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世の中お金がすべてな漫画

●パブロさん
●「ナニワ金融道」 青木雄二、1997年コミックモーニング連載終了、講談社より単行本19巻発売中

 「マイナーには走らず、メジャーどころをあげてみましたよ」ってところで、皆さんご存じの作品かと思います。
 大阪を舞台に、灰原達之という主人公の若者が、街金融の新入社員として、金と欲にまみれた人間関係のなかで、成長していく姿を描いたマンガですね。
 街金の現場、裏経済の実体が、戯画化されつつもデティールが描き込まれ、世間知らずな読者にはよい勉強です。
 まあ最近は、大銀行も、政権党も、官僚もマンガを上回るえげつなさがばれちゃって、作者が連載終了=漫画家卒業したのはタイミングよかったかも。
 自称共産主義者の作者なのに、この作品がヒットしたおかげで、マンガ成金、悠々自適だし。


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