氷竜の背面に装備された特殊装備。通常のクレーンと同様に使用できるが、それ以外にも取り外して手持ちの打撃武器、クレーントンファーとして用いられたり、ゾンダー核の捕獲などにも活用されていた。また、凍結攻撃用装備であるフリージングライフルが内蔵されており、これによる目標の攻撃はもとより、火災の消火活動をも行うことができた。
元来、ビークルロボはこうした高度な汎用性を持つ機動歩兵として考案されたものであるが、機界文明の危機が世界各地に広がるとともに、ビークルロボはその攻撃能力のみが特化されていくようになる。光竜のパワーアームメーザー砲などはその典型的な例といえるだろう。これによってビークルロボは単機でも高い戦闘能力を発揮し、機界文明の脅威にも対抗できるようになってきてはいるが、機動歩兵としては末端肥大したという感が強いこともまた事実である。