ゴルフ・クラブの一種。ゴルフ・クラブには大まかに分けて三つの種類がある。ウッド、アイアン、パターがそれで、ドライバーとはウッドの一種である。ウッドはボールを打つ先端部分(ここをヘッドと呼ぶ)が丸く膨らんでおり、ボールをより遠くまで飛ばすことを目的としている。その中でもドライバーはティーショットと呼ばれる各コースの第一打目を打つ際に使用する。
ちなみに、アイアンはショットに精密さが求められる場合に使用するもので、主にフェアウェイ(コース中央の芝生を張った部分)で使用されるが、茂みや水、砂など、コース上の様々なハザード(障害)に専門に対応するものも在る。パターはグリーン(ホール周辺の整備された芝生部分)上で専用に使用されるもので、他のクラブとは異なり、ボールを「飛ばす」のではなく、「転がす」ためのものである。
チタンヘッドドライバーとはその名の通り、ヘッドがチタンでできたドライバーのことで、日本では近年急速に普及してきており、いまやスタンダードともいえるほどになっているが、一部の高級志向のゴルフプレイヤーのなかには昔ながらの木製ヘッドのドライバーを使用する人も少なからずいるようだ。チタンは18世紀に初めて発見されたが、精練が困難で、金属として取り出されたのは20世紀になってからのことである。資源的な希少性はあまりなく、オーストラリア、アメリカ、カナダなどが主な生産国である。性質としては鉄に比べて格段に比重が軽く、また優れた硬度を誇るほか、表面に酸化皮膜を形成する性質が在るため、腐食に強い。しかしあまりに延性に富み、耐熱性に優れるため加工に困難をきたすほどであり、また精練には巨大な電力と高い技術を要するため、現在では決して安価な金属とは言い難いものとなっている。
宇宙開発公団総裁にしてGGG長官である大河幸太郎氏も、職業柄ゴルフをたしなんでおり、個人のゴルフクラブも多数所有している。その中には当然チタンヘッドドライバーも含まれており、これを利用した同名の必殺技も存在する。EI−18の宇宙開発公団襲撃事件の際、マイクロゾンダーに操られた公団職員に対処すべく初使用された。チタンヘッドドライバーを高速で繰り出すことで、人体急所に的確な打撃を与え、気絶させることで無力化するのである。この時重要なのが、決して手や顔などを殴らないと言うことである。いかに操られているとはいえども相手は部下である公団職員である以上、大河総裁としては背中、胴などを打つことで公団職員を無力化したのである。
この必殺技「チタンヘッドドライバー」は大河総裁専属秘書の磯貝桜嬢も得意としており、座右の銘は「鉄板湾曲」である。大河総裁が磯貝秘書に直接伝授したのか、磯貝秘書が独自に継承したのかは不明。