漕ぎ納め2003
2003/12/30 和田長浜〜諸磯
2003年の漕ぎ納めのために、いつもの和田長浜へ。
今日は漕ぎ納めの意味もあるが、明日のレースへ向けて、
心を落ち着かせるための航海でもある。
淡々と漕ぎ続けるカヤックは、淡々と走り続けるラリーに似ている…。
海にいながら陸を思い、陸にいながら海を思うのも、また、一興。
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年の瀬のためか、誰もいない海に、ファルトで漕ぎ出した。
諸磯崎に向かう。
灯台は、改修中であり、さながら打ち上げを待つロケットの風情。
穏やかな海を見ながら、昼食、しばしの休憩。
今日は、早めに上がろう。
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帰り道、小網代湾に寄り道。この湾は、ヨットハーバーである。
この湾の最奥に、静寂に包まれ、時間の止まった非日常がある。
漕ぎ手を休め、目を閉じ、完全に波に身を任せる。
気力が復活したところで、一気に、和田長浜に向かう。
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今日は、普段いい加減にやっているファルトの手入れをきっちりやる。
水洗い流し、塩抜きし、骨抜きにする。骨は、天日干し。
日も傾き、郷愁を誘う雰囲気が漂う。
色々とあった一年を振り返りつつ、
来年の無事を祈りながら和田長浜を後にした。