諸行無常  

諸行(しょぎょう)とは、この世のあらゆる現象や、あらゆる存在のことです。無常(むじょう)とは、常でないこと、変化し続けることです。この世のすべてのものは常に変化し、決して同じ状態を保つことはないという仏教の教えです。

誰もが知っているのに、誰も知らない現象のひとつでしょう。誰もが諸行無常を知っていたら、執着心を持つこともなく、心安らかに過ごせるのでしょうが、誰も知らないので、変化するものに執着して、苦しみます。

諸行無常は、仏教の根本教義とされる三法印(さんぼういん)のひとつの柱です。他の二つの柱に、諸法無我と涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)があります。

パーリ語の仏典では三法印が主に説かれていますが、漢訳経典では、この三法印に、この世は思い通りにならない苦しみであると説く、一切皆苦(いっさいかいく)が加わり、四法印(しほういん)として一般的に説かれているようです。



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