沖縄日記2000 その3

今回のルート

 

沖縄本島

 

本部半島

 

8月17日(晴れ一時雨) 伊武部ビーチ〜今帰仁(なきじん)

 昨日の夜は、最悪だった。泊り客の花火はともかくとして、暴走族が夜中の2時3時まで走り回っていて、大爆音を響かせていた。暑いのもあって、ほとんど眠れなかった。所沢の彼が言うには、これでも前日の夜よりはましだとのこと。ほんまかいな。かぜが直らない彼は、今日もここで休養するらしいので、別れを告げ、本当はゆっくりしていくつもりだったが、早々にビーチを後にした。

時間は8時とまだ早かったので、おみやげでも買おうと思っていた道の駅は、開店していなかった。しょうがないので通り過ぎ、オリオンビールの名護工場へ向かう。ところがここも30分ほど早く着きすぎたので、守衛の人のすすめで、名護城跡へ行ってみた。

名護城跡の展望所から

城の痕跡はほとんど残っていなかったが、展望所からの眺めはすばらしかった。時間が来たので、ビール工場へ戻り、工場見学させてもらう。1人なのにスタッフの方が付いてくれ、案内が始まった。1対1で、なんだか緊張するなーと思っていたら、後ろから中高生らしき団体が押し寄せてきて合流した。朝早い時間だったので、工場はまだ動いておらず、準備段階の工場を見て回った。工場見学の後、ビールの試飲があり、中ビン1本を開けられてしまった。「今日は、バイクですから・・・」と言う間もなく、栓を抜かれてしまったので、迷った末に、コップ3杯ほど飲んでしまった。大丈夫だろうと思っていたが、足元がおぼつかない。とりあえず、ビール1箱をおみやげ用に送り、工場を後にする。

かなり、酔いが回っていたので、酔い覚ましのために、すぐ近くの名護博物館へ行ってみたが、開館まではあと10分ほどある。どうするかなと考えていると、急に暗くなり、雨が落ちてきた。ふと、道の向こうを見ると、ガジュマルの木が道の真ん中に、道路を分けるようにして立っている。

ヒンプガジュマルの老木

ガイドブックによれば、確か、樹齢250年の老木だったと思うが、確かにすごい。神妙な気持ちになる。大きく広がった枝が傘になってくれるので、木の下でしばらく雨宿りし、小降りになったところで、博物館に戻った。そこは、小さな博物館で、郷土資料館といった感じだが、中には、でっかい鯨の骨が宙吊りにされていたり、沖縄の民俗が展示されていて、結構楽しめた。まだ、小降りの雨の中、博物館を後にし、北へ向かい、本部半島に入る。途中の伊豆味パイン園で、パイナップルの生えているのを見た。地面から茎が伸びて、その先端に実がなっている。不思議な形、ちょっと不気味。200円のパイナップルを1個買い、そこを後にする。

県道84号、72号とつなぎ、海沿いの国道58号に戻る。北上し、瀬底(せそこ)島へ渡る。この島は、もともとは離島で、橋でつながれている。そのせいか、今まで見てきた、どこのビーチよりもきれいで、気持ちいい。1時間ほど日光浴する。足が、ひりひりして痛い。シュノーケリングでもしようかと思ったが、レンタルの装

備一式2000円なので、やめにし、ビーチを後にする。その後、沖縄記念公園へ行くつもりだったが、なんと休園日。あてが外れてしまった。でも、県道114号沿いの海はすごくきれいで、いろいろと寄り道しながら海沿いを回った。

本部半島北部 備瀬にて

国道505号に戻り、今帰仁城跡へ行ってみた。やはり、古代遺跡のような城跡は、見ていて面白い。時間はまだ早かったが、今日の宿泊地である、海楽園へ向かう。この宿は、フェリーでいっしょだった菊地さんの紹介であり、シーカヤックに乗れるので泊まることにしたのだ。

宿は、かなり分かりにくい場所にあったが、いいところにある。昨日と違って夜も静かだろう。時間はまだ16時にもなっていなかったので、宿の近くの川沿いにバイクを止め、しばらくぼーっとする。

海楽園近く 今帰仁の大井川河口にて

16時になったところで、宿に入った。客は、ダイバーさん達ばかり。話が合うか心配だが、何とかなるだろう。明日は、念願のシーカヤックデビュー、楽しみなのだ。

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