ドルトムント

 ドイツ連邦の都市。人口は約58万人。小パリとも呼ばれるデュッセルドルフ市の北東約70kmに位置し、工業地帯として知られるルール地方の最大にして代表的な都市である。中世においては北ドイツを中心とした商業都市同盟である「ハンザ同盟」の一員として栄えたが、19世紀の産業革命を機に周辺で産出される石炭、鉄鉱石を活用して工業都市として発展を遂げた。第二次世界大戦ではその工業都市という性格が災いし、徹底的な破壊に見舞われたが、戦後復興を果たし、現在は情報産業関連企業も数多く進出すると共に、ヨーロッパ最大級の輸出量を誇るビールの産出地としても知られるようになった。またドイツサッカーの一部リーグであるブンデスリーガの強豪チーム、ボルシア・ドルトムントの本拠地であり、そのホームグラウンドであるヴェストファーレン・スタジアムは最大83000人を収容できる巨大スタジアムである。
 一方で、600体以上の樫の木で作られた像やキリスト受難のレリーフで有名な聖ペトリ教会など、歴史的建築物も多い。市内にはこれを含め四つの中世様式の教会がある。
 2006年3月に国際犯罪組織、バイオネットの破壊工作の対象となり、特殊工作ATギガテスク・ドゥによって市街の一部が破壊されたが、当時補修を終えたばかりのガオガイガーの投入と、その後の万能力作驚愕艦カナヤゴによる修復によって短期間のうちに復興を遂げている。