ情報を付け加えたいと思っています。071211支援者の皆さんへ
いつも和歌山夜回り会にご支援、ご協力いただきましてありがとうございます。厚く御礼 申し上げます。今年の夏は事のほか暑さが厳しく、しのぐのに大変だったとお察しいたします。やっと、秋風が吹くようになったこの頃ですが、夏の疲れが早く癒されますようにとお祈りします。 一年に一度のご報告は、いつもは7月31日付けでするのですが、今回は大幅に遅れましたこと、お詫び致します。今年は7月18日から8月6日まで、福音の小さい兄弟会の在俗会の世界大会がタンザニアのアルーシャであり、夜回り会副代表の川口と太田の2人で参加しましたために、アフリカの報告も入れた方がよいのではないかと考え1ケ月遅らせました。帰ってきてから、予想外のパソコン盗難などもあり、合計2ヶ月の遅れになってしまいましたこと、お詫びいたします。メンバーの山本昌子の報告
Nさんと夜回り会との出会いは4年ぐらいになります。Nさんは68才の男性で、家はありますが、水道もなく井戸も枯れ、トイレもできずただ寝るスペースだけが片付いているという状況で一人暮らしが出来ない方でした。大変な状態になったNさんと再び出会ったのは、昨年10月中ごろ、食堂“いも膳”の前でした。「顔が二つある!!」と思えるほどの大きなこぶ。「どうしたの?」と聞くと「こんなもん出てきやがって」と本人は不思議にも気にする様子ではありませんでした。慌てて皆で医大病院へ。でも形成外科がないのですぐに帰されました。その間、こぶが少しずつ大きくなっているような気がして今にも「破裂する?」とか「こぶに血管が通っているから大変なことにならない?」など不安が募り、再び病院に、今度は日赤へ。何回かの検査の結果、顔の大きいこぶは血管を止めて手術をすると医師の説明では簡単なようでした。『よかった〜』。喜んだのもつかの間、新たに頭の中に握りこぶし大の腫瘍があり、それが頭中の主要部分を圧迫しているので、その方が問題とのことでした。第1回目のこぶ除去手術は成功。
毎日Nさんの側に付いていたカナダ人のクリスティーさん(夜回りのメンバー)といつもNさんの様子を知れせてくれるSさん。「Nさん、こぶが取れてハンサムになったよー」との嬉しいメールにみんなの心が喜びいっぱいになりました。Nさんもさっぱりした自分の顔を見てさすがに喜んでいました。
ホットした笑顔を見ていると、もう1回手術をしなければならないことを告げるのは、とても辛かったです。Nさんの顔が曇りました。手術の安全を伝え再度がんばるよう励ましました。1回目は手術室に入る時、「がんばる」と笑って手を振っていたのに、2回目は少し泣いているようでした。手術室の扉が閉まったとき、思わず主に「Nさんを元気で帰して下さい」と祈りました。夜回りのメンバーも時間を合わせて祈りました。長い手術が終わり面会すると、会話が出来ず、記憶もとぎれ混乱していました。3〜4ヶ月の入院中、日赤のNさんに対する暖かい看護、今後の身の振り方、期間延長の入院等々、とても助けられました。
今、退院して、あるホームに入居しています。時々訪問しますが、外に出られないのが寂しいようです。「自転車で走り回ってたのにね」と話しかけると「そやな一、自転車にもうよう乗らん」と言っています。現在ホームではあまり話さないようで心配ですが、少しずつ慣れてきているようにも思います。9月からデイサービスに行けるようになり、少し見通しがついてきました。まだまだ本来のNさんではありませんが、少しずつ心身共に快復していけるよう、特に私達は心の面でのお手伝いをしていきたいと思います。Nさんと出会えたこと、本当によかったと感謝しています。
報告しなければならないことは沢山ありますが、その一つは、夜回りに新しいメンバーが加わってくれたことです。カナダのクリスティーさんは正月から5月まで、ベルギーのマニュエルさんは8月まで一緒に夜回りをしてくれました。また、韓国から来ているコロンバン会の信徒宣教者の3人がここ2年間、強力な助けとなってくれていますし、洗礼を受けたばかりの坂口さんも深く関わってくれています。
彼の一言をお伝えします。
新メンバー・坂口さんの感想
夜回りを手伝わせていただくようになり半年が過ぎました。はじめて直ぐにやめたくなった私なのに、こんなにも続けてきたのは、夜回りの中で出会う時間の中に福音的な悦びがあるからかもしれません。今、私はこの場所で大切な何かを学ばせて頂いてるなと感じています。私自身どこまで続けられるか分かりませんが、まずは次の半年、時々は腹を立てたり喜んだり楽しみながら頑張って行こうと思います。至らない所だらけの私ですが皆様、これからもよろしくお願いします。
会計報告(2005.6.1.~2006.5.31.)
収入 1,411万円資金カンパ総額 798万円
貸付金の戻り等 589万円
前期繰越金 24万円
支出 1,411万円
通常支出総額 447万円
アパート等 789万円
手持ち資金 175万円
今年は、振り込みカンパの7年前からの累計が1000万円を越えました。ありがとうございます。そして、今年は、特別に100万円の寄付が2件ありました。一つはプロテスタント教会の方からで、もう一つはカトリック大阪教区からです。おかげさまで、繰越金が175万も残りました。本当にありがたいです。これらの大口カンパに甘えて、昨年は年末の苦しいときに、和歌山の教会でアッピ−ルして支援を要請する努力をサボリました。
申し訳ありません。引き続きのご支援をお願いします。
郵便振替払込先
口座記号番号 00990−2−8580
加入者名 和歌山・ホームレスと連帯する会